uenoutaの日記

好きなものを描いたり、買ったものを紹介していきます。

小説

転生したらロボットのなかだった(ただし出ることはできません)盤上の迷宮航路にご招待 143

「くっ!?」 眩しい光が目に大量に浴びせられて一瞬目を閉じる。なにか新たな攻撃の兆候なのか、自分は五感を研ぎ澄ませる。なにせ目が見えないからといって、何もできない? それではこのレベルでは通用しない。 だから視界のほかに音で、触感で、そして力…

転生したらロボットのなかだった(ただし出ることはできません)盤上の迷宮航路にご招待 142

ガキイイイイイイイン!! そんな音が響く。既にこの腕の右手は指が欠損してるし、左腕はなんとか紙一重で繋がってる状態。そこまでボロボロになってる。なのに…… (押し切れない!? これで……) 驚愕の執念。意地……みたいなのを感じる。けどそんなわけはな…

転生したらロボットのなかだった(ただし出ることはできません)盤上の迷宮航路にご招待 141

野太い光が腕を中心にとらえて包み込む。それでも……奴はこの場所への影響を最小限にしようとその位置を調整してたみたいだ。あくまでもこの目玉の工場への影響を最小限にするように自分達よりも高度を上げた。爆発の中でも、そこら辺を読むことは出来たよう…

ある日、超能力に目覚めた件 第二章 第二十八話part5

「本当に本当に大丈夫? いっとくけど、そこ田んぼだからね!? 下手したら私泥まみれだからね!?」 そんな注意喚起を必死に小頭はやってる。サドルにまたがらせられて、脚はペダルに……そして鬼女は後ろで荷物置きの部分を握ってる。本当に楽しそうな顔をし…

ある日、超能力に目覚めた件 第二章 第二十八話part4

「だーかーらー飛んでないって。こっちの人間は面白い事をいうな。かっはっはっ」 なんか気持ちよく鬼女に笑われる野々野小頭。どうして笑うのか小頭にはわからない。でも鬼女が理解してくれないのは理解した。だからこそもっと話が通じる相手に話をすること…

ある日、超能力に目覚めた件 第二章 第二十八話Part3

「今更はだけど、それってどうなってるんですか?」 「ん? これ?」 野々野小頭はずっと実は気になってた事を満を持してきいた。鬼女の方が話しやすい雰囲気を醸し出してるが、小頭を抱えて運んでるのは鬼男なのだ。それに微妙な差かもしれないが、起きてか…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)盤上の迷宮航路にご招待 140

腕を焼き鳥のように一歩の剣で刺す。普通の長さなら、勿論だけど、この自身の身体よりも大きな腕を続けて突き刺すなんてことは普通はできない。だからこそ、刀身を伸ばすことでそれを解決してる。 外装の頑丈さを超えて、二本の腕をさした。けど忘れては行け…

ある日、超能力に目覚めた件 第二章 第二十八話Part2

「偶然じゃない? それってどういう……」 そういう小頭。だってこの鬼とお兄ちゃんである野々野足軽の繋がりなんて思いつくなんてことはない。てかあるだろうか? 本当ならそもこそ交わることなんてなかったはずだ。だって世界が・空間が・次元が違う。いや、…

ある日、超能力に目覚めた件 第二章 第二十八話Part1

「お、思ったんですけど……」 「?」 「あ、あの!」 「……」 「ちょっと!!」 ようやくこっちを見てくれた鬼男。イラッとしてしまう小頭である。今はあの扉の前から離れて、田舎のおじいちゃんの家も通り過ぎて街へと向かってる。田舎のおじいちゃんの家は一…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)盤上の迷宮航路にご招待 139

レイピアのような丸い側面に一点だけを指すために尖った先端。持つところは凹みがあって握り安くなってて、手には透明な布がふわっと流されてる。それはかなりながくて、剣自体よりも長いくらいだ。シンプルな見た目。 でも凝縮しただけあって、かなり無理を…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)盤上の迷宮航路にご招待 138

3つになった刀身。それによって押せ押せで切りまくる。でもやっぱりだけど、分身させた刀身では腕に有効打を与えることは出来てない。せいぜいかすり傷程度だ。 その程度はこの腕にはダメージとは言えないだろう。すぐにその程度の傷じゃあ、再生してしまう…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)盤上の迷宮航路にご招待 137

避けて切る……それは簡単なことのように感じるだろう。なにせやってることはそれこそ言ってる事をそのままやってるだけだからだ。けど、様々な工夫を向こうもやってくる。単純に殴るだけじゃない。 色々と機能があるようだ。それに……あれは機械。腕だけどただ…

ある日、超能力に目覚めた件 第二章 第二十七話Part6

まるでミサイルみたいにゆらゆらとした軌道を描いて扉に向かう四本の角。一体どうなるのか? と小頭は思う。やっぱりミサイルみたいにドカーンと爆発するのだろうか? そんな事を思ってたけど、どうやらどこまでも鬼は小頭の想像を超えるみたいだ。 だってそ…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)盤上の迷宮航路にご招待 136

「ほら! 早く動きなさい」 そんな事をいって自分の背中に銃弾が打ち込まれる。なんてことを! と思うかもしれないが違う。これは自分の身体に作用して体を修復してくれるナノマシンを注入してくれるんだ。 内臓が爆散はしなかったが、 ダメージは明確に入っ…

ある日、超能力に目覚めた件 第二章 第二十七話Part5

「すごい……」 そんな声が野々野小頭から漏れる。こんな反撃をされるなんてあの巨大な腕の主も思ってなかったんじゃないだろうか? まあけど、あの巨大な腕の主はこっち側を観ることもできなさそうだし、なんとはなしに腕を突っ込んでただけ……ならちょっとと…

ある日、超能力に目覚めた件 第二章 第二十七話Part4

「来たか」 「ははっこれってあれなのかな?」 「あれ?」 「ほら、これだけデカいとなると、あの山――」 「まさか……」 そんな事をのんきに言ってるふたり。そんな二人を見てたら、思わず野々野小頭は「危ない!」と叫んでた。だって地獄の門からでてきたでっ…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)盤上の迷宮航路にご招待 135

一体あの子は何をやってるのか? そんな事を自分は思う。ちらっと見た時、彼女の知られざる一面を見たような気がして、そっと目をそらしたのは内緒だ。見なかったことにしよう……それがきっと優しさというものだろう。 こっちも強敵と相対してるわけだが、そ…

ある日、超能力に目覚めた件 第二章 第二十七話part3

小頭はただポカンと口を開けていた。なにせ目の前では映画さながら……いや違う。映画以上の光景が繰り広げられるんだ。最近は映画も4Dとかなんとかいって、風がでたり水がでたり、椅子が動いたりしてエンターテインメントを催してくれる。けどそんなのが何だ…

転生したらロボットのなかだった(ただし出ることはできません)盤上の迷宮航路にご招待 134

バカーン!! カンカンカンカンカンカン――ドオオオオオオン!! うむ、かなりの気持ちよさ。私は今の音を体全体で堪能してた。気持ちよかった。最高スコアだっただろう。誰が数えてる訳でもないが、私が数えてる。今までの中では一番の反射反応が起きて、そ…

ある日、超能力に目覚めた件 第二章 第二十七話Part2

「なにやってるの! さっさとやるわよ!!」 鬼女がそんな事言ってくる。彼女は無数の魑魅魍魎を殴り、蹴り、そして口に含んで租借したりして思う存分戦ってる。よく見たら鬼女の体には何やら模様が浮かんでる。なんだろう? と思う野々野小頭。すると鬼男が…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)盤上の迷宮航路にご招待 133

なんでシールドなんて与えたのか? と誰もが思うでしょう。だってシールド・盾と言うのはその対象を『守る』のがその目的だからです。倒すべき敵を守る物を与える。 それは確かに矛盾と言えます。けどそんなのは私だってわかってます。だからこそ、これはた…

ある日、超能力に目覚めた件 第二章 第二十七話part1

「その日も何も変わらない。いつもの日常だった。いつものようにアフィラから襲来し来る敵を頭の元に討伐してた。いや、ひと段落した後だったな。 俺達鬼に刻まれた印。それの調整をしてた時、新たにゲートが開こうとしてた。だがそれは早すぎた。そんなわけ…

転生したらロボットのなかだった(ただし出ることはできません)盤上の迷宮航路にご招待 132

私はある仕掛けを施してます。私が攻撃した目玉たちはとてもよく飛びます。それに加えてよく跳ねるのです。本当なら目玉にはそんな弾性はないでしょう。だってとても堅そうですしね。 そんないい音で連鎖していく……なんてそんなわけないのです。本当なら後方…

 ある日、超能力に目覚めた件 第二章 第二十六話part5

鬼女の戦闘は荒々しい。そこそこ離れてるはずなのにさっきから激しい風と音が襲ってきてる。よしんばまだ風や音はマシだ。時々が石やら、それこそ魑魅魍魎が飛んできたりする。 けどその時は鬼男がさりげなく野々野小頭を守ってくれる。だから無事な訳だけど…

転生したらロボットのなかだった(ただし出ることはできません)盤上の迷宮航路にご招待 131

なんか最近、上から来なくなりました。目玉たちは床すれすれを滑る様に向かってきます。私がポニ子アーマーではなくなって、肉弾戦主体で戦うようになったからでしょうか? 空の方へ吹き飛ばされたら、沢山の仲間を巻き添えにしてしまうという配慮? いえ、…

ある日、超能力に目覚めた件 第二章 第二十六話part4

ぐうぅぅぅ―― そんな風な音が夏空に響く。夏空だけど空気的にはさわやかとかじゃない。田舎だし、山の中だし、本当ならさわやかな状況のはずだ。けどここはそんなことは全然ない。小頭は嫌な感覚をずっと感じてる。まるでねばつくような、ねっとりした空気。…

転生したらロボットのなかだった(ただし出ることはできません)盤上の迷宮航路にご招待 130

今まではポニ子アーマーの特徴、それを使って大量の目玉を巻き込むことで一掃してきました。けど今の私の腕や脚は勿論だけど、伸びる……なんて事はありません。それを出来そうもないです。 もしかしたらこのチョーカーから供給される有り余るほどのエネルギー…

ある日、超能力に目覚めた件 第二章 第二十六話Part3

バン! バン! バン! 地獄の門から出てきた巨大な腕。赤黒く、筋肉質のその腕はとても大きいが、なんとなく小頭を抱えてる鬼の腕に似てると思った。そのスケールは数十倍は違うが、小さくしたらこの小頭を抱えてる鬼の腕になりそう。けどやっぱりその大きさ…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)盤上の迷宮航路にご招待 129

「つっ……はあはあ……」 まずいです。なんとか周囲の目玉は破壊できました。どうやらプニちゃんに包まれて、それによって電撃が目玉たちにも届くようになった。するとそのせいでしょう。電撃が予想以上に効きました。 いえ、多分巻き込まれた目玉達の電撃も暴…

ある日、超能力に目覚めた件 第二章 第二十六話Part2

鬼たちは野々野小頭をある所に連れて来た。それはかなり深い山の奥。でも……それは異常……と言って差し支えないだろう。実際起きてからずっと異常だらけだから、これ以上なにに驚くことがあるのか……とちょっとは考えてた。 最近の出来事で、小頭だってそこら辺…