前巻はユリウス君の話、まさに全編ユリウスで低評価連発されてましたけど、まあ自分的にはそこまで悪くはなかったですよ。勿論『本編にするな』って主張もわかりますけどね。
そして前巻に引き続き、今回もユリウス君なかなかに活躍してますね。けど今回は戦争を主軸に、それぞれの陣営の人物に焦点を当てた構成になってます。まあそれは良いですよ。
それぞれの考え方とか生き様が、戦争という舞台でそれぞれ輝いてましたし。なかなかによかったと思います。
書籍版はネットの方とはかなり変わってしまってるんで、そこそこ変わってる所もやっぱりありましたね。ワルドとか一瞬生き残るの? とか思いましたし。
ネット版ではもっとあっさりした戦争でしたけど、一巻使ったから、フェルミナちゃんとか出てきて、何やってたとかあったのはよかったです。
けど自分には一つ不安がありますね。今回でなんか吸血っ子の学園編がさらっと流された気がしてならない。せっかくエチエチな所そこしかないのに! これじゃあ今や吸血っ子が散らしたのかどうか判断できないじゃん。
誘惑はしてたらしいけど……モヤモヤですね。学園編やるのかな? きっとやらない感じのような気がします。そこだけ残念でした。