uenoutaの日記

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ある日、超能力に目覚めた件 第三章 第一話Part5

 白んでいく空。まだまだ日中は暑さが残ってるが、朝はどんどんと気温が下がってる気がする。上空数千メートルを飛んでると、どうあっても寒いんだ。けどそんなつんとくる寒さが襲ってくる眠気をどこかに吹き飛ばしてくれる。
 
『ううー今日も徹夜です~』
『あはははははははは! 徹夜がなんだ! 俺たちはそんなのものともしないでいいはずだ! あーっはははははは!』
 
 なんか悪魔っ子のテンションがやばい感じになってる。これは所謂徹夜ハイってやつなんではないだろうか? せっかく休もうとしてたんだけど、結局は聞こえてくる声を放っておけないのだ。なにせ助けを求める声は悲痛なんだ。
 それなのにそれを無視してグーガーと寝れるか? もしかしたら寝れる奴もいるのかもしれない。でも野々野足軽は無理だった。遮断とかできないの? と思うだろう。実際できる。野々野足軽ならその声を遮断することだってできる。けど……それをして間に合わなかったら。その間に、悲劇がおきたら?
 
 野々野足軽だって力を得たからって世界のすべてを救える……なんて思ってない。そんな傲慢ではない。でも、動かなかったら後悔するかもしれない。もしも自分が行ってたら助かるかもしれなかったんだ……と野々野足軽は思ってしまう。
 そうなると、この声を遮断なんてできなかった。けど限界は近づいてる。シフト制にしようか? という気もするが、すでに三人で回ってないくらいになっていってる。これがあと少しで落ち着く……となるならまだ頑張れる。
 
「あと少し……」
 
 と思いながらもやっていけるだろう。けど終わりは見えないのだ。このままじゃ破綻するのは見えてる。実際天使っ子と悪魔っ子に疲労があるのか? というきはするし、もしかしたら野々野足軽の力をわたすことで回復できる……とかあれば……まだなんとか……
 
「はあ……早く準備しな……いと」
 
 ふらふらになりながらもベランダから部屋に戻る野々野足軽。学校が昼から始まればいいのに……とか思いつつ、いろいろと準備をしないといけない。少しでも寝たいが、今寝たらきっともう学校にはいけない気がする。ならば一番早くいって学校で寝るのはどうだろう? という気がしてた。
 でも部屋に入ると安心が襲ってくる。自分の部屋という絶対的な領域に緊張がゆるむ。するとそのままふらふらーとベッドまでいって前に倒れるようにベッドに突っ伏した。すると天使っこも悪魔っこも「私もー」「俺もー」と同じように突っ伏したそしてそのまま三人は夢の中へと出発した。