「一体なにを調整してるんだろう? リファーちゃんのことだからそこまで複雑なことはしてない筈」
私は考える。よく見てみると、リファーちゃんがやってるエネルギーの移動……それは私がやってるのとはなんか違う。普通さ「移動」っていったらどういう物を思い浮かべるだろうか? 私はそれこそ水が上から下に流れていくようなさ……それを思い浮かべる。流れってやつだよ。
水は高い所から低い所にながれる。血液は心臓という運動で全身に送り届けられる。今の状況でいうと、切り取ったエネルギー……それが最初にある空間がタンクのようになってて、そこから別の空間に流れていく……ってかんじで、それを循環させてたわけだ。そしてリファーちゃんがやってることと同じようにするために、その空間の途中には外に通じる穴がある。
そうなると、当然だけど予めためておいたエネルギーは減っていく。移動させるにも、減っていくとなるとその勢いは徐々にに弱くなっていく。
だってタンクの水が無くなっていってるんだからそうなる。水じゃなくエネルギーなんだけど……でも理屈は一緒だろう。けどリファーちゃんはなぜかそれが減らないようにしてる。
増えてはない……らしい。でも同じ物が永遠にあるようにしてるだけ。
「そうか……」
私は思いついた。そもそもが「移動」してるのが間違いなんじゃないかな? 確かにリファーちゃんは無数の空間を細かに繋げてあの白い魚からきりとったエネルギーを「移動」してる。
そこは間違ってない。でもリファーちゃんがやってる「移動」と私がやってる「移動」はどうやら違うのだ。私が水が流れるような「移動」というか? 動き? 流れ? を移動としたのに対して、リファーちゃんは文字通りの「移動」なのだ。
何をいってるのかわからない? つまりはリファーちゃんは流してるんじゃない。エネルギーを丸ごと全て? 全部? 移動させてるのだ。多分それが一番の私とリファーちゃんの違いだと思った。