uenoutaの日記

好きなものを描いたり、買ったものを紹介していきます。

転生したらロボットの中だった(ただし出ることは出来ません)運命という世界線を壊せ 13


「どうやら、お前も同格のようだな」
 
 バラク将軍は俺の腕を振りほどこうとしてるが、こっちが微動だにしないことから、そう思ったようだ。まあ確かにその直感は間違いではないと思う。俺と魔王は何回も対戦してるが、いつも決まって引き分けだ。前の体の時には決着は結局つかなかったしな。

 それに俺達は前の世界の力を同じくらい得て復活したし、大体同じくらいの力だと言うのは間違ってない。
間違ってないはずだが……そう言われるとイラッとくる。そして俺がイラッとくるなら、魔王も当然そうなわけで――

「同格……だと?」

 ほら来た。魔王の機嫌が明らかに悪くなってのがわかる。なにせ魔王から黒いオーラが立ち上がってる。これは俺だけに見えてるわけじゃない。なぜなら、周囲を囲ってる武器を持ってる奴らが怯えてるからだ。魔王は根源からの恐怖を呼び起こし安くなってる。
 俺が勇者として、力の上の方に振ってるとすれば、魔王は力を下に振ってる。同じくらいの力の内包量でもそのあり方は正反対。そこが魔王と勇者の違いだ。

「俺様の方が上に決まってるだろう。こんな奴と同格などとは心外だ」
「それはこっちの台詞だ。だが落ち着け。お前のせいで周りがヤバい事になってる」

 魔王から漏れだす力で、周囲が怯えてるのはそのままだけど、それだけじゃない。この砂だらけの世界で貴重な草やとげがついた植物とかがしおしおとしてる。それに魔王が力を漏れ出してると、なにやら空に居た鳥類たちが一斉に飛び立って空で『ギャアギャア』と鳴いてる。

「こいつが神の使い……だと? 悪魔の再誕ではないのか?」

 そういうバラク将軍。確かに今の絵面的には間違ってないかもしれない。けどバラク将軍のそんな言葉に一緒に手錠をされてたジャル爺さんは反論するよ。

「そんな事ありませぬじゃ!! 将軍様達の扱いが、あの方の不孝を買ったのですじゃ! 早く謝ってくださ
れ」
「ふん、下らんな。吾輩がこんな得体も知れぬ奴に頭を垂れるなど……」

 周囲の気持ちが下向してくなか、何やら雲まで出てきて、空にある巨大な太陽を隠していく。そして更に自信の様な事まで起き出した。


「おい! 落ち着け魔王!!」
「いや、これは我の力ではないぞ」
「何?」

 魔王も困惑してる? すると何やら地面から黒い手が出てきて、空に向かって伸び出した。それは無数に出てくる。そして空の雲が渦を巻き、そこから一体の巨大なサソリが落ちてきた。一体何なんだ? 周囲は一気に混乱に包まれる。
 いや、この町事態が混乱に包まれただろう。

転生したらロボットの中だった(ただし出ることは出来ません)運命という世界線を壊せ 12

 バラク将軍の攻撃を魔王はその身に一心に受けている。その攻撃はなかなかに速い。それに鋭い。攻撃力もかなりのものだと思う。けどあれでもきっとバラク将軍は全力ではない。余裕が見える。でもそれ以上に魔王には余裕がある。
 
 なにせ確かにバラク将軍の攻撃を受けてるのに、その体には傷一つついてない。今のままでは彼の攻撃はなんの意味もなさないだろう。元々魔王の体は丈夫だが……
 
(今なら、俺も同じ事が出来る筈だ)
 
 肉体的に魔王は魔だから、肉体が強かったが、今は魔王も俺も生まれ変わったような物だ。だからこそそこに違いはあまりない。まあ俺と魔王では力の使い方が違うんだが……でも肉体のベースは同じだ。そこに差はない。前の世界のヴァイスという物と、そしてジゼロワン殿の一部……それを掛け合わせて俺達の体は再構築され、そしてそこに魂が定着した。
 
 前の体とは全くといって良いほどに変わってる。強大な力を得るためにはそれだけ強大な器が必要らしい。でもそればつまり、強さと言うのは器によって大体の上限は決まってると言うことの表れだ。一つの世界を超えた力を手に入れるには、そもそもが力の入れ物の肉体を一度は捨てないといけないという難易度。
 
 そしてその難易度を超えた俺達に、そもそもがこの世界のレベルでしか得られない力の範囲で収まってる奴らが届くはずがない。それは傲慢な考えではなくて、単純な事実。前の世界ではジゼロワン殿が追いつめられていたが、あれは世界の全ての力を一つに集中してたからだろう。
 
 生命体が沢山居る世界だと、それだけ世界の力を結集するなんて事は難しくなるらしい。だからサンクチュアリを保持してる者も、きっと今の俺達ほどの力を有してはいないだろう。世界にはキャパシティがある。それを超える事は出来ないのだから。
 
 だが俺と魔王はそれを超えてる。バラク将軍が魔王に勝つなんて事は何があってもあり得ない事だ。
 
「なかなかやるな! ならこれは――」
「ふん、こっちは退屈すぎるぞ」
 
 バラク将軍が更に力を込めてその剣を輝かせてる。でも次の瞬間、その剣の刀身が全て消えた。
 
「なに!?」
「やはりこんなものだな」
 
 そう言う魔王の手にはおられたバラク将軍の持ってた剣の歪曲した刀身だけがある。周囲の兵士達が驚愕に目を見張る。だが一人だけ……バラク将軍だけは豪快に笑い出した。
 
「はははははは! 面白い!! 面白いぞ!! だが、まだだあああああ!!」
 
 拳を握ったバラク将軍は素早く踏み込んで魔王の懐に入った。その速さは今まで一番と言って良い速さだった。決死の覚悟の一撃を放とうとしてる。でもそれは無意味だ。それに魔王の奴、バラク将軍の攻撃に遭わせてカウンターを狙ってる。お前の拳一つで、彼の肉体は吹き飛ぶぞ。
 
 俺は二人の間に入ってその拳を受け止める。
 
「そこまでだ。勝負はもうついた筈です。命を無駄に捨てる気ですか?」
 
 彼は……バラク将軍はきっとわかってる。これだけの武人だ。わかってないはずがない。力の差ははっきりとしてる。それを彼は認めるべきだ。止まるように、俺はバラク将軍を強く視線で諫めるよ。

ヒープリのイラスト!!

#ヒーリングっどプリキュア ちゆちゃんとペギタン - uenoutaのイラスト - pixiv

#ヒーリングっどプリキュア ひなたとニャトラン - uenoutaのイラスト - pixiv

 

 ヒーリングっどプリキュア九話も最高でした。ひなたちゃん可愛かったです。良い子ですね。でもちょっと自分に自信がない感じですね。自信がないというか、他人の評価に怯えてる感じですけど。

 

 でもそれでもちゃんと謝れるいい子ですよね。それにのどかちゃんの言葉で直ぐに赤くなったりと、カワイイです。のどかちゃんは言葉を省略しないですからね。きっと言葉にしないと伝わらないって知ってるんじゃないでしょうか?

 

 そういうところもグッときます。次回は序盤の山場の回になりそうです。今から楽しみで仕方ありません。

転生したらロボットの中だった(ただし出ることは出来ません)運命という世界線を壊せ 11

「それ以上、一歩でも動けば、お主の首が飛ぶぞ」
「ふん、面白い。やってみるがいい」
 
 既に一触即発の雰囲気だ。どうにか穏便に治めたいが、俺が動いてもバラク将軍と言う奴は多分動く。だからと言って、魔王の奴も既にやる気で止まりそうにない。どうする? やはりここはジャル爺さんが言うようにもう力を見せつけた方がいいのだろうか? 多分問題なく魔王は勝つだろう。だがやり過ぎてしまってはダメだ。恐怖の対象……新たな敵と認定されるとかは困る。ここで出来る事はこれしか無いか……
 
「魔王、殺すなよ」
「それはどうだろうな? 殺すつもりがなくても、相手が弱すぎると捻るだけで死んでしまうかも知れん」
 
 そう言って指をポキポキと鳴らしてる魔王。実際、俺もそれは確かに……とおもった。まだ俺達はこの体に完全に慣れたかと言えばそうではない。前の自分たちの力を出すのに、どれだけ抑えればいいのかすらわかってない。そして普通に出せる力がどれだけおかしいのかもこの三人ではよくわからないってのが本当だ。今の所、ただ出力がとんでもなく上がったのは確か。その状態で、今までの様に普通に力を使う気持ちで使うと威力が十倍くらいにはなってる気はする。
 
 なら、メチャクチャ抑えれば……とも思うが、抑えるのは案外難しくて、更にこの世界のレベルがまだわからない。ヘタに抑えすぎるとこっちが危険ってのもある。丁度良い案配ってのは案外わからない。だからそこが不安だ。かなり魔王が力を抑えたとしても、ヘタしたらこのバラク将軍と言う人を殺してしまうかも知れない。将軍とか言うんだから、かなり地位が高そうだ。そんな人をうっかりでも殺すと……色々とやっかいそうだ。
 
「魔王様、見せてくださいませ!!」
「任せろ!!」
 
 ジャル爺さんが魔王を余計にその気にさせてる。きっとジャル爺さんはうっかりでも魔王がそのバラク将軍を殺すなんておもって無いんだろう。いやあるからね。彼にとっては俺達は天からの使者。だからそこまでするなんておもって無いが、俺達はそんなんじゃない。それに魔王にとってはこんな世界の命なんて軽いだろう。もしもあのバラク将軍が死んだとしても魔王の心は一切動かないと確信できる。あいつはそういう奴だ。
 
「舐められた物だ。我が三日月の舞をみせてやろう!!」
 
 バラク将軍は大きく息を吸い込む。そして一気に地面を蹴った。乾燥した地面から砂埃が舞う。両手に持った歪曲した剣が何やら怪しく光ってる。そして不思議な事にその剣がいくつも別れた様に見える。そういう力を使ってるのか? そしてバラク将軍の三日月の舞が魔王の体にいくつも降り注ぐ。

転生したらロボットの中だった(ただし出ることは出来ません)運命という世界線を壊せ 10

 腕に黒い岩の手錠をはめられる。何やら力に干渉する様な……そんな違和感がある。でも……
 
(壊せそうかな?)
 
 俺はそう思った。確かに何か力を阻害するかの様な変な感じだが、それでも今の俺の力を完全に押さえ込むなんて事はこんな手錠程度では出来ないと感じる。今は俺も魔王も力が満ち満ちてる。魔王ではないが、暴れたいと……ちょっとは思う。この世界に来る前にも前の世界で魔王とかなり暴れて来たんだけどな。結局どっちが上かの決着はつかなかった。これだけの力だから、魔王の奴はジゼロワン殿にも挑んでた。
 まあ俺自身もそれに興味がなかたっと言えば嘘になる。なにせちょっと前までは得たいの知れない強大な力の化身……それがジゼロワン殿だったからだ。でも俺も魔王とも世界の力をまるごと手に入れた。それは自分でも想像が出来ない程の強大な物だ。神とも呼べる存在に届くか、試してみたくなるものだろう。まあ結論からいうと、俺も魔王もジゼロワン殿には更に頭が上がらなくなっただけなんだけどな。
 
 最初はなかなか良い感じだ魔王は攻めてた。それは確かだ。だが、突如力がいきなり押しつぶされたというか、体の自由が制限されたんだ。それは自分の意思ではどうしようもないことだった。どうやらこの体はジゼロワン殿の体の一部も使われてるから、それが影響してるらしい。前にジゼロワン殿は俺と魔王が合わさって剣になったといってた。どんな妄想かと思ってたが、今の自分たちには、その機能とも言うべき力がちゃんとあるとわかる。しかもそれが自然に出来るんだよな……もしかしたら今の自分たちはジゼロワン殿の装備が体の形を持って自立してる状態なのかも知れない。
 だから持ち主であるジゼロワン殿には逆らえない。それに魔王は不満たらたらで、どうにかしてその呪縛から逃れる術をさがしてる。そんな魔王はつけられた手錠をぶっ壊して一悶着起こしてた。
 
「なんだと? まさかバクロックの戒めを壊しただと!?」
「ふん、なんだそれは? こんなの物で我を押さえられると思うなよ」
 
 おいおい、無駄にもめ事起こすの止めて欲しい。仲裁する身にもなれ。魔王を取り囲むようにして兵士達が槍をむける。その顔には恐怖が見える。得たいの知れない俺達に、あのバラク将軍以外は恐怖を抱いてる。
 
「こ、こうなったらおふたがたの力をこやつ等に見せるのも手やもしれまぬ!!」
 
 なにこのお爺さんまでいいだすのか。どうやら俺達に助けられて、信仰しちゃってるから、俺達が不当に扱われるのに憤りを彼は感じてるらしい。でもそんな事はできない。なにせ俺達は別にこの世界をメチャクチャにしにきたんじゃない。チラリと俺はジゼロワン殿をみる。さっきからあの方は動かない。それが答えだ。俺達は上手くこの世界の人達に溶け合うんだ。そしてサンクチュアリ保持者を見つけて、それからこの世界を……うん、この世界をどうするのかはよくわからないが、きっと悪くはしないだろう。聞いた所、この世界は時限爆弾みたいな物だ。それをどうにかする気なのかもしれない。
 そのくらいジゼロワン殿にはきっと出来る。自分たちの世界は救うことができなかったが、この世界なら……そして今なら、救うことが出来るかもしれない。

転生したらロボットの中だった(ただし出ることは出来ません)運命という世界戦を壊せ 9

「すみません。彼は気性が荒いんです。まずはお互い自己紹介をしませんか?」
 
 そう言って爽やかイケメン顔を輝かせて勇者の奴が自己紹介をしてる。そしてそれを魔王にも促してた。ちょっと抵抗してたが、仕方なさそうに魔王もそれをやる。え? 私? 私がやるわけ無いじゃん。私はただ大人しくジッとしてるのみだ。案外それでも楽しい。今は視界をどこまで伸ばせるか色々とやってる。するとこの街の一番大きな建物に目がいった。そのベランダ部分には一人の男性がいた。結構壮観な顔をしてるイケメンなおじさんだ。整えた髭も渋い。その人がそこからこっちを厳しい顔をして見てる。
 
(偉い人?)
 
 でもそこまで豪華な服装をしてるかというとそうでもない。偉い奴はなんとなくで豪華な格好をしてるものだと思ってる私だ。でも雰囲気はある。偉そうな……というか、なんかオーラというかね。そんなのを感じる気はする。
 
「あれってサンクチュアリを持ってるんじゃない?」
「スキャンした感じ、そうではないようですが」
「そっか……なんか感じるんだけどね」
「なら何かあるかもしれませんね」
 
 慰めか? それとも本当に私は何かを感じる力があるんだろうか? そんな話しをしてる間に、勇者と魔王の方はなんか取り囲まれてた。
 
「そちらの言い分はわかった。だが、貴様等が天の使いか、それとも悪魔の使者かまでは判断できん。そこの老人も騙されてるやもしれんしな」
「どうしたら証明できるんですか?」
「腹をかっさばいて中身を見せてもらおうか?」
「そんな事が出来る訳……」
 
 いや、実際出来る。今の魔王と勇者ならね。腹をかっさばいた所で致命傷にはならないし。でもここで「はいやります」そして「ほら、出来たでしょ?」なんかやったら、逆に悪魔認定される事だろう。なにせ二人は普通の……いや、魔王はかなりここでは珍しい見た目してるが、勇者は普通の人にしか見えないだろうそんな自分たちと同じだと思ってる奴がいきなり腹をかっさばいて全然ピンピンしてたら周囲はどう思うか……異常だと誰もが思うだろう。それこそ悪魔だって思われる。
 つまり出来なくて……この三日月髭のおっさんは出来ない事を要求してる。どっちに転んでも悪魔と言うことにしたいらしい。
 
「もう、こいつら潰した方だ早くないか? 殺しはしない、それでいいだろう」
「だが、そうなったら色々と情報収集が大変だ。なるべく穏便にしておきたい」
 
 二人はそんな事を話してる。
 
「ふはははは!! できんと言うのなら、大人しくとらわれて貰おうか? 抵抗してみろ、我が三日月剣がきらめくぞ」
 
 そう脅してる三日月髭のおっさんだが、正直それを二人が恐怖することはないと思う。いや、この世界の奴らの実力はまだわからないけどね。とりあえず勇者と魔王は大人しくしてるみたいだ。まあ偉い奴らの前に連れてってくれるのなら、ここで暴れる必要は無いって判断だろう。それで、私はいつまでここでこうしてればいいのかな? 

転生したらロボットの中だった(ただし出ることは出来ません)運命という世界戦を壊せ 8

「どけ! 道を空けろ!!」
 
 そんな怒声を出しながら筋肉もりもりで顔がこい、三日月を上にして口につけたみたいなおっさんが槍をもった軍団を引きつれてきた。世界が違えば、当然言葉も違うわけだが、G-01には膨大な言語があらかじめあるようだ。そして現地の者の話とかを分析して、直ぐに翻訳してくれるようになる。それに今回は最初からあのジャル爺が協力的だったから、私達は既にこの世界の言葉をマスターしてる。
 
 いや、マスターしてる――って言うと語弊があるかもしれない。なにせ別に私はこの世界の文字とかを書ける訳じゃない。ただ、勝手にG-01が翻訳してくれてるだけだし。魔王と勇者も、存在が変わって、G-01の一部を得たことでにたよう手事が出来る――というか、こっちと向こうでリンクできる。なのでG-01の学習した翻訳データを共有さえしてしまえば、二人も問題なくこの世界の言葉がわかる筈。
 三日月のおっさん達には真っ先に私が目に入るだろう。けど、こっちにはこない。びびってるびびってる。まあかなりデカいしね。ヘタにつつかない方針なんだろう。その代わりに倒壊した家で救助活動してる魔王と勇者の方に近付いてく。
 
「これをやったのは貴様等か!!」
 
 人だかりのところに近付いて行き、大きな声を更に張り上げてそういう三日月のおっさん。五月蠅い奴だ。奴の声のボリュームだけ落として置こう。
 
「なんだ貴様? それがどうした?」
「どうしただと? この土地が誰の物かわかっておるのか!! この地の全ては財産なのだ。こんなことをしてただで住むと思っておるのか!?」
「そんなの知るか。寧ろ助けてやったんだ。貴様等弱者をな。ありがたく思え」
「自分たちでやっておいてなんとういう態度!!」
 
 魔王の奴が煽りまくるから三日月のおっさんはどんどん声の音量が大きくなってる。良かった奴の音量だけ落としておいて。目の前で聞いてる魔王とか鼓膜破れない? って感じだ。すると振りの間にジャル爺が入っていく。
 
「お待ちくだされ『バラク』将軍。彼等は天が我らを救うために使いたもうた使徒様達ですじゃ。その証拠に埋まった彼等を助けてくださったのですじゃ」
「貴様は……」
「儂はジャルバジャルの生き残りですじゃ。この使徒様達に助けて貰わなかったら、とうに死んでおったおいぼれです」
「なら、ジャルバジャルが壊滅するのを何故に救わなかった?」
「それは……」
 
 まあそうなるよねって事を言われた。本当に天に使わされた存在なら、間に合え――とね。でもそんなことをいわれても困る。なにせ、たまたま出たところで、既にジャルバジャルという街は砂の下に埋まってたんだ。
 
「ふん天の意思など、貴様等が考える事ではない」
「なに!?」
 
 ある意味で魔王奴、話を合わせてるがそのいいかたじゃね。でも他に良いようもない気もする。ここを穏便に治めるにはやはり魔王では役不足。すると勇者の奴がようやくこの会話に入ってきた。