uenoutaの日記

好きなものを描いたり、買ったものを紹介していきます。

2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 813

「見つけた!」 私はそう言って早速動き出した。ある地点に歩いて言って片手を砂につけて、反対側の手を空へと掲げる。私は砂を見てるようで、砂を見てない。見てるのはその中に隠れてるブニブニだ。黄金の鬼をスキャンしてその力の流れを見て、そこにいるの…

ある日、超能力に目覚めた件 176P

(よかったじゃないですか。距離が縮まって)(縮まってって……なんかバグってるだろこれ……) 野々野足軽はスマホの画面を見つつ、思考の中にいるアースへとそういった。なにせこの文面から、どういう平賀式部を想像していいのか、野々野足軽はわからないでい…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 812

私は砂に埋もれてたドローンを稼働させる。どうやらこのカーテンの中で、一時的にバッテリーが切れて休止してたらしい。でもここまで近かったら、G-01からエネルギーを供給できる。なのでカーテン内部にいたドローンを復活させた。 コクピット内に鮮明な内部…

ある日、超能力に目覚めた件 175P

「あれ?」 野々野足軽は次の日、目覚ましのけたたましいアラームで目が覚めた。のそりとベッドから体を起こして、アラームを止める。そしてその画面をみて、いつの間にか今日という日が昨日の翌日だということに気づいた。 なにせ野々野足軽にはいつベッド…

ある日、超能力に目覚めた件 167P

「えっと、これ……」 そう言って平賀式部が卵焼きを差し出してくる。それはいつもみたいにきれいな黄金色の塊ではない。むしろ焦げてる。黒い部分がそこそこある。それにキレイに切れてるわけでもなくて、ちょっと崩れてる。 その玉子焼きを平賀式部は自分の…

ある日、超能力に目覚めた件 174P

「どうぞ」 「いただき−−ハグっ」 目の前の野々野足軽はいただきます−−も言い終わる前に平賀式部が出してきたお菓子にかぶりついた。目の前にだされたそれは、とても美味しそうだったのだ。あまつさえ、野々野足軽の家では絶対に出されないような……いや買っ…

転生したらロボットの中だった(ただし、出ることは出来ません)運命という世界線を壊せ 811

私は指を砂の中の深くにいかせて自身の探査範囲を広げる。それによってどんなアリ一匹だろうと見逃さないレーダーの包囲網を作り上げる。私が見つけないといけないのは黄金の鬼が繋がってるブニブニである。実際そのブニブニが世界のエネルギーを黄金の鬼へ…

ある日、超能力に目覚めた件 173P

目の前に野々野足軽の顔がある。彼は平賀式部を見つめてた。その目は真剣だ。平賀式部はこれまで感じたことがないくらいに、鼓動が早まってた。平賀式部は自分が冷静であんまり感情の起伏がない……いや感情を制御できる人間だと思ってた。教室でいつも集まっ…

転生したらロボットの中だった(ただし、出ることは出来ません)運命という世界線を壊せ 810

取り敢えず私は勇者につけてたドローンを回収した。なにせ外側に行ってた時には接続が切れてたからね。それまでの情報というか、状況を知りたくはある。回収するといっても、ただデータを母体であるG-01の本体へと吸い上げただけなんだけどね。それによって…

ある日、超能力に目覚めた件 172P

「行っていいんですよ……良いんだよね?」 (あれ?) 平賀式部に支えられてた野々野足軽に力が戻った。そして口を開いたその言葉にちょっとした違和感を平賀式部は感じた。 (いま、敬語を……) そんな風に思ったのだ。野々野足軽は別に普段から真面目を売り…

ある日、超能力に目覚めた件 172P

「行っていいんですよ……良いんだよね?」 (あれ?) 平賀式部に支えられてた野々野足軽に力が戻った。そして口を開いたその言葉にちょっとした違和感を平賀式部は感じた。 (いま、敬語を……) そんな風に思ったのだ。野々野足軽は別に普段から真面目を売り…

転生したらロボットの中だった(ただし、出ることは出来ません)運命という世界線を壊せ 809

とりあえずはアラクネちゃんを送ったことで、勇者には頑張ってもらおう。私のメッセージも同時に勇者には伝えたから、アラクネちゃんを敵とは思うまい。内部ではかなり壮絶な戦いが繰り広げられてる。 それこそ世界の終わりか? 的なほどだ。黄金の鬼は盛大…

ある日、超能力に目覚めた件 171P

「それって……」 平賀式部が言った言葉が野々野足軽の頭の中で反芻されてる。アースがアホな事を言ったから僅かにでも人間としての理性が戻ってきたが、けど今の野々野足軽の感情はそのせいってのもある。このどうしようもない感情。体中が焼かれてるかの様に…

転生したらロボットの中だった(ただし、出ることは出来ません)運命という世界線を壊せ 808

「そもそもがあの鬼って元からあの容姿だったよね……」 一体何があの鬼は私がこれまで戦ってきた鬼と何が違うのか? という疑問が単純に湧いた。今は教会の幹部? かはわかんないが、それなりの地位のやつが変質して、確かあの黄金の鬼に同化してたはずだ。 …

ある日、超能力に目覚めた件 170P

「それじゃあ……また……ね」 そんなふうに彼女「平賀式部」がいう。空は夕暮れに染まって、場所は彼女のタワマンのロビーである。ロビーだけど、このビルは日当たりを考慮してるから壁面がガラスで日当たりがいい。なので夕暮れの黄昏色の光が入ってきてる。そ…

転生したらロボットの中だった(ただし、出ることは出来ません)運命という世界線を壊せ 807

「何これ?」 そんなことを言いながらも、私はすぐにそれをスキャンしてる。何があるのかというと、勇者と金の砂獣が戦ってる場所になんか光がある。地面から湧き上がってるようなそれは外からの侵入を拒んでるんだよね。光のフェンスというか……カーテンとい…

ある日、超能力に目覚めた件 169P

平賀式部が魅せた笑顔。それを教室の外から見てた人物がいた。それは沢山いたが、その中でも一番衝撃を受けてたのはこんなことになった原因になった存在、山田奏その人だ。 「ああ、やっぱり」 山田奏はそんな事を呟いていた。それを近くにいた男子生徒が聴…

転生したらロボットの中だった(ただし、出ることは出来ません)運命という世界線を壊せ 806

「ヨシヨシ、いいよ! 最高だよ!!」 私はG-01でグッと親指を立てて「最高」を表してあげた。すると目は見えないがアラクネちゃんの形の良い口の口角が上がった。笑ってるのだ。実際、戦ってる時には全くの無表情だったと思うんだけど……でも今は彼女は笑っ…

転生したらロボットの中だった(ただし、出ることは出来ません)運命という世界線を壊せ 805

「とりあえず目は隠してていいよ。それもそれであり……だしね」 だって目元を隠しててもエロいキャラっているじゃん。アラクネちゃんにはそのポテンシャルがある。まあ下半身がね。下半身が蜘蛛だからこの子で興奮するのは特殊性癖が必要かもしれない。 そも…

ある日、超能力に目覚めた件 168P

ざわざわとした喧騒、上履きがこすれるような音や、教室の安っぽい椅子が床を擦れる音、そしてもちろん教室には話し声が溢れてる。なにせこの空間には数十人の子供たちがいるのだ。 それにこの時間……昼休みというこの時間は学校での癒やしの時間だ。皆がリラ…

ある日、超能力に目覚めた件 129P

「山田……先輩?」 「ああ、君か」 それは放課後、野々野足軽が山田奏と朝倉静香の邂逅を覗き見てそして家路につこうと玄関に降りてた時だった。ずっとトイレにいたせいだろうか? 野々野足軽はそこで催してきた物を出し切ってから、玄関へと向かってた。なか…

ある日、超能力に目覚めた件 167P

「えっと、これ……」 そう言って平賀式部が卵焼きを差し出してくる。それはいつもみたいにきれいな黄金色の塊ではない。むしろ焦げてる。黒い部分がそこそこある。それにキレイに切れてるわけでもなくて、ちょっと崩れてる。 その玉子焼きを平賀式部は自分の…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 804

「ありがとう」 そんな声が聞こえた気がした。ヌメリアさんが生んだ砂獣から引き剥がした魂はそんな言葉を残して天に帰っていった。この工程をマニュアル化して、もしも捕まってる魂があったら、助けてあげよう。実際ヌメリアさんはこれまでいくつの砂獣を生…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 803

これを少しずつ分離させていくとなったら、それこそ超精密な力の操作をやらないと駄目だ。そんなのは流石に無理だ。私にはそこまでの超精密な力の操作の技術なんてのはない。 でも大丈夫。なんだってできるG-01だ。私に出来ないことは、G-01の機能で助けても…

ある日、超能力に目覚めた件 166P

「とう!!」 そう言うと桶狭間忠国は走り出した。その速さたるや、エンジンでも付いてるのか? と思うほどだ。けどソレだけの巨体。更に言えば学校前で登校時の生徒が溢れてるのに、その巨体を誰かにぶつける……なんてことは桶狭間忠国はしない。その巨体に…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 802

私はアラクネ型砂獣の体を私のエネルギーで満たしていく。あとはもう、こっちで用意してたヌメリアさんが生んだ砂獣を置き換える奴をいれるだけ。必要なのは外科的なことだろう。実際はただ腕を突っ込んで、注入、入れたらエネルギーで修復という荒療治であ…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 802

私はアラクネ型砂獣の体を私のエネルギーで満たしていく。あとはもう、こっちで用意してたヌメリアさんが生んだ砂獣を置き換える奴をいれるだけ。必要なのは外科的なことだろう。実際はただ腕を突っ込んで、注入、入れたらエネルギーで修復という荒療治であ…

ある日、超能力に目覚めた件 165P

「友達……かな?」 「はじめまして平賀さん。僕はこいつの親友の桶狭間忠国です」 なんか自分を友達から親友に格上げして好感度を稼ごとうしてる桶狭間忠国。でもそれでも平賀式部は警戒心を解くことはない。なにせ相手は上半身裸なのだ。そんな奴に自己紹介…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 801

「魂は……どうしようか?」 ずっと赤ちゃんの鳴き声が聞こえてる。私はG-01の性能によって、この砂獣を乗っ取るすべを大体検討つけてるわけだが、どうせならちゃんこの魂を救ってあげたいと思ってしまう。 なにせもしもこの砂獣を私の物にできたとして、ずっ…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 801

「魂は……どうしようか?」 ずっと赤ちゃんの鳴き声が聞こえてる。私はG-01の性能によって、この砂獣を乗っ取るすべを大体検討つけてるわけだが、どうせならちゃんこの魂を救ってあげたいと思ってしまう。 なにせもしもこの砂獣を私の物にできたとして、ずっ…