uenoutaの日記

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転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)祖にありける新の形 183

 なんとかかんとか解決したと言っていいだろう。それにちゃんとサンクチュアリも手に入れることができた。さらにいうと神の協力だって得られた。まああの神がついてくる……ということはない。なにせああ見えて神は忙しいのだ。
 それに得ただけじゃなく、差し出したものもある。それはこっちの技術とか、神がしらない知識とかだ。神に知らないことがあるの? とか思うかもしれない。だって相手は「神」だからね。神様ならなんでも知ってて当たり前……みたいに思ってしまうのも納得ではある。
 
 私だって少し前……それこそこうやってG-01のなかにいるようになるまえ……以前の記憶ではそうおもってた。まあその時の私の神知識なんてほぼないようなものだったとおもう。ただ神様は偉くてすごくて、願いを叶えてくれる人……くらいな認識だった。
 ゼウスとかいうのがなんかすごいんだ−−とかさ、仏像様も神様だよね? くらいの知識。神社と寺の関係性だって神社の小さい版がお寺だと思ってたくらいだ。そんな私が神様に知識を与える側になるとは……ね。人生って何が起こるか本当にわからない。
 
 まあ私の知識というか? このG-01を作った世界の人たちの知識ではある。ようは又聞きだ。それを自分の知識のように伝えるのはなかなかに心苦しいというか? まあでも実は私は……から一から全てを話してってしてると時間がかかりすぎるからね。
 私の事情とか、伝える必要ない。そんな又聞きの私から教えてもらったことを神はすぐにでも実行したいみたいだ。そうやって新たな世界……それを稼働させたいみたい。それに……
 
「えっと、ありがとうございました」
 
 ウサギな彼女がそういってくれる。彼女も家族たちとこの世界で新たな世界の復興を神と共にやっていくことにしたみたい。今度は神から利用される側ではなく、協力者として世界を見守る立場になるようだ。神はあくまでも神。世界の外からその運営をするものだ。だからこそ、中から見る存在……それを彼女に任せるってことだろう。
 
 二人が協力していけば、きっとより強力な存在が生まれる可能性は高まると思う。そしてそれは巡り巡って私の助けにもきっとなる。いつかくる空獣との戦い。それはきっと私がこのG-01に乗ってる限り、避けては通れない道というか……きっとそれが私の存在理由なんだろう。G-01の最優先の目標は空獣の「討滅」だ。そう設定してある。
 そしてそれは最上位権限で保護されたもの。私でもそれに手を出すことはできない。きっとプチュオクミ側が勝手をできないようなセーフティなんだろうね。私が確かにG-01を動かしてるが、あくまでも私はG-01の部品……なんだよね。所有者ではない。
 だからその目標に逆らうことはできないんだ。
 
「あの、この子を」
 
 そういってウサギな彼女はちっさく丸い雪兎みたいなのを差し出してくる。けどそれは雪でできてるわけじゃない。ちゃんとした生命だ。
 
「これは?」
 
 勇者がそう返す。するとウサギな彼女はこういった。
 
「私も世界の外を見たいんです。だからこの子を連れて行ってくれると嬉しいです。迷惑ですか?」
 
 勇者は首を横に振るう。そしてウサギな彼女の手からその子を受け取る。のっそりと勇者の手に移るその雪兎。私たちの旅に新たな仲間雪兎の「ユキちゃん」が仲間になった。でもなんかユキちゃんとよんでくれない。みんな「スノーホワイト」と格好いい名前で呼ぶのだった。なぜだ?