uenoutaの日記

好きなものを描いたり、買ったものを紹介していきます。

2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

転生したらロボットのなかだった(ただし出ることはできません)運命という世界線を壊せ 901

ザンサンシャカレの兵士たちは上手いこと連携をしてる。一人が突っ込んで斬りつけて、さらに別の所から切り付けて、さらにさらに別の方向から切り付けてる。そんなとめどない連携をこの僅かな時間で作りあげて終わりのない連撃を絶えず繰り返してる。 彼らの…

ある日、超能力に目覚めた件 264P

「えっと……実は昨日俺たちは――ふぐっ!?」 「え? 何かあったんですか!?」 キラキラの目をして興奮してる草陰草案。けどそんなキラキラとしてる草陰草案とは反対で何か言いかけたアンゴラ氏はわき腹を抑えて前傾姿勢になってしまってた。 「お前ら……」 「…

転生したらロボットのなかだった(ただし出ることはできません)運命という世界線を壊せ 900

「ふむ……」 ドローンを使ってあのおっきくなった教会の奴を調べてわかったのは、はっきり言ってあいつは放置で良い……ということだ。てかそれが一番楽……ということだ。なんでかというと、やっぱりだけど、あれは相当無理してる。 それこそ命を代償にしてる――…

ある日、超能力に目覚めた件 263P

「えっと、ホームレスとかではない?」 「もちろん」 「私たちを襲う気も……」 「あるわけないだろ」 「ち、ちなみに君たちは高校生? 中学生?」 「つうほ……」 「ミカン氏! ちょっとこいつの口をふさいでてくれ!」 ミカン氏が余計なことを言ったせいで、野…

ある日、超能力に目覚めた件 263P

「えっと、ホームレスとかではない?」 「もちろん」 「私たちを襲う気も……」 「あるわけないだろ」 「ち、ちなみに君たちは高校生? 中学生?」 「つうほ……」 「ミカン氏! ちょっとこいつの口をふさいでてくれ!」 ミカン氏が余計なことを言ったせいで、野…

ある日、超能力が目覚めた件 262P

「何やってるんだ?」 「アンゴラ氏……」 「もう一人いた……ホームレス?」 戻ってきたアンゴラ氏を見て、ツートンカラーのおさげの少女『草陰草案』は更に悪い印象を与えるようなことを言ってる。確かに彼らはおっさんで、そして男同士だし、昨日のこともあっ…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 899

「何か来た――ウオオオ!?」 でっかくなった教会の奴はジャンプして別のダンゴムシに移った――と同時に、その勢いのままザンサンシャカレの兵士たちを押しつぶした。筋肉の塊の様になってる今のそいつは、同じく筋肉で覆われてるだろうザンサンシャカレの兵士…

ある日、超能力が目覚めた件 261P

「きゃああああああ!! 変なおっさんたちがいるぅぅぅぅぅぅぅ!?」 「「「おい!?」」」 「きゃああああああ!! 怒ってきたぁぁぁぁぁぁ!!」 「ちょっと草陰、あんたわざとやってない?」 最初の悲鳴は女の子が二人で叫んでた。けど二回目からは一人…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 898

「なにあれ? 大丈夫なの?」 明らかにあの状態は体に悪いだろう。無理してないはずがない。そもそもがあれってあの花の効果が切れたときには元に戻るのだろうか? だってめっちゃ体が大きくなってるよ。あれでもしも体が戻るとしたら……ちゃんと全身の骨は正…

ある日、超能力が目覚めた件 260P

カシャ――カシャ―― そんな音が三人に届く。それは酷く乾いたような音だ。まるで機械音声のような……三人は再び警戒を強めた。なにせ昨日の夜にあんなことがあったのである。 今は朝方で、すでにかなり日も高くなってきた頃合いだ。こんな時間に出るなよ――と三…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 897

教会の奴らというのは基本貧弱である。 なにせ魔法は肉体的に動くことがないからだ。いや、それはこの世界の魔法は……だけどね。なにせ勇者とかはよく動いてるし。よく動きながらも、魔法使ってる。それに魔王とかは肉体を強化したりして大地を割ったり……ね。…

ある日、超能力に目覚めた件 259P

「それは……」 「これはきっとアンゴラ氏の石だと思います」 「アンゴラ氏……」 「ああ」 先に廃ビルへとはいっていた猩々坊主へと皆が続く。一瞬三人はためらったが、結局は廃ビルへ……昼に見る廃ビルは、流石に夜ほどの不気味さはない。 けど廃墟特有の不気味…

転生したらロボットのなかだった(ただし出ることはできません)運命という世界線を壊せ 896

「我らのせいで聖女様が……多少の傷など気にするな! 花を出せ!!」 目隠しの聖女の周囲に展開してるダンゴムシに居る教会の奴らも現状って奴がわかるやつがいるらしい。そいつは今の状況が不味いと思ったんだろう。なにせ中央の目隠しの聖女が居るダンゴム…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 895

「つっ」 目隠しの聖女が錫杖を床に打ち付ける。それによって、ダンゴムシを覆う結界が展開された。そしてそこに再び弾がぶつかってくる。からくりが分かってる目隠しの聖女は慌てずに風も起こす。それによって弾が砕かれて撒かれる毒もながしていく。 けど……

ある日、超能力に目覚めた件 258P

「どういう……いや、本当に痛かったんだ。さっきまでズキズキと傷んでたし、傷の感覚だって、血が流れた感覚だってあった!」 「落ち着いてくだされチャブ氏」 洗い流した頬から傷がなくなってたことで、逆になぜかチャブ氏は不安になってしまったらしい。傷…

ある日、超能力に目覚めた件 257P

「これは……やっぱり……げん……じつ?」 傷があったことでチャブ氏はそんなふうにその傷を触りながらつぶやく。その時だ。 「いや、待ってくだされ!」 そういったのは機械に一番強いミカン氏だ。ミカン氏も運動不足を隠そうともしない体型をしてる。いや、その…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 894

驚異的な運動神経をみせて、教会の奴らをバッタバタと切り裂いていくザンサンシャカレの兵士たち。すでに先頭にいたダンゴムシの櫓の上にいた教会の兵士たちはほぼ倒し終わったとみていい。それから更に隣のダンゴムシへと……と行きたいところではあるが、い…

ある日、超能力に目覚めた件 256P

「どうする?」 「もう一回、あそこに行くとか嫌ですぞ!」 「そんなの俺だって嫌だよ」 「ちょっとそこの御仁」 「「「おおう」」」 三人がどうしようか――と悩んでる間に、猩々坊主が通りすがり のサラリーマンへと声をかけてた。 「はい? 自分ですか?」 …

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 893

「「「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」」」」 戦場の空気になってる。ダンゴムシの櫓の上で、教会の連中と、そしてザンサンシャカレの兵士たちが死闘を繰り広げてる。最初のときは…

ある日、超能力に目覚めた件 255P

「「「うらうらうらう、おらおらおらおらおらおらおら」」」 なんとか命を危機を脱したことで、何やら四人はテンションがおかしなことになってた。一番の功労者のアンゴラ氏を皆でたたいたり、おしたりくしゃくしゃとしたり……そんなことをしてた。 すると―― …

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません) 892

「「「いくぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」」」 「「「うひゃうひゃうううううううううううううううううううう!!」」」 そういって竜巻に煽られたザンサンシャカレの兵士たちは落ちていく過程で、それぞれが落ちていけそうてダン…

ある日、超能力に目覚めた件 254P

「何が……何が効いた?」 懐に手を入れたアンゴラ氏はそんなことを呟いてる。その言葉は本当にささやかで他の人たちには聞こえてはない。彼は懐に入れた手で何を取り出そうか迷ってる。そこには意味のない模様を書いた小石と、宝石の様に見える安物の玩具の宝…

転生したらロボットのなかだった(ただし出ることはできません)運命という世界線を壊せ 891

盲目の聖女様は、他の奴らがそんな場合じゃないと判断したのか、彼女は自身で魔法を使うようにしたようだ。彼女は錫杖をシャランと鳴らす。すると基本的な状態の魔方陣が現れるらしい。それに対して彼女はそこにその綺麗でつやつやの指を差し込む。もちろん…

転生したらロボットのなかだった(ただし出ることはできません)運命という世界線を壊せ 890

「ぐっ……これは」 そういって次々と教会のローブの奴らが倒れていく。それはこっち側の兵士たちの二段構えの攻撃が入ったことを意味してる。さっきの遠距離攻撃、それで放った矢には仕掛けがあったのだ。この世界には鉄なんて貴重だから武器やらお偉い人たち…

ある日、超能力に目覚めた件 253P

「な……なんっ――っ!?」 再び、一瞬の閃光が走る。そして彼の……色々と呪術的な知識が豊富なアンゴラ氏の横の壁が引き裂かれた。 「ひっ、ひいいいいい!?」 「これは……防いでるのかアンゴラ氏!!」 「え? ええ?」 アンゴラ氏は何が何だかわかってない。…

ある日、超能力に目覚めた件 252P

ヒタヒタ――ヒタヒタ―― それは暗闇から聞こえてる。扉の方じゃない。反対側の、真っ暗闇……そこからそんな……まるで足音のような音が聞こえてきて、四人の視線がその暗闇を凝視する。何かを見極めようと……いや、けど見たくない――とも思ってるのかもしれない。 …

転生したらロボットのなかだった(ただし出ることはできません)運命という世界線を壊せ 889

「何か来ました!!」 「慌てずに障壁を展開」 そんな風に目隠しの聖女様が言ったことを教会のローブの連中が忠実に実行する。それによって放たれた矢が不可視の壁によって阻まれる。 「浅はかな」 そんな言葉を彼女はボソッとつぶやいた。そして背中を向く…

ある日、超能力に目覚めた件 251P

「はあはあ……っんはぁぁぁぁ」 「がはっがはっ――ぜぇぜぇぜぇ」 「ばはぁぁぁ――ばはぁぁぁ……」 個性的な呼吸をしつつなんとかその体に空気を取り込もうとしてる面々。その間にも、一番体力がある猩々坊主はさっそく入り口にお札を貼っていた。そしてさらに壁…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 888

「くっそ! なんとか近づけええええ!!」 そう言って前線で頑張ってるザンサンシャカレの兵士の一人がそんな風に叫ぶ。別に彼は隊長とか、そんな役職がある人ではない。たぶんね。 ただの一兵卒だろう。なにせ前線にいるのがその証拠。まあこの世界、強い人…

ある日、超能力に目覚めた件 250P

シャリン!! そんな音をいつもよりも強く鳴らす坊主。その音が案外大きく……いやもしかしたらそんなに大きくなかったのかもしれないが、緊張してた彼らには案外大きく聞こえた。そしてその音の衝撃に飲み込まれてた精神が三人の元に戻ってきた。 ようは大き…