uenoutaの日記

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ある日、超能力に目覚めた件 第三章 第五話Part2

「へえー先輩かぁー」
 
 私はポツリとそんな風につぶやいた。すると目の前の子は赤く顔をしてもじもじしてる。それを見て気づいてしまった。
 
(ああ、そっか……二人は恋人になるんだ)
 
 まだ告白の返事はしてないといってた。相談……しに彼女はきてる。けどその表情を見て私は察してしまったよ。彼女は恋してる顔になってる。前からその先輩のことをしってた? それとも告白されたから気になって、好きになったのだろうか? 好きって言われたら、好きになる……それはあるような気がする。
 いや、流石に歳が離れすぎてるとか、容姿の許容量が著しく越えちゃってるとかなら、流石に無理だと思う。でもきっと彼女に告白した先輩はそこらへんはクリアしてるんだろう。
 そして彼女は私達に相談してるが、もうその心は決まってる。抜け駆けか! とか思わなくもないが、友達の門出だと送り出してあげるのが友達だと思う。
 
「凄いじゃん! 付き合いだしたら、沢山話聞かせてよ! 参考にするんだから」
「そーそー、それで今度はあたし!」
「いーや、あたしだね。実は私も――」
「はぁ? あんたのそれは画面から出てこないでしょーが」
 
 そんな楽しくもワイワイとした会話を楽しむ。私たちに祝福されて、彼女も嬉しそうだ。きっと明日には返事を返したりして付き合いだすんだろう。スマホがあるし、連絡先は交換してるかも。
 
「稲ちゃんは誰か気になる人……いないの?」
 
 彼氏持ちの余裕だろうか? そんな事を聞いてくる。一体どうしてそんな事を言い出すのか? 自分が告白されたからって、私達にもそんな事がある……なんてのはない。だいたいクラスに男子は居るけど……そうそう話したりしないし。
 
「そういえば……」
 
 ふと今日のクラスでの出来事がよみがえる。それは朝早くだった。夏の大会は終ったが、すぐに冬の大会に向けての練習が始まる。そしてバスケは激しいスポーツで、3年生は夏には引退する。だって受験があるからだ。
 強豪とかいわれる学校なら、冬の大会まで3年生が出張ってくるのもあるのかもしれないが、家の学校ではない。新たな体制で挑むことになる。そして今の2年生が中心になってそこに一年生も加わることになる。
 つまりはレギュラー争いだ。ここから私達一年生にとっては本番といっていい。だから朝活をサボるなんてできない。でも朝から部活は疲れる。
 
「うへー」
 
 とかいって足を棒にしつつ、クラスに戻ってる時だった。ちょっとバランスを崩したんだ。そしてふらついた時だった。私は男子に支えてもらった。
 
「あ、ありがと」
「いや、べつに。それよりも頑張ってるんだな田上。でも気をつけろよ。ほら」
 
 そういって彼は栄養ドリンクをくれた。話した事なんかなかったのに、なんかなれなれしかった。でも……ちょっと鼓動が早くなってた。あれはクラスメイトの『野々野足軽』だった。
 あんな奴だとはしらなかった。