uenoutaの日記

好きなものを描いたり、買ったものを紹介していきます。

ある日、超能力が目覚めた件 404P

「「むむむむ」」 二人の助力……それを野々野足軽はきちんと感じる。自身の力ではない、特殊な別の力。それを受け取ってそれと似てる力を大胆に探す。 (なんか行けそうな気がする……今なら……) そう思った野々野足軽はサーチとも言えるその力を日本全国に広げ…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1042

「一体……いつからだったでしょう……いつから……観た夢だったのでしょう……」 そんなつぶやきが出てた。それに答える者はいない。そんなのはわかってる。彼? いや彼女? は抱えてたものを取り出そうと幾重もの腕を解いていく。まずは細く長く、骨ばった手……その…

ある日、超能力が目覚めた件 403P

あの部屋へといざなわれた犠牲者……と言ってしまうが、顔を確認できたのなら、野々野足軽の力ならその身元を割り出す……なんてのは簡単だ。だからとりあえず部屋にいる女性の事は放置することにした。もしもまだ来たばかりなら、まだ仮面の男に食われてなくて…

ある日、超能力が目覚めた件 402P

野々野足軽はちょっとだけ目を閉じる。それは本当にただ目を閉じてるだけのように思えるが……力を持つ野々野足軽はそれだけでいろんなことが出来る。まあ別に目を閉じる必要もないんだが、そうなると視界が二重になるからとりあえず野々野足軽は目を閉じてみ…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1041

どうやら私はただの興味で世界崩壊の鍵を一つ開けてしまったらしい。まあけど……ほら、これって私だけのせいじゃないよね。だって元は教会だ! 「そう、これは教会が全て悪い!!」 だってあいつらがあの扉を顕現させた。それがこの世界に本格的に火を付けた…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1040

「試しに……」 私は一つの都市核を開放してみた。すると都市核は台座から離れて、ふわりと浮いた。そしてフラフラ~と飛んでいく……と思ったけど、そんなことはなかった。いきなりその場から消えたんだ。シュッ――てね。 そして外の空中にまた現れた。それも扉…

ある日、超能力が目覚めた件 400P

『はわわわほわ! 大変です! パンパンですよ! まだやるんですか!?』 『あはは! 人間って面白いな。ずっとやってるよアイツラ。ほらほら』 『やめ! やめてください!』 小さな天使っ子と悪魔っ子がそんなやり取りをしてた。それは野々野足軽が悪魔の力…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1039

「まあけど飛び出せないけどね」 自立的に都市核はハマってる台座から飛び出そうとしてる。けどそれは出来てない。なにせちゃんとロック機構を仕込んでたからね。それに……だ。はっきり言ってあの台座だって私が用意したのだ。そんなやわな材質で作ってない。…

ある日、超能力が目覚めた件 399P

「あっ――あん! うっ――あっ!」 「行くぞ! 出すぞ!」 「うっん……中にっ……あっ」 肉が打ち付ける音が響いてた。男女の声が絡み合い、その部屋には息苦しいくらいの熱気がはびこってる。そして男女は体を小刻みに動かしてその態勢を維持してた。けどふと力が…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1038

「扉……か?」 「はい! あそこから嫌な感じがします!」 「だが、私には変化は分からないが? それにあの扉を使うためには都市核が必要なはず。それは我々が確保してる限り、教会側に揃う事はない」 「恐れ入ります王様」 「アイ殿」 なんかいつの間にかアイ…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1037

「根本か……」 私はコクピットで一人、そうつぶやく。すると、また別の光が走る。 「勇者?」 「これは……」 いや違う。勇者はその光に疑問を持ってるようだ。となるとアイ? いや、それも違う。私のドローンがある映像をピックアップした。そこには…… 「ネナ…

ある日、超能力が目覚めた件 398P

「とりあえず……」 野々野足軽はこの初めての力を楽しいからと撃ちまくる……なんてことはしない。なにせ野々野足軽はこの力が強大だと感じてる。下手に撃つと何が起きるか、どんな影響が起きるかわからない。だからこそ、この力の元……それを使うことにした。そ…

ある日、超能力が目覚めた件 397P

(これは……) ガスッ――ガスッ――と何かがぶつかる感覚。見えないけど、何かはわかる。これは風だ。圧縮された風をどうやらあのドラゴンは飛ばしてきてる。けどそれは野々野足軽まで届いてない。でもそれは決して軽い攻撃な訳じゃない。下手にドラゴンが上で野…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1036

『あなた達、何をやってるんですか?』 私はそんな他責的な言葉を外にいる勇者とアイにいってやる。だって私は悪くないし? 外気にさらされてる二人がまっさきに気付くべきだよね? うん。確かに戦況の環境とかも私はモニタリングしてるが……こっちからしたら…

ある日、超能力が目覚めた件 396P

「すごい……」 野々野足軽はそう呟いた。それはドラゴンへと言ったわけじゃない。今使ってる自身の力……それに驚いてる。まさに弾丸の様に迫るドラゴンだ。あの質量……そしてあの硬さ……それで迫ってくるドラゴンはまさに狂気で、トラックなんて目じゃなく、新幹…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1035

「勝った……のか?」 「俺達の勝利?」 「うっ……」 「「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」」」」 そんな歓喜の声が巻き起こる。けどそれも仕方ない。私がここで「…

ある日、超能力が目覚めた件 395P

「別にあなたのせいじゃ……」 『いいえ、これは私のせいです。あの子は私の絶望によって生まれたのですから……』 野々野足軽の言葉に風の女性はそういった。それに対して野々野足軽は「やっぱり」と思った。彼女はもともとは風の子と風の少女だった。二人が合…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1034

本命はあっちだ。結局のところ、教会側にとっても、波は手段でしか無い。そう、あの扉を開くための……ね。教会の奴らの上の方はそもそもがこの戦場にも来てない。奴らは教会の奥で変な儀式をやってる。そこには人外とそして本当の教会の上層部がいて、今やそ…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 運命という世界線を壊せ 1033

迫ってくる白い軍団。それは進化を重ねた砂獣の軍勢。それらが砂埃を上げながら迫ってきてた。再びそれだけの軍勢を見て、さっきまでオロオロとしてた教会の奴らは―― 『まだまだだ!!』 『そうだ、波に終わりなど無い!!』 『貴様たちが絶望をして死にゆく…

ある日、超能力が目覚めた件 394P

その日、何人の人がその声を……叫びを聞いてたのか。ある30代、山を登ってた男性はいった。 『あれには驚きました。最初はそれこそ気の所為だと思ったんです。それか熊か……でも明らかに熊とは違うし、なんか空の方から聞こえてました。それにその日は色々と変…

ある日、超能力が目覚めた件 393P

「なんっ!?」 『そうでしたね。あれも私の一部です』 穴の中からドラゴンのでっかい爪が出てきてた。それのせいで、穴はそのままだけど、その穴を中心に空にヒビが入ってた。せっかくいい雰囲気だったのに……と野々野足軽は思う。というか、既にもう解決し…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1032

「なんだこれ……」 誰かがそんな事をいったらしい。眼の前の光景……それが信じられなかったんだろう。 「ははっ」 誰かがそんな風に笑ったらしい。眼の前の光景をみて、思わずそんな笑いが出たらしい。そこにあったのは喜びとかでも、ましてや興奮でもなかった…

ある日、超能力が目覚めた件 392P

(ちょっと誰よ!) ポカっとされた風の少女は感動を台無しにされたからか、怒ってる。まあけど野々野足軽的には助かったといえる。なにせさっきのままでは地上がどうなってたのかわからない。風の少女の気持ちに呼応したことで強力な竜巻ができてた。自分た…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1031

「全員前を開けるのだ!!」 そんな風に王様が言ってくれた。別に飛び越えていけたんだけどね。でもなんか後方にいた部隊がきれいに左右に別れてくれたから私はG-01でそこを歩く。いい気分である。そんな事を思ってると、なんか肩にアイが乗ってきた。 「私…

ある日、超能力が目覚めた件 391P

(ここは……外? うわぁ……わあああああああああああああああああああああん!!) 頭にたたきつけられる思念。それはまさに号泣だった。そしてそんな感じで風の少女が泣きわめいてるからだろうか? 一気にこの周辺の天気が悪くなってきた。風なのになぜに風の…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1030

私が出るのは簡単だ。それによってこの戦いに勝つこと事態はできる。けど本当にそれでいいのか? ってこと。それを私達はずっと懸念してる。誰かに……私達のような他人に頼って救われた世界は、また危機が訪れたとき、この世界の人たちは再び『誰か』に頼るの…

ある日、超能力が目覚めた件 390P

(誰か……助け……なに、これ? あったかい……誰か……いるの?) ドラゴンの動きがおかしい。実際癒やしの力は届いたのか……なんとかほんのちょっとだけ、ほんのちょっとだけは届けられたと思う野々野足軽。それの影響か? ドラゴンがなんだか苦しそうにぐるぐると…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1029

闇と光が混ざったような砂獣達。内部からパリパリと新たなその姿を表してくる。まさにその姿は脱皮のよう。そうして出てきたのは今度は真っ白な砂獣だ。蟻は蟻の砂獣のままだけど、その大きさはさらに大きくなってる。 「つっ、まだ今なら!」 そう言って勇…

ある日、超能力が目覚めた件 389P

(反応が遅れる……) そう野々野足軽は思ってた。なにせアホみたいに速いドラゴンの対応をしつつ、ドラゴン内部の風の少女……そこまで癒やしの力を届けてるのだ。どっちも油断なんて出来ない。ドラゴンと対峙してる方では既に攻撃の必要性はないかもだけど、け…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1028

『だから狂信者は嫌なのよ』 嫌なものを見た。私はその場にはいないが、この戦場のどこよりも私はこの戦場の情報を得てるだろう。だからこそそれを見た。勇者が倒した聖騎士達がその最後を迎えたところを……まあ実際あれは勇者が最後を与えたわけじゃない。自…