uenoutaの日記

好きなものを描いたり、買ったものを紹介していきます。

転生したらロボットの中だった(ただし、出ることは出来ません)運命という世界線を壊せ 717

 黄金の鬼が蟻地獄の中心でなにやらを引き抜いた。それは水色の半透明のブニブニしたなにか……引き抜いたとか言ったが……完全に引き抜かれてるわけじゃない。その水色のブニブニしたなにかは地面にまだ繋がってる。

 けど……

 

「何だあれは?」

 

 ――そう思うよね。いったいなんだあれ? 全くもってわけがわからない。そう思ってると、とんでも無いことを黄金の鬼はしだす。その何かを持ったまま、鬼は砂から飛び出した。そして高く跳ぶ。すると……だ。なんかその持ってたブニブニも伸びていく。そして鬼は空中でそのプニプニを引っ張る。するとどんどんとそれは地中からでてきて、自分たちの足元もそれによって盛り上がっていく。

 

「いや、本当になんだこれ?」

 

 でもとりあえずこのままではやばい。なんか世界――からこのプニプニが出てきそうだ。鬼が高くに行ったせいで、砂獣を通しての無理矢理のエネルギー変換が使えない。けど、これまででそれなりの力は溜まった。これをつかって……

 

「でも直接鬼に攻撃しても無駄だろうな……なら!!」

 

 自分は飛んだ。そして聖剣を聖剣の状態に戻す。そして今まで変換した力を使って聖剣を強化する。強い光を聖剣を放つ。流石に何かを察したのか、鬼がこっちに向かってブレスを吐いてくる。俺は魔法の盾を作ってそれをそらす。それでもとんでもない威力だった。盾の方にもこれまで変換してた力を流してなかったらやばかっただろう。

 でもお陰で空にそらすことができた。鬼の攻撃の影響はほぼない。けど、このままこのプニプニを引き抜かれると、世界がどうなるかわかんない。そんな規模のナニか……だ。

 

「うおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

 聖剣を一閃して自分はプニプニを切り裂く! つもりだった。いや、斬ったとおもった。けど、どうやらかなりの柔軟性があるのか……切れない。のびるだけだ。そういえば鬼はかなり高く飛んでるのに、切れてないんだから、たしかにこの柔軟性は考慮してないと行けなかった。でも鬼が引っ張ると地面が盛り上がってその本体? が出ようとしてるかの様にも見るに、このプニプニの柔軟性にも限界はある。

 なら切れないわけはない。自分は諦めずに真横に飛んで限界まで引っ張る。そしてついには鬼が引っ張ってたそのプニプニを切り裂いた。その瞬間、まるで軟体が落ちるかのように地面に落ちて、地面がプルンプルンとゆれていた。いやいや世界がなんかおかしくなってない?

 大丈夫なのか? そんな事を思ってるとノアから「上っす!!」とかいう声が聞こえた。上をみると、その瞬間にとんでもない衝撃が伝わってきて、自分は砂へと突っ込んだ。

 

「くっ……」

 

 ぎりぎり防御したが危なかった……なんか激怒した鬼が襲いかかってた。さっきまで眼中になかったのに、どうやら自分がしたことは鬼には許せなかったみたいた。更に鬼はこっちに向かってその気味の悪い口をあけてる。その中にとんでもないエネルギーが収束してる。これは……まずいぞ。撃たせるのもそうだが、この地面に直撃なんかしたら、それこそ世界を貫通しそうなエネルギーだ。防ぐ? 流石に無理がある。なら……前に行くしか無い!!