uenoutaの日記

好きなものを描いたり、買ったものを紹介していきます。

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)祖にありける新の形 217

「直接? そんな事したら戦闘に入るとおもうけど……」
 
 そんなミレナパウスさんの言葉は最もだとおもう。リファーちゃんは話し合えばわかってもらえる……とか思ってるみたいだけと、大人の世界っていうのはそんな単純ではない。寧ろこっちの話はわかったうえでも、戦いになったりする。
 向こうだって色々と事情があるだろうしね。まあけど……私はおもう。
 
(それもいいかもしれない)
 
 ――ってね。だって……だよ? だって考えてみて欲しい。逃げることにこれ以上なんの意味があるだろうか? そもそもこっちの目的はサンクチュアリの情報だ。そしてここにはそれがあるかもしれないし、ないかもしれない。そこら辺が曖昧だ。でもないとわかればさっさとリファーちゃんの空間移動で逃げればいいだけなんだよね。
 空間移動を気軽にできる相手に追いつくなんて不可能だ。しかもリファーちゃんは世界間さえ移動できるというチートである。その気になれば、彼女に追いつける存在なんて……ね。いないよ。
 でも今のままじゃそのチートもあんまり使えない。それは結局、この場所に目的の情報があるかないかわかんないから切り離せないからだ。かといって既に静かに調べる……というのは不可能な状況になってる。
 
 一旦離れてほとぼりが冷めるのを待つ? それはいつになる? ってなる。それよりももっと簡単に行きそうなのが、実はリファーちゃんの提案である。
 
『それはいいですね』
「ちょっ!? 本気ですか?」
 
 ミレナパウスさんが私の賛同が意外なのかびっくりしてる。確かに私は慎重派だからね。意外なのもわかる。でもさ……現状を考えると……ね。いや他にも色々と施策は考えてるよ。でも……どれも時間がかかるというか? 
 それに逃げの一手のままでは相手の意表を突くことはできない。
 
『リファー、飛べるんですよね?』
「もちろん! 私ちゃんと憶えてるもん!」
 
 私の言葉にリファーちゃんは速攻でそういった。ふむ……一回でもリファーちゃんの前に姿を表したのがまずかったね。裁定のためで一応顔とか隠してたけど、既にリファーちゃんには記憶されてしまってる。
 そして……それだけでリファーちゃんは空間を超えて飛べる。ほんと滅茶苦茶だよ。
 
『戦闘になってもあなた達が負けることはないでしょう。強引なのは好みませんが、素直になってもらうためです。手加減はしてくださいよ』
「もらろん!」
「わかり、ました」
 
 ミレナパウスさんは渋々と言った感じだけど納得してくれた。この状況はうざったいとミレナパウスさんも思ってたんだろう。それなら早速……ということでリファーちゃん達は集まってきてた魚の兵隊達の前から一瞬で消えた。