「山田先輩はその……平賀さんの事……どうするんですか？」 喧騒の中、前にいる山田奏に向かってそんな風に呟く野乃野足軽。こんな人ばかりのところでこんな話をどうなのか？ とか思わなくもない野乃野足軽だが、実際歩いてると大声で喋ったりするでも無い限り…

大きな大きな鳥は、空から幾つもの燃える雨を降らします。燃える雨は砂の大地に降り注ぎ、砂獣たちにぶつかると爆ぜて彼らを粉微塵にしてしまいます。誰かが吠える…… 「しんじまえ！！」 そんな声に周囲からも同じような罵声……というか、心の叫びだろう……そ…

youtu.be 9話から10話観ました。とてもよかったです。アル君の思いは結局の所『お姉ちゃん大好き』ってことですね。アニスを認めない周囲を嫌ってましたしね。そして大好きな姉のために、支えて行きたかったからこそ勝手に王位継承権を自分に渡したことが裏…

「どこかで……いや、歩きながらでもいいか。大丈夫？」 「はい、こっちはそれで……いやそれのほうがいいです」 野乃野足軽はどこかでゆっくり……というよりも歩きながらを迷わずに選んだ。きっとここで野乃野足軽がどこかで――と言ったら、山田奏は再びカフェな…

限界が近づいてた。皆が死力を尽くして戦ってる。それは確かだ。よく持ったほうだろう……そうすこしずつそう思う人が増えてる気がする。本当なら、何も出来ずに死んでたはずだ。砂獣のその強力な顎で……牙で……そして足や体に踏みつけられて、ただの肉片になっ…

youtu.be 英雄王 武を極めるために転生す 観ました。良かったです。最初はそのキャラデザに不安があったんですけど、動いてると気にならないですね。ちゃんとイングリスちゃんとか女の子が可愛いです。 作画も頑張ってると思います。あんまり崩れることはな…

「これは……もしかして私いらない？」 そんな気がしてきた。とりあえず一回高高度で私は勇者と黄金の鬼の戦いを素通りしてみる。この形態で動くの大変だった……以前なら。どうやら今までG-01の基礎的なパーツを更新し続けてきたの意味があったみたいだ。 なに…

流石に山田奏と合流したら女子たちは野乃野足軽に接触することはできなくなった。男子トイレに詰めてた女子たちは、いつの間に野乃野足軽が山田奏と合流したのか……それがわからなくて混乱してるようだった。 それはそうだろう。なにせ野乃野足軽がトイレに入…

「お待たせ」 そう言って山田奏が新しいスマホを契約して野乃野足軽の所に戻ってきた。実はその間、野乃野足軽は自身の存在を消す練習をしてた。そもそもが存在感が薄いくせになにやってるんだ？ って？ そんな事を言われたら流石の野乃野足軽も泣くかも知れ…

G-01がその体を変形していく。いや、実際大元は変わったりしない。なにせこの形態変化って外装を追加する感じだからね。G-01の外を覆って、ロケット形態になって、無理やり飛ぶ……それが私が初めて追加した形態変化の正体だ。 これ使い勝手悪いんだよね。実際…

youtu.be 鬼滅の刃観てきました。遊郭編二話分＋刀鍛冶の里編一話分ですけど、満足感高かったです。鬼滅の刃熱が上がりました。早く刀鍛冶の里編みたい！！ ってなってます。それだけ良かったです。 やっぱりテレビ放送の時から思ってたけど、遊郭編の戦闘は…

休むことができない休憩を終えて、野乃野足軽と山田奏は駅のビルにほど近いでっかい電気屋へと来てた。結局のところ、あのカフェで得したのは野乃野足軽の中にいるアースだけである。 野乃野足軽は電気屋へと来たら、まずはゲームのコーナーへと真っ先に向か…

私は走る。まあ私が走るわけではなくて、実際に走ってのるはG-01だけど……今は調子がいい。私の調子はだいたいG-01に左右されると言っても過言ではない。私は女性の体をしてるが……実際、女性の機能を持ってるのかは不透明なところだ。月の物が来てる自覚はな…

おしゃれなカフェって何のために行くんだろうか？ そのお店の雰囲気が気に入ってるとか、そこに行くと落ち着くとか……もちろん、美味しいメニューがあるとかもあるだろう。 でも総じて、やっぱりカフェって落ち着けるものじゃないだろうか？ 少なくとも野乃野…

色々とあったが、私たちは世界へと戻ってきた。その時に、このブニブニとちょっとしたことがあった。どうやらこのブニブニの目的はネナンちゃんだったらしい。ブニブニは宵と明の隔たりだ。これがあるから世界は保ってられる。でも何者か……いやまあ黄金の鬼…

youtu.be いやー本当に、きつかったです。まさか風邪になるとは……油断してました。本当にここ数年は一日もそんな状態になることがなくて、風邪をなめてましたね。38度とか死ぬかと思いました。いや、家で寝てる分にはそうじゃないんだろうけど、仕事にいった…

「先輩……あの……よかったら私達とご一緒に……」 きっと誰れがそんな事言うだろう……思ってた野乃野足軽である。けどある意味で今この場は、戦場と言っても指しつかえないくらいの場所になってるはずだ。どういうことかというと、ここにたまたま居合わせた女生徒…

私は泣いてるネナンちゃんへと近づいてく。ネナンちゃんの両親はなんか最後に私の所に実はきた。そして頭を下げて―― 「ありがとうございます」 ――そういって消えていった。別に私はあの人達に感謝されるような事をしただろうか？ 実際してないような？ まあ…

カランコロン――と耳障りのいい音を響かせて扉が空いた。店内にはおしゃれなBGMがかかっていて店内は駅前ということもあって、かなり賑わってる。雰囲気のいい空間を作り上げて、それを目当てに来る人だっているんだろう……なんかインスタ映えする空間だった。…

カランコロン――と耳障りのいい音を響かせて扉が空いた。店内にはおしゃれなBGMがかかっていて店内は駅前ということもあって、かなり賑わってる。雰囲気のいい空間を作り上げて、それを目当てに来る人だっているんだろう……なんかインスタ映えする空間だった。…

「ごめんねネナン」 「ごめん。一緒に居てあげられなくて……」 どうやらネナンちゃんの両親はいやいや言ってるネナンちゃんに、もうそのまま聞かせようとしてるらしい。実際それが良いね。私が実はさっきから秒数を感づかれない程度に止めては進めるという事…

「「ネナン……」」 三人はしばらくは涙で何かを話せる状態ではなかった。なかなかに時間がもったいないが……ここで私が口出せるか？ といえば、そんな訳はない。私は部外者だ。部外者はただ黙って成り行きを見守るだけ。 一分くらいは抱き合ってただろうか？ …