uenoutaの日記

好きなものを描いたり、買ったものを紹介していきます。

ある日、超能力が目覚めた件 432P

声はおおきくなっていく。大体おかしくなった人と親しかった人というのはきっと近くにいたはずだ。友達同士で道路を歩いてるとしたら、そんなに離れて歩く……なんてしないだろう。家族なら手を取ってたりするだろう。 だから一人だけ残るなんてそうそうないは…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1071

「G-01殿……」 確かに今のはその声だった。視線を向けると、片膝をついてたG-01殿が立ち上がってる。そしてその手は胸くらいの位置にあり、両手が天を向いてる。何をやってるのか……それはわからないが、空を仰いでる……ようにもみえる。 すると次の瞬間、アズ…

ある日、超能力が目覚めた件 431P

「おお、草陰殿!」 そんな風に言ったのは猩々坊主だ。実際、明確な力……を披露してるのはこの草陰草案だけだし、大っぴらに力を使えるのは彼女だけ。それに彼女の力は『癒やし』だ。 つまりはこのおかしくなってる人たちにその癒やしが働いて正気に戻る……可…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1070

悲鳴な様な叫びを扉から出てきた化け物は出してる。それこそ実際のところはサイズ感の違いもあるし、そもそもが自分たちのような世界の外を渡れるような存在と世界の中だけで完結してる存在のエネルギーの差があるから、そこまで……とか思ってた。 でもどうだ…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1069

予期せずに扉から出てきた化物の頭が届く位置になった。それにめがけて、ジャル爺さんたちは挑む。体にくくりつけた武器を豪快に使い捨てて迫ってる。向かい来る無数の髪の毛……それを武器の一つ一つで受けては投げ捨てている。そしてその化け物の髪を伝って…

ある日、超能力が目覚めた件 429P

サイレンが聞こえてくる。ようやく散発的な人材の投入ではどうしようもないと警察も気づいたらしい。少し前までは一台のパトカーがやってきては、なんとか場を収めようと無防備に話を聞きに行ってはその人がおかしくなる……というのを三回は繰り返してた。 そ…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1068

「行くぞお主等あああああ!!」 「「「おう!!」」」 そんな感じで元気に駆けるのは複数人の戦士だ。彼らはなんとなるべく武器を体にくくりつけて、使い捨てる気で砂獣を一撃のもとで葬りされる程の武器を使ってるらしい。 けどそれだけの使い方をしないと…

ある日、超能力が目覚めた件 428P

「なんだこれは?」 「まさか新たな力の暴走!?」 「いや、もっと別の何かかもしれないっすよ」 「ちょ……どうやら裸の女性とかいるみたいですよ。ちょっとそっちにいか、いきましょう!」 彼らはこの町にやってきたオカルト好きな奴らで今やその力を本当に…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1067

何故か……そう何故かわからないが、あの扉から出てきた上半身だけの化け物はさっきまでは普通に頭が上……つまりは空にむかってたけど、何故なのかいきなりくるっと上下を反転させた。そしてその手で何故か砂を踏みしめて体を支えてる。髪や腰の布はそれでも自…

ある日、超能力が目覚めた件 427P

ファイル1 某日取り締まり室内での出来事―― 何があった? 覚えてることを全ていってくれ。 『わかんないですよ。記憶が曖昧なんです。あの日のことは……本当に。気づいたら……ぼうってしてきて……ごめんなさいごめんなさい』 ファイル2 某主婦 貴方はあの時、何…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1066

ガゴオオオオン――そんな音を出して扉がしまった。扉からあの化け物へと伸びてた光も消える。鬼に殴られて、砂漠に沈んでた化け物。やつは今まではどこか淡く光ってたような……そんな感じだったけど、それが静かにきえていく。すると―― 「きっキェエエエエエエ…

ある日、超能力が目覚めた件 426P

『たたた大変ですーーー!!』 『なんかやばいことになってるぞご主人!!』 (どうし……ん?) なんかスマホに通知が届いてる。ピロンピロンピロンと何事と思って見てみる。いつもは野々野足軽のスマホは黙ってることがおおい。通知も特定の人だけで、フォロ…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1065

「よし!」 ついにこの扉の化け物を扉から引き剥がすことができた。まあ実際はなんか扉からこの化け物へとなんか伸びてる。どっちを優先するべきだ? 自分はそこでちょっと迷った。どっちというのは、このままこの化け物に追撃をするかどうかってことだ。実…

ある日、超能力が目覚めた件 425P

どうやら悪魔の尻尾は的確に心臓を貫いてたようだ。心臓は肋骨にも守られてる訳だけど、その肋骨だってもちろんだけどぶっこわれてる。そしてそれらのぶっこわれた骨も内臓を傷つけてた。 本当なら手遅れだ。流石にここまでなったら、今の医療技術がいくら進…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1064

聖剣は再び扉の怪物の顔へとささる。けどこれで効くのか? 一度同じ様に顔に聖剣を突き刺した。そのときは結局元に戻った。そういう存在だとアイはいう。けど今回は…… 声にならない声……そんなものをこの化け物は出してる。そしてすごく暴れてる。前のときは…

ある日、超能力が目覚めた件 424P

悪魔から怪しい気? オーラとも言えるものが立ち上ってる。赤い様な……赤紫のような……彼女から立ち上ってるからなんかいやらしい物のように野々野足軽には思えた。 それが一気に周囲に放たれた時、この狭い部屋にあったものが色々と吹っ飛んで壁までよってい…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1063

「行ける……鬼はただあの化け物に攻撃してるだけじゃないわ。相手のプロセスを阻害してる。今なら、攻撃が通る!」 「――よし!!」 アイがそんなことを言った。本当は「よし」以外に言いたいことは山ほどある。どうして? とかどういうことだ? とかである。…

ある日、超能力が目覚めた件 423P

『緊急事態です! 緊急事態です!』 『俺様僕様閻魔様あああああ!! やばいやばい!!』 天使っ子と悪魔っ子、二人から急にそんな連絡が野々野足軽に届いた。桶狭間忠国と悪魔の戦いから、それなりに時間も経ってて、既に夜に入りそうな……そんな時間帯だ。…

転生したらロボットのなかだった(ただし出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1062

「鬼がどうして……それにネナンちゃんの言葉……どう思います?」 自分はアイにそう質問した。なにせなかなかに受け入れることが難しいことだからだ。いきなり現れた鬼。どうして鬼が現れたのか……それはたまたま……とかじゃなかったみたいだ。ある意味でそれはこ…

ある日、超能力に目覚めた件 422P

スタスタとかなりの早歩きで歩いてる女性がいる。彼女には角と尻尾があるが、それを気にする人はなぜかいない。それなりの人が周囲にいて、少し服も髪も乱れてる女性。 それに靴だって今や履いてない。ヒールを履いてたが、彼女はヒールが折れた靴を手に持ち…

転生したらロボットのなかだった(ただし出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1061

お父さんとお母さん……二人が大きくなった姿で扉から出てるなにかよくわからない存在に殴り掛かました。そしてそれが決まると、一気に周囲に広がってた黒い光……それらが不安定になって近くで爆発してしまいます。 「!?」 二人へのダメージが心配です。けど…

ある日、超能力に目覚めた件 421P

「まったく、こんな人間がいるとはな」 そんなことを言った悪魔。するとその尻尾の先端……三角錐というかそんな感じの形になってた部分がぱかっと開いた。そして尻尾の根元、お尻の部分が一気に大きくなって、それが先端まで移動してくる。なかなかに硬そうな…

転生したらロボットのなかだった(ただし出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1060

「あの二人が……この世界に関係ない二人が頑張ってるんだ!! 自分たちの世界は自分たちで守る!! そう決めたんじゃないのか!?」 そんな風に声を出してる人がいます。あの人はジャル爺さまです。別に全然おじいさんじゃないけど、皆はあの人の事をジャル爺…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1059

なんとか自分とアイで黒い光線を防いだわけだが、当然の様に扉の化け物はその数を増やしだした。あんまりふざけるなよ……と言いたい。それにあいつはその黒い光線を撃ってもエネルギーの減少がみられない。 そんなことがあるか? と思う。我らでさえ……あのG-0…

転生したらロボットのなかだった(ただし出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1058

『負担が大きすぎるっす! 変換できなかっだエネルギーもなくなってるわけじゃなく、体に影響を及ぼしてるっす。いくら旦那は変換する術を持ってるといっても、今のこれは……わ、わーてるっすよ! 勘弁っす!!』 何やら最初は自分にいってたような言葉を放っ…

ある日、超能力に目覚めた件 419P

(信じる心……か) どうやら桶狭間忠国は心の底から野々野足軽の事を信じてるからこそ、悪魔の精神支配ともいえるその力に抵抗することができたみたいだ。でもその心を知ってしまったから、申し訳なく思ってしまう野々野足軽だ。だって桶狭間忠国はきっと悪魔…

転生したらロボットのなかだった(ただし出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1017

聖女・ミレナパウスがどれだけ対応できる? いや、もしかしたらどこまででもいけるのか? そんなわけはない……とか思いつつも、時々この黒煙の中から見える光……それが走るたびに顔を覗かせる聖女・ミレナパウスは戦場に似つかわしくないくらいの美しさを放っ…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1057

様々な方向へと走っていく黒い光線。とりあえず自分は上の方へと行くのは無視することにした。だって空の方へと向かうのなら、大地を穿つことは無い。それなら無視していい。 それよりも大地を穿つ方……そしてこっちにむかってくる方が問題だ。とにかくまずは…

ある日、超能力が目覚めた件 418P

桶狭間忠国が悪魔の尻尾を砕いた。それによって悲鳴を上げた悪魔。もう悪魔ってことでいいだろうと野々野足軽は思ってる。なにせ……その見た目はもう殆ど悪魔そのものだからだ。 かといっても、実際に野々野足軽が悪魔を見たことがあるわけじゃない。けどこれ…

ある日、超能力が目覚めた件 417P

桶狭間忠国の大きな体を叩きまくる悪魔化が進んだ女性。そのなんか刺々しい尻尾でたたいてるから桶狭間忠国の体はどんどんと血が出てきて、赤くなっていってる。けどその肉体……血で染まるその姿の内側ではかなりの青あざになってた。悪魔の尻尾は細くて先っ…