2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧
この子はiPadで描きました。線が荒いのはほぼ、ラフを使ったからですね。いやー、線を綺麗にするのが面倒くさくて。どのくらいの線なら許されるんでしょうね。これはこれでまあ別に良いかなって……適当に描いた奴ですけど、それなりに気に入ってはいます。 こ…
「むむ!?」 私はビックリした。なにせトカゲの尻尾切りみたいな方法で逃げ出した砂獣が更にその体を分裂させたのだ。上半身と下半身とかに別れたわけじゃない。なんと二人に分裂しやがった。でもその分裂に私的には意味なんてない。だって色んな側面からこ…
激しい殴り合いは激しい余波を巻き起こしてるが、それに気をやる余裕はない。いや、まだ私はG-01と完全シンクロして無いから余裕が無いわけじゃない。でも、この砂獣確実に強くなってる。私は撃ち合うごとに砂獣のデータを取ってる。まあ取ってるのは私では…
「いた」 私は砂獣を見つけた。センサー様々だね。中心点に重なる様になってるから真下かと思ったけど、下は元から感覚的に意識を張ってるからそれはない。だって砂獣は大体砂から生まれるんだから、砂の方に意識を向けておく物だろう。 でもそれでは見つか…
「というわけでやってきましたアインラザード!!」 『誰に言ってるのですかそれ?』 私の言葉をバッサリとするAI。良いんだよこういうのは誰に言ってなくても自分に言ってるのだ。まあ実際、アズバインバカラからここまで一足で来たかのようだけど、案外遠…
「案外期待してたんだけどな~」 私はAI相手にそういうよ。てもAIから返ってきた返事は辛辣だった。 『期待できる要素なんてなかったと思いますけど』 「いやいや、協会の連中とか私達が知らない隠し球もってるぽいじゃん」 『それを投入したとしても、勝て…
「とうとうこの日が……」 そういってジャル爺さんが感慨深い顔をしてる。彼は一度アズバインバカラに戻って来た。元々彼の故郷はジャルバジャル……では実はないそうだけど、彼の故郷事態は既にないから、彼にとってはジャルバジャルが第二の故郷みたいな? そ…
『アインラザード』は中央を囲む五つの街の一つだ。アズバインバカラが経済を主体に置く街なら、ここは技術を研究するそんな街。黒い煙がもうもうと立ち上り、この街だけは黒い煙が作る雲で空が覆われて、日差しが届かない。だからこそ、ここの人達は他の街…
部屋の外に出ると、なんか普段あまりここでは見ない人達がいっぱいいた。自分はラパンさん達を呼び出してない筈だが……この事務所の誰かが、気を利かせて呼びに行ったのだろうか? まあだけど、呼びに行く手間が省けたのは良かった。 「おお勇者殿、ここにま…
治療の効果は劇的で、両足に右手が生えてきたら、彼女は直ぐに目を覚ます。だけど、魔法は彼女の体力……というか生命力にも干渉して、再生を促してるから無理は禁物だ。 「ここは……」 「ここはアズバインバカラだよ。ちなみにここは賞金稼ぎの事務所だ」 「あ…
「むむむ……」 困ったな……いや、治療は問題なく出来る。それは間違いない。でも問題はどこまで治すか……だ。彼女は左腕だけを残して他はなくなってる。そしてスキャンした結果内蔵もかなりのダメージを受けてるし、内部の骨もけっこうボロボロだ。 元の世界で…
「またですか?」 どっかに行っていたと思ってたジゼロワン殿が戻ってきたと思ったら、再び人を運んで来た。しかも今度は重症だ。「またですか?」とか言ったが、その状態を見た瞬間に、自分は動いて人に報せにいってた。自分は賞金稼ぎの組合に居たから、そ…
私は酷い正体の女性を抱えて早く戻ろうする。けどそこでちょっと立ち止まって、ここから反対側を見る。アズバインバカラからは見えなかったが、ここからなら、別の街が見えるんではないだろうかっておもった。だってここで襲われた奴らはどっかこの街からき…
私は一気に上空に飛んだ。そしてさっきの彼がいきだおれてた場所から先をみる。まあ実際、彼が来た方向はまだ装置を飛ばしてないから、ここはG-01のズーム機能に頼るほか無い。けど大丈夫、障害物がほぼないこの枯れた世界なら、砂嵐でも無い限りは数十キロ…
私は一足で街中を飛び越えて砂漠へと出た。丁度行き倒れた人の居るところに着地する。それに驚いて二つの頭を持つラクダが逃げだそうとするけど、一応確保。そして行き倒れてるその人もつまんで宮殿に戻った。丁度扇情的な衣装の使用人の人が居たからその人…
そういえば、気になる事を言ってる奴が一人居たな。私は体育座りしながら……まあG-01がそうして微動打にしないから、私が聞いてるなんて彼等はきっと夢にも思ってないだろう。そもそも部屋の中に居るから見えてないだろうしね。向こうからは。私にはそれなり…
私が作ったアクセサリーの効果を確かめる為に、ラパンさん達はネナンちゃんのところへといく。どうやら疑われてるようり。勇者の奴はさっさと別の所にいってた。賞金稼ぎの奴らの方へ。そっちとの方がなんだかんだ仲いいんだよね勇者。ああいうのは魔王の領…
ネナンちゃんはあの壁ぶち破る走りをした後、寝てしまった。まあ力を使ったんだから疲れるのは当たり前だ。多分もう今日は起きないと思う。印象的だったのは、ネナンちゃんの教育係になった先生。あの人がなんかめっちゃ心配してた。 ただの家庭教師的な人じ…
私はすぐさま行動に移す。幾ら早いと言っても、G-01とは大きさが違うからね。追いつくなんて簡単だ。とりあえず民家に宮殿の周りは一応高級住宅地みたいな物だし、それなりの公的機関? 的な建物があるから、それを壊されるのは不味いだろう。 「よいしょっ…
ネナンちゃんが飛び出して言って先生も直ぐに後を追ったわけだけど、なんかネナンちゃん、めっちゃ足早くなってない? 「成長期だもんね」 『いえ、それで済まして良いレベルではないですよ?』 私が感慨深い事を言ってるとなんかAIが突っ込んできた。いやい…
「わかってますかお嬢様! だからそこは――」 「私はお嬢様じゃないよ! ネナンだよ!」 「貴女はもうただの孤児ではないのです。そしてとても大きな運命を背負ってしまった。なら、それに見合う地位と責任がのしかかるのです。その為にも、貴女はもうお嬢様…
私が変な砂獣を取り逃がして少ししたら、その陰がどうやら色々とみられてたらしい。アズバインバカラに帰ってきたら、なんかそんな噂を聞いたし、ジャルバジャルに居る魔王からもそんな通信が入った。それはどっちも同じ内容で、謎の砂煙が途中まで向かって…
「もしかして、こいつ強い?」 『そうですね。もしかしなくても、貴女がジェルルランジの力をアホほど集めるから強力な個体が出来上がった様です』 「やっぱり……」 今までの砂獣は簡単にプチって出来たもんね。でもこいつはG-01に抵抗してる。まあ驚異……とは…