「バカな! バカな! ヴァカナああああああああああああああああああああああああ!!」
なんかめっちゃ神が動揺してる。言葉が通じない時はわめいてるが、威厳みたいな? 神らしい感じはあった。でも言葉がわかるようになると……その、えっと……なんか小物っぽくなったね。別に私は何もしてないよ?
ただ神の目を支配して返しただけだ。けどそれをあっさりとされたのが、神的にはとても屈辱だった……のかもしれない。まあけどこれで二度目だし? いきなりシステムの内部を変えてセキュリティを高めるとかさ……どうなんだろう? 神ならできそうな気もするし、感覚派のような気がしてできない気もずる。
だって神の力ってデフォルトで使えそうじゃん。思ったらもうできた――みたいなさ? そうなると、どうやって使ってるのか? とか、どうやってその力が発動してるのか? というプロセスに関心を持つことはないんじゃないだろうか?
私だってそうだ。だいたいG-01がなんとかしてくれるから、本来ならそうなっておかしくないんだよね。でもそうならないのは、私がG-01から出されてる宿題というか? それをやってるからだ。まあそれはG-01というよりも、私やG-01を作った人たちが化した宿題ってところだと思うけどね。
そのおかげで私はただその恩恵を享受するだけの存在ではなくなってる。毎日毎日、私は超膨大なG-01のマニュアルを読み込んでるのだ。実際普通ならただマニュアルを読むだけでは専門用語とかわかんないと思う。
そしてG-01のマニュアルにはたくさんの専門用語がある。でもそこは超技術を有してる人々が作ったG-01である。そして私自身も……だからこそだとおもうけど、マニュアルを読む……という行為だけで、その仕組みとか技術とかをより理解できるようになってる。
まあそもそもが『読む』という事自体が大変だからね。だだ目を滑らせればいいってわけじゃない。読むことにもG-01のマニュアルはとても脳を使う。翻訳に知識のインストールにそれから理解……それらをやってるからだ。
その努力があって、私はちゃんと知識も吸収してるのだ。でもそれは用意されてるからである。わたしだってやらないでいいのならやりたくない。こんなことね。なんかできる……使える……で何がいけないのか? 別にそれでもいいじゃんって思う。
まあ実際、ちゃんとこうやって頭を使ってきたことで、助けられた場面は結構はある。それでも私は特別に頭がよくないっていうか? 天才……とかじゃないんだ。脳を拡張することで、記憶力とか、計算力とかはあがってると思う。でもさ、それだけだよ? 脳を拡張したって天才になるわけじゃない。
けど確かにこの身になってるのは確かだと思う。私の心もとない処理能力と発想力。そしてG-01の圧倒的な計算力とかさ。それを使えば、ただ力を使ってる……いや踊らされるだけの神になんて……まけない。神は存在から特別な天才だろう。
そんな神に、私の地道な努力で蓄えた技術と知識で上回るのだ。いくら叫んでも、私の支配はもうゆるがない。大丈夫、脅迫なんて……そんな野蛮なことしないしない。