2025-05-01から1ヶ月間の記事一覧
どうしたらいいのか……どうしたらこの少女のためなのか……それを少年は考える。でも一回の小学生男子である少年には良い解決策なんてのが簡単に思い浮かぶわけもない。 そもそも少年は自分がそんなに頭いいとも思ってないし、何なら考えるのは苦手な方だとわか…
「お腹すいた!!」 ガバっと起きたリファーちゃんの第一声はそれだった。全く元気すぎるくらいに元気な子である。それに純粋。それを体現してるよね。とりあえずアイが用意したご飯をすぐにかっこみだすリファーちゃん。 アイが料理? とかおもっただろう。…
『早くいくニャー!』 もちろんそれは少年の思い込みだっだだろう。だって現実では猫が喋るなんてことはない。もしも本当にそう聞こえたというのなら、それは少年の都合のいい思い込みだ。そう、言ったように思いたいだけ。 けど、確かに少年はそれを受け取…
「くかーくかー」 リファーちゃんは戦いに満足したら、すぐに寝ちゃった。まあまだ0歳みたいなものだ。沢山動いたら寝る。寝て起きたらお腹すいてるから、料理を作って待っておく……そしてたくさん食べたらまた運動を思いっきりして、また思いっきり寝る――と…
「や、やったぞ!」 少年はそんなふうに息を上げながらも興奮してた。なんとか忍び込んだ村の中。そこから城の屋内へと進み、猫たちの誘導に従って少年は地下の鍾乳洞へと入った。実際村人が十全にいれば少年はここまで来ることは出来なかっただろう。 なに…
彼も長年ここの元素を研究してた。ならばそれを使わないのは彼の研究を無駄にすることではないだろうか? 研究者はきっと自身の研究が誰にも気づかれずに消えていくのが何よりも残念に思うのではないだろうか? いや、実際しらないよ。勝手に盗るなよ……とか…
ミイラの双眸に光が灯り、動き出す。でもどうやら下半身はもろくなってたらしい。いや、坐禅を組んでたせいで複雑化してて、それを解くという行動が無理だったのかもしれない。 だからミイラは自身の下半身を諦めたのかもしれない。それよりも美味しそうな獲…
扉は作ったけど、私は気づいてリファーちゃんのエネルギー問題をどうにかしようと思った。この空間の座標化も同時並行で進めたいが、ちょっとそれはタンマ状態である。なぜかというと、やっぱり空間をどうにかするとなったらまずはリファーちゃんと相談した…
城のような建物の地下。鍾乳洞の奥深く。不思議な乳緑色の泉の場所に儀式の祭壇が作られていた。泉の中央には祭服を着たミイラがいる。そんなミイラの前に板を組んで簡易的な祭壇が作られてる。そして泉を囲むように灯篭が建てられて、その間をローブで結ぶ…
この空間の元素の力。エネルギーともいって良いが、それは今までG-01が……いやG-01を作った人たちが観測した今までの元素とはどうやら違う。きっとゼロからメタリファーが作った場所だから……だと思われる。 新たな数値が観測されてるわけだけど、G-01のエネル…
「ミャ」 「ニャ」 二匹の猫が暗闇の中、その瞳をランランと輝かせてその居場所を少年に定期的に教えて道を教えてくれる。そうそう、少年はすぐに懐中電灯を袋にしまった。電池を節約してるのもあるが、家から離れるにつれて何やら山が騒がしい……と気づいた…
聖杯の虚数エネルギーをもって、私は空間に干渉する。それによって作り出すは扉だ。けど、空間の扉は別に普通の扉のようにガチャっとドアノブがついてる……ようなものじゃない。いや、もしかしたらそういう風にできるのかもしれないけど……でもそんな機能はな…
本当ならリファーちゃんならわかるような出入口があるんじゃないかな? と思って声をかけた。リファーちゃんは元はメタリファーだ。だからこそ、わかる時空間の境目? とかがあるのかもしれないと思った。 でもまあ……それがわからなくてもどうにかなる術はあ…
どうやらリファーちゃんは戦いに夢中になってしまったらしい。少し前まではリファーちゃんが結構圧倒的だっだ。それは彼女がベース的に強い……ってことがある。肉体的にもセンス的にも、圧倒的にミレナパウスさんよりも恵まれてるのだ。 多分だけと、リファー…
「お主なぁ~!!」 「ミャ!」 「ぶっ……」 なんとか服と共に白猫を捕まえた少年。両手で白猫を抱えて顔の前までもっていって文句を言ってたら、猫パンチを食らった。別に痛くはない。でも可愛いのがなんか憎たらしい。 「なんで、お主らこれを……あっ、おい…
猫二匹は夜の闇を走ってる。その後ろからいくつかの弱い光が見える。同時に聞こえる怒りの声。 「捕らえろ!」 「猫の丸焼きを花月様はお望みだ!!」 物騒な声が猫たちの耳に届く。ピクピク――と二匹の耳が頻繁に動いてる。ガバッ――目の前に人間が出て来た。…
ガタガタと震える幾代の反応は異常だった。ただ言葉をかけられたからにはしては彼女の体は異常に震えてる。トラウマでも呼び起こされたのか? ってくらい。 「許しませんよ幾代。貴方はきれいでなければいけない。その身も、そして心もです。悪い子ではいけ…
「過半の弧と半数の角、それに私の魔力をなじませる。それと……」 『リファー、もしもここから出るとしたら、リファーはどこから出たいですか?』 私は威厳を醸し出してリファーちゃんの頭に声を届ける。楽しそうにミレナパウスさんと戦ってるリファーちゃん…
衝撃の事実――なんとこの空間は移動してるみたい。そうなると、この場所からでて戻るためにもこの場所を常に補足出来るような手段が必要だ。まあけど……それはどうにかなるとは思ってる。それは…… 「ユグドラシルドライブが繋がってれば空間の補足は出来るはず…
「はぁはぁ……はははは……はははははははははは!」 「花月さ――きゃっ!?」 いきなり笑い出した花月様。そんな花月様はようやくこの泉の浅さに気づいた。そして不意に笑い出した。もしかしたら恥ずかしかったのを誤魔化そうとしてたのかもしない。 なにせ本当…
「たすっ――ガボッゴボッ!? っけ――て!!」 花月様は暴れてる。豪華な着物はきっと水を含んでとても重くなってるんだろう。だから……だから必死になってる。けどそこにこんな声が響く。 「花月様! 花月様落ち着いてください!!」 それは幾代の声だ。幾代が…
「どういうこと?」 もしかしたらこのG-01に残されてるデータが違ってる? その可能性があるだろうか? でもこのG-01を作った世界はそれこそ全ての世界の頂点といっていい技術だ。それは間違いない。だって今のところ空獣とやりあえそうな技術を持ってるのは…
「この多さはやっぱりおかしい……」 私はそれほど世界の繋がり、アンファクトリーについて理解が深いわけじゃない。どういう風に『世界』が隣接してるのかって実際よくわかってない。もしかしたらマス目に世界ははまってるのかもしれないし、もっと自由に……そ…
「ここは『世界』じゃない。神の色はない。そしてきっとメタリファーが作って管理してた全く別の空間……と考えるのが普通だよね。反響は……」 私は計器を確認する。まあ針がビーンビーンと振れてる……とかじゃないけどね。もっと波打った波形というのかな? そ…
洗脳は解けてたと思ってた。けど違う。一時的なものじゃない。ずっと……そうこの村の子供たちはずっと洗脳されてた。いやそれは、子供たちだけじゃないのかもしれない。 大人たちの妙な連携。それに村の外に対する態度……村の結束感とかなんかも……異常……なのか…
「何なのこの人……」 育代はそのミイラを見てそんな事を呟いた。でもなんとなくだけど……この人が重要な人……なんだろうという事はわかった。だってこんな所で……豪華な服をきてミイラになってるんだよ? これで重要な人物じゃなかったらなんなのか? 「不審者?…
黒猫と白猫、二匹は幾代に寄り添ってた。でも寄り添いすぎたのかもしれない。花月様は瓶を駄目にされて発狂した。逃げた猫たち。そしてその発狂具合が怖くなって、幾代も思わずその場から逃げる。 「待ちなさい! 幾代! いくよおおおおおおおおおおおおお!…
思い出してほしい。私達がどうやってここに来たのか……を。そう私達はメタリファーによってこここにつれこまれたのだ。不思議な時空間を超えてここにきた。ここはG-01の計器で調べても全ては「不明」に帰属する謎の空間だ。 超科学を有し、数多の世界を観測し…
ゴロゴロゴロゴロ――幾代が顎の下を指で撫でると黒猫はそんな音を出して鳴いてる。とても警戒心が強さそうな子だったのに、幾代が近づいても逃げる事なかった。 「君は……君も一人なの?」 そんな風に幾代は黒猫に尋ねる。別になにかが返ってくる……なんて思っ…
タンクの容量を日数で表示してくれるようになった。これはとてもありがたい。一番デカいのなら、一年は持つみたいだね。なら十分か? そもそも一日が何なのか……ここには太陽の上がり下がりなんてのはない。そもそも太陽ないし? 朝も無ければ夜もない。まあ…