uenoutaの日記

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ある日、超能力に目覚めた件 第三章 第一話Part6

「ふわぁーあ」
 
 大きな欠伸。ぼさぼさの髪。肩くらいまでの髪だが、野々野小頭の頭は爆発してた。けどこれは別に珍しい事じゃない。いつもの事だ。朝、ベッドから出ると野々野小頭の頭はこうなる。そこに環境は関係ない……と思ってる。
 一般的には湿気が多くなると、髪はまとまりづらく成ったりするとかいうだろう。それは小頭だってこれまで生きてきて感じてる。でもこれは別なのだ。朝起きたら爆発してる。一体いつからだろうか? そんな風に台所に行ってパジャマを脱ぎつつ考える。野々野小頭の今の髪の毛はちょっと濡らしたら大人しくなる……とかそんな生易しいモノじゃない。
 朝から完全に屈服させる為に野々野小頭は朝シャンがデフォなのだ。なので上着をぬいで、大き目の上着で下はパンツだけだったから、それに手をかけた時だ。
 
 ガララ――
 
 その瞬間、小頭の動作がとまった。両手の親指をパンツの端にかけて下におろそうとした時だった。お尻の割れ目位見えてるかもしれない。というか、おっぱいは丸出しだ。中学二年の小頭の胸は気にするほどでもないかもしれない。
 けどそこは本人しだいだ。小頭が恥ずかしいと思えば、どんなにぺったんこでも女性の胸の貴重性はかわらないのだ。
 
 冷や汗をかきつつ野々野小頭はちらっと侵入者をみる。そう、侵入者だ。普通なら……というか妹が先に洗面所にいて服を脱いでたら普通は出ていくものじゃないだろうか? 
 
「今はまずいな」
 
 ――って普通思うだろう。なのにそいつは、すたすたと既に入ってきてた。その行動が予想外過ぎで何もいえない。いや、口をパクパクしてるが、声にはなってない。それから野々野足軽はほぼ全裸で後はパンツだけの小頭がいるのに顔を洗って歯磨きをしだす。
 そしてすべてを終えて再び出ていこうとするとき……
 
「お前、いつまでそうしてるんだ?」
 
 ――とかいってきた。小頭はそれには流石にプッツンしたよね。涙目になってとりあえずパンツだけは定位置に戻して片腕で胸を隠しつつ――スパーン!! と小気味いい音を鳴らす一撃をお見舞いしてやった。
 
 いくら兄でもやってはいけない事って奴がある。それがこれだ。妹の裸を無断で見る。それは世界共通してやってはいけない事だろう。暴力ではない。これは正当防衛だと小頭は思ってる。