2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧
「悪魔? 悪魔って悪魔? 聖書とかに出てくる? そんな……」 バカな――という言葉を野々野足軽は飲み込んだ。なぜか? それは野々野足軽には一番【あり得ない】という力を持ってるからだ。 『力』があるのなら、悪魔がいても可笑しくなんて無いのでは? と思っ…
(不思議な感覚だ) そんな事を一人の兵士は思ってた。彼はこの戦いの為にわざわざ志願した青年だった。本当なら戦うなんて……そんなふうに思ってた一人の少年だ。 彼はアズバインバカラでそこそこの家に生まれた。もとからこの世界では比較的に安定してたア…
ちょうどいい感じにピンチをチャンスに変えて、私はいくつかのドローンを味方の武器に強制的にくっつけて、それによってのパワーアップを演出した。 ソイツらが中心になることで再び勢いを取り戻していくのが俯瞰してみてるのとよくわかる。もしかしたら全員…
(実際あの女性には力があるとは思うか?) もしも……であるもしもあの美女になんらかの『力』が発言してる……となったらさすがの野々野足軽だって油断はできなくなる。これまでどこまで言っても野々野足軽に余裕があったのは、その『力」による裏付けである。…
(ほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしいほしいほ…
「くっ」 そんなふうに言いつつ、勇者は聖剣でそれを切った。何が起きてるのかという、四肢を落とした空のなにかはまだ終わってない……ということだ。 私達をどうにかしたいのなら世界の外の鬼でも引っ張って来るのが一番手っ取り早い。G-01は鬼ではもうどう…
『何やら事件のにおいがしますね』 (変なことを言うなよ……) 平賀式部から分かれた途端に頭に語り掛けてくるアースの奴。まあそれは理由がある。元から今日はデートだからと、アースにはその間は向こうからのアクションを禁止にしてたからだ。禁止といって…
ヒビが入った砂獣達。ソイツらの内部から新たな何かが出てこようとしてる。ベリベリとヒビを剥がして現れるのは一回り……いや更に二周りは位は大きくなった同型の砂獣だ。 ようはあれは脱皮? だったらしい。けどただ体がおおきくなったわけじゃない。なんか…
「ありがとう。今日はすごく楽しかった」 「うん、俺も充実してた」 日も沈んで、そしてお腹も膨れた二人は駅前でそんな会話をしてた。今日はもう終わり……そんな雰囲気だ。本当はこれからどちらかの家へといってしっぽり……とかいう思いがないわけでもないが…
「「「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」」」 「「「ヤレヤレヤレヤレヤレヤレえええええええええええええええ!!」」」 変な手足に群がってる砂獣たちに向かって、皆が一斉にその武器を振るった。いや今も振るいつづけてる。本当なら一刀両断出…
「ごめんなさい」 「うん? 何が?」 なるべく早くあの店から出て、別の場所に向かってる途中でそんな風に平賀式部は野々野足軽に謝ってきた。何が? とか言ったが、野々野足軽はちゃんとわかってる。なにせさっきの事はかなり衝撃的だったからだ。 それにあ…
「すみませんけど、僕は彼女を渡すことは出来ません。だって彼女は俺の大切な人だから」 キュン――そんな胸の高鳴りを平賀式部は感じてた。なにせ普段はそんなに男らしいところを見せない野々野足軽である。そんな彼が今はっきりと平賀式部の事を『大切な人』…
「ぐわあああ!!?」 「ぎゃああ!?」 そんな悲鳴が戦場に響く。別に戦場に悲鳴が響くことなんてのは別に珍しいものじゃない。寧ろ当たり前だろう。なにせここは戦場で、戦場なら痛い事は当たり前にある。だから悲鳴なんて当然だ。けど…… 「痛い……痛いよお…
「貪ってる……」 空から落ちて来た人の手足の様なそれに群がる砂獣たちを見て、戦場の誰かがそうつぶやいた。そう、砂獣はその手足に集まって何をしてるのか? といえば、どうやらその落ちて来た手足に群がって我先にと貪ってるみたいだ。 そもそもが砂獣とい…
「えっと、それはどういう? 何を言ってるのかわかってますか?」 とりあえず野々野足軽は冷静にそう返す。ちなみに叩かれてヒリヒリしてた頬は力によって、すでにダメージはない。今やかなりの傷だって瞬時に直せるくらいには経験を積んだ野々野足軽だ。勿…
声なのか、それともそうじゃないのか……よくわかんないそんな音が響く。 もちろんそれは勇者が聖剣を差し込んだ渦から響いてた。そしてその中から落ちてくる。なにが? それは手や足である。それもただの手や足ではない。連なる手や足だ。手はそれこそその手…
小気味良い音が店内に鳴り響いた。一瞬にして静まり返る店内。さっきまではまだ野次馬として楽しむ余裕もあった人たちでさえ、流石に暴力を振るったところを見てしまうと、引いてしまうらしい。それに、きっとそれはそれをやったのが彼女−−つまりは女性側だ…
勇者が飛び出したか……ということは、流石にこっちの人達では手に余りそうなやつが出てきたということたろう。だって基本は私達はお手伝いに徹しようとおもってるからね。でも彼我の勢力差ってのはどうしてもあるのだ。だってなにせ、教会はずっとこの世界を…
「君、軽いね。それに――」 そういって仮面の男は膝上にお尻を落とした平賀式部の髪にその手を差し込んだ。そして梳きつつ、顔を寄せて「んーー」とか言い出した。 つまりはそれはあの仮面の男……平賀式部の髪のにおいをかいでるのだ。 「――いい匂いだ」 「――…
「助かりました。流石ですね」 「いえ、このくらい勇者様ならもっと簡単にできたはずです」 「そんな謙遜はいらないですよ。貴方が前線の皆を助けたんです」 「助けた……」 戦場の後方の方で、そんなことをミレナパウスさんと勇者は話してた。あの二人……二人…
「ふっ!!」 そんな風に息を吐いて、なんとか花の砂獣の足元にたどり着いた奴がその武器をふるった。それだけで花の砂獣の体がスパッと斬れる。でも……その瞬間だった。一気に花の砂獣の花の部分が膨らむ。一気に嫌な予感……いや周囲の者たちに死の予感が走っ…
「なんですか? 私と彼の邪魔をする気?」 軽い感じの仮面の男とは違って、とても鋭い目を美女は平賀式部に向けて来てる。それは明らかに相手を敵としてみてる……そんな目だ。でもそれも仕方ないだろう。だって彼らもデートをしてたように見える。そんなとき…
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」 皆で一斉に花の様な砂獣へと攻撃を仕掛ける。その間にも花の砂獣はその花から種を飛ばしてる。矢が断続的に飛んできて、あらぬ方向を向いてるが、それでも一つ一つが独立した花弁を持ってる。だから…
「えっと……あの!」 なんかとても小悪魔的に微笑んで平賀式部は仮面の男とそれと一緒にいる美女に話しかけにいった。けど……だ。けど、そもそもが平賀式部はそんなコミュ力が高い方ではない。 だってそもそもが平賀式部は教室でもほぼ野々野足軽としか話さな…
「綺麗よね。大人っぽいし」 そんな風に平賀式部がつぶやく。それに対して野々野足軽は「えっと」とかしかいえてない。出来る男なら「そんなことない」とか「君の方がきれいだよ」とか言えるだろう。けど初彼女が平賀式部である野々野足軽にそこまで求めるの…
「くっ」 弦を思いっきりひく。巨大な弓は自身の身長ほどもあり、弦だって特殊なそれは生半な力では一切引くことを許さない……それほどの物だった。 自身の体を強化して、全ての力を合わせてやっと引ける……それだけのおかしい弓がこれだ。だからこそ、その弓…
最近寒いですね。お体にご自愛ください。自分は今年久々に熱が出た程度には健康です。ランニングもしてるし、栄養も意識してるし、きな粉とかも取ってます。 きっと大丈夫です。やっぱり一番の節約って『健康』なんですよね。病気は予防するのが一番コスパ良…
「何だったんだ?」 そういってるのは仮面をかぶったおかしな男(男自体はそう思ってない)だ。すると彼の目の前の女性が優しい微笑みを浮かべてこう言った。 「いいじゃない。あんなつまらない人たちなんて……それよりも、恐くなかったの?」 「怖い?」 「…
弓によって大きくのけぞった花の砂獣。その隙に一斉に皆が動く。 「撃てええええええええ! 撃ちまくるんだ!! 案ずるな !! 腕が取れてもネナン様がくっつけてくれる!! 力の限りを絞り出せ!!」 弓隊の部隊長……というか、弓隊は本体の近くにいるから本…
今回はiPhone15promaxで撮ってます。前回の動画でpixel6PROとiPhone15で比べられないなあ~とか言ってましたけど、大きな画面で見ると全然違いました。スマホの画面では分かりませんでした。ノートパソコンの15インチくらいでもわかりました。いやーpixelは…