余剰にあるといっていい。もちろん野々野足が自由自在に使えるのはこれまでの力……そして風の力だ。そっちの方が馴れてるから当然だろう。
でも問題はその力は今は自身の中でしか循環できない……と言うことだ。力は地球にいたら勝手に回復してた。でも世界が変わるとそれはとてもよわくなっていた。自然回復はあまり宛に出来ない程になってる。
けど界門の向こうなら様々な世界に繋がってる。いや、確実に元の世界にはつながってるだろう。ならば、元の世界の力が流入してるんじゃないか? と考えた。けど実際は今この通り、野々野足軽は界域に溜まってた力とつながった。
だからただだだぶつけるように使う。流れてくる力に逆らわずに、自分を邪口だと思って、その力を解き放つだけ。でもそれで十分だった。
いや、寧ろ圧倒してるといっていい。野々野足軽も驚いてた。瞬きをすると、視界に入った迫ってくる岩が爆散する。それらはさっきも言ったとおりに決して小石じゃない。寧ろそのどれもがトラックよりも大きな、数トン、数百トンはありそうなバカでかい物ばかり。
それだけの質量の物がものすごいスピードで迫ってくるんだから、元の力だけなら、それらをどうにかするだけでも大変だっただろう。きっと元の力だけなら、風とかサイコキネシスを使って軌道を逸らす……くらいが関の山だっだ。
でも今の野々野足軽はまさに無双。溢れでる力が、圧倒的な物量の攻撃を薙ぎ払っていっている。
「くっ……」