uenoutaの日記

好きなものを描いたり、買ったものを紹介していきます。

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)祖にありける新の形 178

「諦めてもらうことはできないのかな?」
『どうしてそこまで関わる? あれは我の物だ。我の世界で育てた我の物』
 
 まあ確かに、製造権を主張されるとこっちは弱いと言わざるえない。だって一から世界から作り上げてるのだ。お菓子を作る……とかじゃないからね。
 けど……
 
「たしかに神の権利は解ります。それに深く介入しようとはおもいません」
『ならば……』
「でもそれでも、彼女にも意思はある」
 
 私はそう言ってあげる。神なんだから、一から作り上げたんだから、どうしようともそれはしょうがないと思う。命を弄ぶのはいけないこと? 
 
 私だって普通の感覚はある。だからこそ、それに忌避感はあるよ。とうぜんだ。でも神という立場もわかる。なにせこいつは神様だからね。世界を作り、命を育てる……それが神の役目。
 だからその中で命をどう弄ぼうが? それは神の自由である? それは否定できないよね。たしかにそれだけの権利ってやつが神にはあると思うし?
 けどだからこそ、私は「意思」を持ち出した。心と言ってもいい。確かに世界を作った神にはその世界の命をどうにでもする権利はあるとお思う。
 けど抗う権利も同時にその世界の者たちにはあるのも確か。助けて……とか叫ぶのは自由だし? 本当にそれで助けがくる……なんてのはそうそうないだろう。そんな都合のいいことって現実ではないものだ。
 
 でも私には届いた。完全に偶然だし、偶々だよ。でも……ね。届いてしまったんだ。自身の世界のことは勝手にすればいい。それは本心だ。間違いなくね。でもだからこそ、私も勝手にウサギな彼女を助けた。連れ去った。それのどこが悪いのかな?
 助けるか助けないかは私の裁量だ。そこにこの神の都合なんてものは関係ない。だってそうでしょ? 
 
『あれは最高傑作だ! あれをさらに育てればいずれは! いや、あれをきっかけに同じような極地への道を開く! だから!!』
 
 この空間全てから目が開く。奴の体だけじゃない。この空間の全方位からの視線。私はG-01のように屈強じゃないもんね。
 弱く見えたかな? そう思ったのなら、君はその目を全部潰した方がいい。だってそうでしょ? 私とG-01は何も違いなんてないんだから。
 それに……ここに私がいる意味を神はわかってない。君の内部、君の心象情報……一番君の深いところ……そこに私はもう到達してる。
 プライバシーを見る気はない。でも、侮られるのはいただけないね。
 
「だ・か・ら?」
 
 私はそう刻んでいってあげた。その瞬間、真っ赤に染まってたこの空間の全ての目玉が青い光に支配された。