2025-04-01から1ヶ月間の記事一覧
「ふう……」 光が収まると、アイはまるでお風呂上りか? と思うほどにさっぱりとしてる。旅の中で気になる事……それがなにか? となったら、清潔感……とかになると思う。だってやっぱり定住してないと、体を洗う……とか後回しになってしまうのは避けられない。 …
「保管ってなんだ?」 私は思わずそんな風に呟いてましった。するとなんと保管が選ばれてしまったよ。すると不思議な事が起きた。なんと、メイド服が二着になったのだ。何をいってるのかわからないと思うけど、同じものがもう一つ現れた……と思ってくれたらい…
雨の中、彼は走ってる。土砂降りの雨の中、彼は一瞬にして全身びしょびしょになってしまった。けど彼はそんなことは気にしてない。パンツの中までもそしてランドセル…… その中身さえ心配な程だ。それでもこうなったらどこまで濡れようが彼にはかんけいなかっ…
『大丈夫ですか? えっと……二人とも』 「うん!」 「…………」 元気になったリファー。それとは対照的にアイの奴は無言だ。別に何かリファーにやる……とかはしないみたいだが、多分機嫌は悪い。 「いっぱい息が出来るよ。これでもう怖いものはないね!」 大げさ…
廊下の一角の蛍光灯がチカチカとしてて、授業中の廊下を怪しくしてた。お昼も過ぎると雨の勢いも強まりつつあって、窓に当たる雨さえもバタバタ不協和音を奏でてる。結局のところ、これだけの雨足では昼休みもいつもみたいに思いっきり体を動かすのはできな…
「うっ!? ――ゲホゴホッ!?」 ずっと吸ってたリファー。それこそ吸引力の変わらない掃除機のようにアイの空気に貪りついてたわけだけど、当然だけど呼吸とは吸うだけでは呼吸とは言えない。呼吸は吸って吐いてを繰り返す動作の事を呼吸というのだ。 なのに…
その日は雨の日だった。シトシトと降り続く雨。それが授業のBGMになりちょっと湿っぽい空気が教室を満たしてた。誰かが作ったてるてる坊主が一つ……窓のレールに置かれてた。 きっと吊るす手段がなかったんだろう。 「ふぁー」 彼は退屈してた。彼の席は中央…
再びなにか怪しげな薬を花月様は幾代に飲ませようとてる。小さな瓶に入ったそれは青いような……紫のような……光の当たり方によって見え方が変わるような液体だ。小さな瓶の半分くらいに入ってるそれ。量は少ないが、それだけで効果覿面ということなのかもしれ…
突如として苦しんでるリファーの前に立ったアイ。一体何をするのか? と思えば、アイの奴いきなりリファーの顔……というか顎を下から掬うように持ち上げて無理矢理引っ張る。そんな事をしたら痛いだろうとか思ったけど、そんなのは次の瞬間どうでもよくなった…
音が聞こえてた。 ――カンカンカンカンカンカン! カンカンカンカンカンカン! ―― (うるさいな) あの音だ。でも今は更にうるさく聞こえてた。けど不思議だった。ふと周囲をみても他の人達はこの広場の中央にいる育代に憎しみを向けるので夢中でこの音は聞こ…
『落ち着いて呼吸を……ゆっくりと深くしてみて』 私は落ち着いた声でそうリファーに伝える。苦し気に目を閉じてるリファーは私の言葉は届いてるようで、ゆっくりと深い息を吐いて呼吸をする事を意識しだした。けどすると…… 「うっ!? けほっこほっ!?」 な…
「力?」 リファーはこてんと首をかしげる。元々がメタリファーだったわけだし、その内には時空間に関する力があるんじゃないか? と私は睨んでるんだけど……どうやら彼女は自覚はないみたい。でもきっとある。 実際、G-01のスキャンには大きなエネルギーがみ…
「花月様……私……今日は誰とも話しませんでした」 「そう、それはとても……良い子ね」 口角の端がいびつにもちあがる。それを小さな幾代だって見てるはずだけど、幾代は何も感じないような無表情だ。そしてそんな幾代に満足気に花月様と呼ばれるその女性は頭を…
「見なさい。しっかりと……」 そういってその女性はゆっくりと紐の先の緑の石を揺らしだす。けどそんなのを素直に見る必要性を少女は感じない。だからプイッと顔をそらす。けど、そんな少女に対して女性はクスっと口角を上げて笑う。彼女の口の周りには特徴的…
「いく!!」 元気にそう返事した彼女。そろそろ名前を教えてほしいところだ。 『あなた、名前は? 自分を呼称する呼び方、わかりますか? それかなんと呼んでほしいとか? あるのなら言ってみてください』 私は優しい口調で指越しに話しかける。なんか私の…
カンカンカンカン……そんな音が聞こえる。 「ここは……」 彼女は周囲を見回して頭を抑えた。そして……ふと気づいた。 「ああそっか……いつもの……音」 彼女はぼやけてた思考を取り戻していく。まとってるのはうっすい白い布一つ。おしりに感じる感触はゴツゴツで……
「これ……は?」 『これは空獣。全ての世界を無差別に、無限に食い尽くそうとする化け物です』 私は止まった彼女にそう説明した。すると彼女はその小さな、形のいい口で「空獣」というワードを何度も口にする。なにか感じるものがあるのは確かみたいだ。 「え…
「なんなのこいつ?」 「みるな」 そう言って鬼男は優しく小頭の顔をその妖怪からそらして胸にくっつけた。小頭の顔にくっつく黒く厚い肌。いや筋肉。まるで壁のようだけど、熱くて……けどその奥には確かな鼓動がある。 その確かな鼓動は一定のリズムを刻んで…
「使命……ですか?」 「うん……」 「それがなにかきいても?」 「ううーん」 もみもみ……と彼女は気持ちよさそうにしてる。下からミレナパウスさんのおっぱいを揉みしだいてる彼女は正直うらやましい。 「わかんない!」 「え?」 「わかんない!」 彼女は元気…
「あの……えっと、勇者様の質問に答えてくれませんか?」 やんわりとミレナパウスさんがメタリファーだった彼女に言ってくれる。なにせ彼女はミレナパウスさんの体に夢中だ。そういうとなんかヤバい事をしてそうだけど、そうじゃない。寧ろ美女と美少女の絡み…
「合格ですか? ありがとうございま……す?」 「うん、貴方もいい匂い。しゅき。良い人」 どうやらメタリファーだった彼女はその人の匂いで好き嫌いを判断してるらしい。てかこの中なら、きらいになるような奴がいるだろうか? はっきり言って私達の顔面偏差…
「えっとこれは……」 「何が目的だ。応えろ」 バチバチと角からスパークを放出させて凄む鬼男。それに対して簡単な顔のこの妖怪は「ふえええええ鬼……」――とか言ってついにはその点の様な目よりもおおきな涙がこぼれだす。それは服の袖では受け止めきれない程…
鬼男は大きく息を吸って大きな声を出した。実際小頭には声を発する前に耳を塞がれてたから、どれだけ大きな声だったのかはわからない。でも……その声が凄まじいってのは伝わってきてた。 それは空気の震え――だって肌にビリビリとその振動の強さが伝わってきて…
鬼男の拳が何か……を打ち付ける。ゴト――という音と共にそこに落ちたのは、白い布? ゴトなんて音がするわけがない布……だけどどうやら、その内側にはなにかあるみたいだ。警戒しつつ、鬼男はその布を持ち上げる。すると中に仕込まれてた石が落ちた。これって………
アイが異様にメタリファーだった彼女を拒否してるのはどうやら私に似てるから……というか瓜二つだからみたいだ。確かにあの中では私の素の姿を知ってるのはアイくらいだ。厳密にはポニ子も知ってる。何回もコクピットまできてるからね。私を認識できてたのな…
流石に自身の匂いを無断で嗅がれるのはいやらしい。まあ女の子ならそれは当然と言えば当然だ。女の子はみんないい匂い……とか思ってるかもしれないが、生きてる……アイの場合生きてる? とは言えないかもしれないが、あいつにも女の子的な感覚はあるのかもしれ…
ジジ――ジ、ジジ――ジ 鬼男の長く、そして不安定になってる角がある一定の方向を向くと何やらめその音を変えてた。ジジジジジジ……と鳴って、点滅してるわけだけど、そのその音が一瞬止まり、そして点滅の感覚も長くなる……みたいな? そしてその方向に何かを見…
彼女……メタリファーが生まれ直した少女は私が思ってたよりも天真爛漫らしい。 「これが体、これが感触、それにこれが匂いなんだ!」 そんな風に彼女は一通り皆とお目通りした後に、ソワソワとしてベッドで暴れてる。まずはそのベッドのばねに負荷をかけて、…
「どうやっておばあちゃん達を助けようか?」 小頭はそうやって鬼男に意見を求める。さっきまでの過去はとりあえず思い出さないようにしたようだ。自分の失敗を忘れるのはいけない事だと思うが、きっと小頭は反省してるのだろう。そしてこんな所を一刻も早く…
えっと? なんか今「イケメン」とか「きたこれ」――とかなんか聞き覚えあるけど、あんまり聞きたくなかった言葉が聞こえた気がする。私がそんなことをおもってると、確かめさせようとしてるのか、さっきの録音を何度もG-01が聞かせてくる。 既にアイはここに…