uenoutaの日記

好きなものを描いたり、買ったものを紹介していきます。

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 763

「うーん、本当に神ですか?」

「またそこか!! 納得したんじゃなかったのか!!」

 

 私の言葉に土下座を噛ましてた神(笑)が怒ってきた。さっきまで下手に出てたのに文句をいうとは……感情の振り幅が激しいやつである。こういうところもなんか神っぽくないよね。

 だって神ってもっと……そう私のイメージでは余裕たっぷりにふんぞり返ってるイメージなんだよね。少なくとも神は土下座しないじゃん。

 

「いや、なんか下手に出るから」

「こっちだって下手に出たい訳じゃない。だが貴様は※※※※だろう?」

「はい? 貴様は――の部分もう一度お願いします」

「※※※※だろう?」

 

 ふむ……なんだ? これって……

 

「嫌がらせですか?」

 

 神の技術というかその御業を変なところで発揮しないでほしい。技術の無駄ではないだろうか? 

 

「何のことだ? 私は何もしてない」

「本当に?」

「当然だ。何のメリットが有る」

 

 実際神は私にお願いしてる立場だし、私を煽っても意味はない……か。なら納得しておこう。でもそれなら……いや薄々気づいてた。どうやら私やG-01を作った人たちは、どうやら私にその情報が渡るのを嫌がってる節がある。なにせ頑なにそこら編の情報ってG-01の中にもないからね。

 それがどういう意図なのか……よくわかんないが、きっととてもすんごい人たちだろうし、考えがあってやってるんだと思ってる。

 

「わたしたちの事、教えて下さい」

 

 私は実際、私を作った人たちときっと同じ存在ではないと思う。けどきっとこの神は彼らと私の違いってやつに気づいてない。だからこういったほうが良いかなって思った。そもそもが私は実は『プチュオクミ』なんですよ~とかいっても、この神も何が何だか……だろう。

 

「私が知ってる事は多くはないがな。神はすべからずに感謝してるよ」

「感謝ですか……」

「我らは彼らの庇護がないと安心できないからな」

 

 なんか私やG-01を作った人たちはかなりすごいらしい。