uenoutaの日記

好きなものを描いたり、買ったものを紹介していきます。

2024-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ある日、超能力が目覚めた件 437P

「いい! 夕食まで部屋でしっかり勉強してるのよ。すぐに呼びに来るからね」 「……はい」 強く言われて、結局野々野小頭は自身の部屋へと続く階段を上がる。この家には外に出る導線として、表の玄関とキッチン横の裏口がある。けどどっちも母親は気にしてるだ…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1076

『勿論、エネルギーさえあったら私でも世界を作れるかもね』 私はそんな感じの返答をした。なにせ世界を解明したのである。まあこの世界が前提として完璧な世界じゃない。実際完璧な世界とはなんだ? って気もする。けどある意味で完成形に近づける事はでき…

ある日、超能力が目覚めた件 436P

「まちなさい小頭! どこに行こうとしてるの!?」 「だって……」 「だめよ。今は外に出ちゃだめ。危ないの!」 そんな風に一つの民家で親子のやり取りがあった。それをやってるのは野々野小頭……足軽の妹である。そして二人の兄弟の母親が彼女を止めてる。 そ…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1075

私はG-01をある場所に向かわせる。まあ大体想像付くだろうが、ネナンちゃんのところである。私はどうあってもこの世界では部外者。いや一時的に私をこの世界の者……と誤認させることも今の私には可能だろう。 なにせこの世界のシステムを私はもう完璧に把握し…

ある日、超能力が目覚めた件 435P

「離れて! 離れてください!」 草陰草案がそんな風にいう。けど流石にそんな小娘の言葉を警察の人たちが聞くわけ無い。彼らは彼等で市民の安全を守る……という使命がある。自分たちが下がってしまったら、それこそ次に被害を被るのは一般人だという事がわか…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1074

「よし」 私は一人コクピット内で一種のトリップ感みたいなのの中にいた。一気に大量の情報を得て、そしてそれを処理したからね。通常の……というかいつものテンションではやってらんねえ! となるから、私は途中から感情をけしたのだ。 ただ何も思わずに情報…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1073

「つまりは……この今起こってることは教会側のせいではないと……そういうことなのだな?」 「そうです。これはあの子――いえ私達が得た世界の情報を元にG-01によって正しい手順を踏ん出ることで起こってる現象です。これは必要なことなのです」 とりあえずそう…

ある日、超能力が目覚めた件 434P

「あがあああああああああああああ!?」 四足歩行の男が体を低くしてその手足を使って草陰草案へと向かってくる。更に視線はどこかいっちゃってて、更に吠えてる口からはダラダラと犬のように唾液が出てる。草陰草案達が気づいたのが遅れたのは、そいつが本…

ある日、超能力が目覚めた件 433P

「まずはやってみる!」 そういって草陰草案は自身の力の起点になるその石を両手で包み込んで祈る。その小さく黄色い石が強く光り輝く……なんてことにはなってないが、草陰草案を中心にして、風が吹いてる。それははっきりとわかった。それになんかいい匂いが…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1072

「う……ん」 「大丈夫、アイさん?」 「大丈夫であるかアイ殿?」 「……そうですか……なるほど……大丈夫です。そして……もうきっと大丈夫です」 私は上半身を起こしつつそう言います。まずは皆さんの顔を見回した後に空へと目を向けました。そして状況を理解……い…

ある日、超能力が目覚めた件 432P

声はおおきくなっていく。大体おかしくなった人と親しかった人というのはきっと近くにいたはずだ。友達同士で道路を歩いてるとしたら、そんなに離れて歩く……なんてしないだろう。家族なら手を取ってたりするだろう。 だから一人だけ残るなんてそうそうないは…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1071

「G-01殿……」 確かに今のはその声だった。視線を向けると、片膝をついてたG-01殿が立ち上がってる。そしてその手は胸くらいの位置にあり、両手が天を向いてる。何をやってるのか……それはわからないが、空を仰いでる……ようにもみえる。 すると次の瞬間、アズ…

ある日、超能力が目覚めた件 431P

「おお、草陰殿!」 そんな風に言ったのは猩々坊主だ。実際、明確な力……を披露してるのはこの草陰草案だけだし、大っぴらに力を使えるのは彼女だけ。それに彼女の力は『癒やし』だ。 つまりはこのおかしくなってる人たちにその癒やしが働いて正気に戻る……可…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1070

悲鳴な様な叫びを扉から出てきた化け物は出してる。それこそ実際のところはサイズ感の違いもあるし、そもそもが自分たちのような世界の外を渡れるような存在と世界の中だけで完結してる存在のエネルギーの差があるから、そこまで……とか思ってた。 でもどうだ…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1069

予期せずに扉から出てきた化物の頭が届く位置になった。それにめがけて、ジャル爺さんたちは挑む。体にくくりつけた武器を豪快に使い捨てて迫ってる。向かい来る無数の髪の毛……それを武器の一つ一つで受けては投げ捨てている。そしてその化け物の髪を伝って…

ある日、超能力が目覚めた件 429P

サイレンが聞こえてくる。ようやく散発的な人材の投入ではどうしようもないと警察も気づいたらしい。少し前までは一台のパトカーがやってきては、なんとか場を収めようと無防備に話を聞きに行ってはその人がおかしくなる……というのを三回は繰り返してた。 そ…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1068

「行くぞお主等あああああ!!」 「「「おう!!」」」 そんな感じで元気に駆けるのは複数人の戦士だ。彼らはなんとなるべく武器を体にくくりつけて、使い捨てる気で砂獣を一撃のもとで葬りされる程の武器を使ってるらしい。 けどそれだけの使い方をしないと…

ある日、超能力が目覚めた件 428P

「なんだこれは?」 「まさか新たな力の暴走!?」 「いや、もっと別の何かかもしれないっすよ」 「ちょ……どうやら裸の女性とかいるみたいですよ。ちょっとそっちにいか、いきましょう!」 彼らはこの町にやってきたオカルト好きな奴らで今やその力を本当に…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1067

何故か……そう何故かわからないが、あの扉から出てきた上半身だけの化け物はさっきまでは普通に頭が上……つまりは空にむかってたけど、何故なのかいきなりくるっと上下を反転させた。そしてその手で何故か砂を踏みしめて体を支えてる。髪や腰の布はそれでも自…

ある日、超能力が目覚めた件 427P

ファイル1 某日取り締まり室内での出来事―― 何があった? 覚えてることを全ていってくれ。 『わかんないですよ。記憶が曖昧なんです。あの日のことは……本当に。気づいたら……ぼうってしてきて……ごめんなさいごめんなさい』 ファイル2 某主婦 貴方はあの時、何…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1066

ガゴオオオオン――そんな音を出して扉がしまった。扉からあの化け物へと伸びてた光も消える。鬼に殴られて、砂漠に沈んでた化け物。やつは今まではどこか淡く光ってたような……そんな感じだったけど、それが静かにきえていく。すると―― 「きっキェエエエエエエ…

ある日、超能力が目覚めた件 426P

『たたた大変ですーーー!!』 『なんかやばいことになってるぞご主人!!』 (どうし……ん?) なんかスマホに通知が届いてる。ピロンピロンピロンと何事と思って見てみる。いつもは野々野足軽のスマホは黙ってることがおおい。通知も特定の人だけで、フォロ…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1065

「よし!」 ついにこの扉の化け物を扉から引き剥がすことができた。まあ実際はなんか扉からこの化け物へとなんか伸びてる。どっちを優先するべきだ? 自分はそこでちょっと迷った。どっちというのは、このままこの化け物に追撃をするかどうかってことだ。実…

ある日、超能力が目覚めた件 425P

どうやら悪魔の尻尾は的確に心臓を貫いてたようだ。心臓は肋骨にも守られてる訳だけど、その肋骨だってもちろんだけどぶっこわれてる。そしてそれらのぶっこわれた骨も内臓を傷つけてた。 本当なら手遅れだ。流石にここまでなったら、今の医療技術がいくら進…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1064

聖剣は再び扉の怪物の顔へとささる。けどこれで効くのか? 一度同じ様に顔に聖剣を突き刺した。そのときは結局元に戻った。そういう存在だとアイはいう。けど今回は…… 声にならない声……そんなものをこの化け物は出してる。そしてすごく暴れてる。前のときは…

ある日、超能力が目覚めた件 424P

悪魔から怪しい気? オーラとも言えるものが立ち上ってる。赤い様な……赤紫のような……彼女から立ち上ってるからなんかいやらしい物のように野々野足軽には思えた。 それが一気に周囲に放たれた時、この狭い部屋にあったものが色々と吹っ飛んで壁までよってい…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1063

「行ける……鬼はただあの化け物に攻撃してるだけじゃないわ。相手のプロセスを阻害してる。今なら、攻撃が通る!」 「――よし!!」 アイがそんなことを言った。本当は「よし」以外に言いたいことは山ほどある。どうして? とかどういうことだ? とかである。…

ある日、超能力が目覚めた件 423P

『緊急事態です! 緊急事態です!』 『俺様僕様閻魔様あああああ!! やばいやばい!!』 天使っ子と悪魔っ子、二人から急にそんな連絡が野々野足軽に届いた。桶狭間忠国と悪魔の戦いから、それなりに時間も経ってて、既に夜に入りそうな……そんな時間帯だ。…

転生したらロボットのなかだった(ただし出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1062

「鬼がどうして……それにネナンちゃんの言葉……どう思います?」 自分はアイにそう質問した。なにせなかなかに受け入れることが難しいことだからだ。いきなり現れた鬼。どうして鬼が現れたのか……それはたまたま……とかじゃなかったみたいだ。ある意味でそれはこ…

ある日、超能力に目覚めた件 422P

スタスタとかなりの早歩きで歩いてる女性がいる。彼女には角と尻尾があるが、それを気にする人はなぜかいない。それなりの人が周囲にいて、少し服も髪も乱れてる女性。 それに靴だって今や履いてない。ヒールを履いてたが、彼女はヒールが折れた靴を手に持ち…