uenoutaの日記

好きなものを描いたり、買ったものを紹介していきます。

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1099

「ポーーーニーーーーー!!」
 
 そんな声を出して、ネナンちゃんが纏うポニ子がその腕を伸ばして振るう。それに対してメタリファーも応戦する。髪の毛を駆使して、その手を伸ばす。なにかその力が収束してる感じがあったけど……
 
 ドガアアアアン!!
 
 と巨大ポニ子の腕が全てを薙ぎ払って再びメタリファーを吹き飛ばす。メタリファーはその場でクルクルとキリモミ状態になった。そこにさらにネナンちゃんは追撃をする。今度は上から腕をふるってクルクルとしてるメタリファーを砂に叩きつける。すると砂にぶつかってバウンドするメタリファー。
 なんでそこでバウンドするんだ? とおもうが、なんかなってるんだから仕方ない。まるでドラムを叩くかのように、リズムを刻んで跳ね返ってきたメタリファーを更に叩く。そして叩く。
 それを何度も何度もネナンちゃんは繰り返してた。すごい、今のネナンちゃんには時空間の攻撃も効かないから、メタリファーは打つ手がないようだ。まあメタリファーというよりも中の教会の奴らが……だけどね。
 このまま押し切れるか? そんな事を思ってると、ネナンちゃんが操る超巨大なポニ子の腕が砂に埋まって砂柱を大きく上げた。さっきまでネナンちゃんにドラミングをされてたメタリファーの姿が消えた。
 その力で時空をずらして攻撃を回避したみたいだ。そしてメタリファーはその顔の目と口を光らせた。それによって全ての時空間なのか……その空間に存在するネナンちゃんが現れる。
 時空間がズレてるせいで、たくさんのネナンちゃんと超巨大なポニ子は動けなくなってる。そこにメタリファーは髪の毛で全ての次元のネナンちゃんへとその髪を差し込んでいった。ネナンちゃんは動くことはない。狭間に挟まってるからだ。
 ネナンちゃんなら時空間の力に対抗できると思ってたけど、もしかしたら今までのちからの使い方とは違ったのもしれない。
 なにせあれは今まではメタリファー自身が別空間の自分を取り出して攻撃をなかった事にしてた。けど今、たくさんの時空間の全てにネナンちゃんは攻撃を食らってる……これってどうなるのか? 
 
 時空間の狭間を広げるのはそんなに維持できないのか、直ぐにもとにもどる。けどもとに戻ったらネナンちゃんの悲鳴が轟いた。
 
「あぁ……ああああああああああああああああ!!」
 
 メタリファーはあれを使って傷をなかった事にしてた。けど、メタリファーが攻撃に使うとなれば、絶対必中で逃れることができない攻撃になってるのかもしれない。