「うーん、本当に神ですか?」
「またそこか!! 納得したんじゃなかったのか!!」
私の言葉に土下座を噛ましてた神(笑)が怒ってきた。さっきまで下手に出てたのに文句をいうとは……感情の振り幅が激しいやつである。こういうところもなんか神っぽくないよね。
だって神ってもっと……そう私のイメージでは余裕たっぷりにふんぞり返ってるイメージなんだよね。少なくとも神は土下座しないじゃん。
「いや、なんか下手に出るから」
「こっちだって下手に出たい訳じゃない。だが貴様は※※※※だろう?」
「はい? 貴様は――の部分もう一度お願いします」
「※※※※だろう?」
ふむ……なんだ? これって……
「嫌がらせですか?」
神の技術というかその御業を変なところで発揮しないでほしい。技術の無駄ではないだろうか?
「何のことだ? 私は何もしてない」
「本当に?」
「当然だ。何のメリットが有る」
実際神は私にお願いしてる立場だし、私を煽っても意味はない……か。なら納得しておこう。でもそれなら……いや薄々気づいてた。どうやら私やG-01を作った人たちは、どうやら私にその情報が渡るのを嫌がってる節がある。なにせ頑なにそこら編の情報ってG-01の中にもないからね。
それがどういう意図なのか……よくわかんないが、きっととてもすんごい人たちだろうし、考えがあってやってるんだと思ってる。
「わたしたちの事、教えて下さい」
私は実際、私を作った人たちときっと同じ存在ではないと思う。けどきっとこの神は彼らと私の違いってやつに気づいてない。だからこういったほうが良いかなって思った。そもそもが私は実は『プチュオクミ』なんですよ~とかいっても、この神も何が何だか……だろう。
「私が知ってる事は多くはないがな。神はすべからずに感謝してるよ」
「感謝ですか……」
「我らは彼らの庇護がないと安心できないからな」
なんか私やG-01を作った人たちはかなりすごいらしい。