この世界の吹雪は私が止めた。世界への干渉の仕方を、神に教えてもらったからだ。まあそこらへんは神によって色々とシステム? は違うらしい。まあシステムといってるが、体系ではなく、個人の才能とか力に頼ってるから、一貫してない……という事みたいだけどね。
でも世界を構築する力の使い方は違っても、世界の形は大きく変わらないわけで……逆算したら他の世界でもきっと通用するだろう。神は結構謎の存在だからね。それはG-01をつくったような世界の人々にもそうなんだ。
一部の神とは時々交流があったみたいだけど……神は特殊な存在として認識してある……程度。てかどっちかという研究対象みたいな? そんな印象がある。だから私のこの接触はG-01を作った世界の人たちにはとても喜ばしい事かもしれない。
なにせ世界のメカニズムを解明する一助になるはずだ。まあけど今はそんな事を考えてる場合じゃない。この世界でとても重要な歴史的な和解。神と、そして地上の生命の和解が行われてるのだ。これはとても重要な事だからね。まあこの世界にとっては……だけど。
家族と再会して、そしてこれからの為にちゃんと二人は許しあう必要がある。恨みあってたらこの世界ももう一度……を出来ない。いつまでもこのまま吹雪に覆われた世界では変化がないからね。
そうなると神の望みはかなえられないし、吹雪にずっと吹かれてたら、いくら死なないといってもウサギな彼女の心だって凍るかもしれない。ある意味で今が……このタイミングがギリギリだったのかもしれない。
「すま……ない。くるしめ……た」
たどたどしい声を人間サイズになってる神がいう。それに対して、ウサギな彼女はいうよ。
「私は、強くなんてなりたくなかった。ただ、大好きな人たちと一緒に……幸せに過ごしたかったんです」
それはきっと本心だ。彼女は別に強くなりたいなんて望んだことなんてただの一度だってなかった。でも彼女は意図せずに世界最強になった。ウサギな彼女にとって、力は決して祝福じゃなく、呪いだったんだろう。
「そうだ……な。これは私の……都合でしかない。強い……強い存在が必要だった」
「それは聞きました。世界の外にはとても恐ろしい存在がいるって……これからも私のような存在をつくるんですか?」
「もう……その必要はない」
「え?」
「奴は、この者たちが倒す。それに協力……する。そうだろう?」
私はG-01でその言葉にうなづいた。