2026-08-01から1ヶ月間の記事一覧
「ぐううううう!!」 富士山の噴火。それは日本にだけ影響があるわけじゃないと聞いたことがあった。勿論一番被害を被るのは日本だろう。なにせお膝元なんだから当然だ。でも野々野足軽はいつかみた事があるような記憶を掘り起こす。 (確か、富士山が噴火…
「きっとそうだよ! 確かにあの子の言ってる事はわかんないけど、そう感じるもん!」 「気のせいじゃないと?」 「うん! てかミレ姉も感じてるんじゃないの? あの子と仲良しでしょ?」 「仲良し……ですか」 なんか複雑な表情のミレナパウスさん。でもリファ…
なんで緊急地震速報はこんなに心臓をキュッと握るような怖さがあるんだろうか? ヴィンヴィンと鳴り響く音さっきからずっと鳴り響いてる。 本当なら緊急地震速報なんてのは少し鳴ったら終わるものだろう。なにせ速報なんだから。でも、今回はおわらない。し…
変な音を出してる白くなった魚。てか守り神? でも流石の私もこんなはじめの生物の言葉は……なんとなくその波長をもって蓄積されたデータと参照、それで予測することはできる。 なにせG-01には膨大なデータが入ってるからね。言葉が通じない相手との意思疎通…
「一番近いからここに来てみたけど……」 富士の樹海の奥深く。一人で来るには怖いところではあると野々野足軽は思ってた。いやいや、お前最強だろ? ってツッコミが来そうだが、自分の強さとホラー耐性があるのかは別問題なのだ。 確かに野々野足軽なら幽霊だ…
「ペットにはしません。それでこの子をどうして欲しいのですか?」 「うむ……アジュージャーとは違い、その方は守り神であり、我らの元とも言われておった」 そんな事を人魚の女王様はいった。守り神と言う割にはアイツ自身がかなり……ね。その迷惑な事をやっ…
しっかりとしたお礼を言われて、ミレナパウスさんたちは確かに人魚の女王様と和解した。これってつまりはもう泉の街と和解したとみていいだろう。 だってあの街のトップは人魚の女王様だからね。そんな女王様が二人を認めてくれたのだ。 「これで我らは救わ…
私はG-01のユグドラシルドライブに流してた扉のエネルギーとの接続を絶つ。でも保険は用意しておいた。だっていきなり全部を向こうに戻すと、あの扉の弁がちゃんと機能してなかったら、再び大量のエネルギーがあふれ出ることになる。そうなると困るじゃん。 …
野々野足軽の前には古びた石垣がいくつかあった。それはどこか等間隔? で配置されてるように思えて、なにか特別な意味があるように思える。それに……だ。それにここは普通の人はきっとたどり着くことはできない。 不思議なことに、この場所は人の意識から外…
今更樹海に未開の部分なんてあるのか? なんて思う人もいるかもしれない。なにせ宇宙とかから地表の写真とか監視とかできる時代である。地球の外には衛星があって、それから地上を見れる。 でもだからってそれで全部が見えるわけじゃない。深い森の中にある…
「カッコつけすぎたかもな」 そんな風に野々野足軽はつぶやいた。深海から戻って、これからの為に動いてる。正義を……自分の信じる正義を貫くと野々野足軽は宣言した。 既に沙沙羅様を危険視するような意見はチラホラとでてる。特にネット上で活発だ。まあ疑…
私が調整を改めてしたら嫌な音を立ててた扉の音は収まった。そして再び小気味良くガタンゴトンと鳴り出す。すると最初は白い光で黒い扉に浮かんでた陣の色が変わる。 それは血のように赤い色……とは言わない。流石にそこまで真っ赤じゃない。光だからね。もっ…
「これは間違ってるのかもしれない。俺達のやり方は……間違ってるのかも……」 そんな風に野々野足軽がいい出した。それに対して、平賀式部はこう返す。 「けど……それは……」 「分かってる。分かってるよ」 そう言ったとても近くにいる平賀式部の背中をポンポン…
さっきミレナパウスさんは扉に触ることはなかった。触らずにこの扉に干渉してた。けど人魚の女王様は直接触る。その手を大きな扉に添えて、そして更にその手の甲に額を当てた。閉じた瞳と諳んじる何かの詩? それに反応するように扉の輝きが明滅しだしてた。…
「えっと……持ち主を使う?」 平賀式部のその「なにそれ?」――というような表情を汲み取ったのか、沙沙羅様である眼の前の不気味な存在は簡単に説明してくれる。 『ええ、超能力がない人間でも、脳はあります。それを利用するのです。大丈夫、気づかれること…
仮装パッケージを必要な部分にあてがっていき、私はこの巨大な扉を修復していく。寧ろどんどん最初の扉よりも状態が良くなっていってるだろう。 戻すだけじゃなく改良でもやっちゃう? はっきりいって私が手を入れるのなら、こんな姿じゃなくすことだって出…
「魂を増やすか、強化できる方法がわかればもっと増やせそうなんだけどな」 「魂の事、具体的にはわかってるの?」 現代の科学やら医術でも魂……というのはちゃんと定義はされてない。人体の生命活動が止まるときに人の生命は終わる……がそこに魂やらが本当に…
「ふむ……」 私はあらかじめユグドラシルドライブに送られてるエネルギーを逆探知してこの扉を……そしてその『先』を見通していた。だからはっきり言ってすでにプランはできてたのだ。私のこうなるだろうと思って、この扉の再構築のプランを立ててた。一応ミレ…
「とりあえず褒章は後で考えます。いろいろと相談もしたいですし」 「そ、そうじゃな」 ミレナパウスさんの言葉に人魚の女王様は納得してくれたみたいだ。まあ褒美は後でもどうにでもできるからね。今は一刻も早く、自分たちの問題をどうにかできるかもしれ…
「でもこれ以上分身は増やせないんだよね?」 こくりと野々野足軽がうなづく。さっきも聞かれたがこれ以上の分身を増やすことは厳しい。世界で活動してるのがすでに百人規模になってきて、この紗紗羅様の方には万の分身を注ぎ込む力で野々野足軽は作ったんだ…
「平賀さん、慣れないなら来なくても良かったのに」 「……そうはいかないよ。私がいいだしたんだから、私だって関わる権利はある……でしょう? 嫌だっていっても無理矢理ついてくるけどね」 「無理矢理って……俺と一緒じゃなきゃここはにはこれないだろ」 「そ…
「おお、褒美はなんでも申すがいい。我が与えられるものなら、なんでも与えよう」 拝みながら人魚の女王様はそんな事をいってくる。そんな約束しちゃったいいの? とかおもうけど……まあそれだけ切羽詰まってるのだろう。 それにきっと人魚の女王様には打算も…
「何回見ても……その……」 流石に直接的に「気持ち悪い」とはいえないらしい平賀式部。まあベースとなった本人がそこにいるのにこれを気持ち悪いとかいったら、野々野足軽事態を気持ち悪い……と言ってるようなものである。だから言葉を選んでた。でも…… 「やっ…
『ジーゼ様、この扉は……』 思考でミレナパウスさんが私に通信をよこしてくる。そしてそれは何を言いたいのか、最後まで言わずともわかる。この扉……この巨大な扉は元々が中途半端だった。てか誰かに壊されてるし? このままでは駄目だ。実際この扉を壊した存…
「どんどん広まってるみたいだね」 「そうだけど……うっ」 「大丈夫? やっぱり全世界の要望に対応するのは大変なんだ」 「それはそうだろう。コピー達に分散できなかったらこんな事……はっきり言って不可能だった。俺一人の脳じゃ処理能力足りないし。まあ今…
「それで問題というのは? いえ、いいたくないのなら、いいですよ。私たちは部外者ですし」 「それは……いや、問題はない。なに、我らはもう……先が長くなさそうなのじゃ」 「先が長くない? 寿命とかの意味でですか?」 「そういうのも含めた諸々じゃ。我々は…
「それでなのじゃが……助けてもらってこんなことを言うのも間違ってるとは思っておる。じゃがの……」 なんかモジモジしながらそう言ってる人魚の女王様。結構ハキハキしてる彼女がモジモジしてるのはなんかかわいい。気の強い女性がふと見せる弱い面ってなんか…
たどり着いたのは非常階段だった。なにせここはいくつかの会社が入ってるビルでもある。フロアが違えば別の会社の人がいるし、そもそも勝手に別のフロアになんて……だから非常階段だ。トイレでも良かったかもしれないが、トイレでは時々誰か来るだろう。だか…
「変なものですか? 大丈夫です。ジーゼ様はこの向こうのエネルギーをいくつも取り込んでいますので」 「なんと……そんな存在が世界の外にはいるのか……」 ミレナパウスさんの言葉に人魚の女王様は驚いてる。なにせこのでっかい扉から出てきてたエネルギーって…
沙沙羅様はイラスト風の姿をしてる。けどそれがイラストなのかはよくわからない。なにせ最近は3Dでもイラストのように動くことが出来るからだ。 けどそこは今は重要じゃない。重要なのは、そんな可愛らしい沙沙羅様は大きな顔をしてるから、その顔の可愛らし…