uenoutaの日記

好きなものを描いたり、買ったものを紹介していきます。

2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1098

「え?」 私は思わずそんな声をだしてしまった。だって……ね。だって……なんでポニ子なの? 確かにポニ子はずっとネナンちゃんの傍にいた。今も……いや今はポニ子はきっとアイが彼女を抱えた時に自分の役割を別の事に移行させたんだろう。だからここには居ない…

ある日、超能力が目覚めた件 459P

「あれが、元凶なら!」 そう言ってアンゴラ氏が買ったお菓子を掴む。そして力を込めて、投げる動作をする。それに対して草陰草案が「だめ!」とかいった。 でも遅い。既にアンゴラ氏は投げてた。そして――バチッ!! ――とアンゴラ氏が投げたお菓子は翼を持っ…

ある日、超能力が目覚めた件 458P

「なんで……私は……」 そんな風に小さな声が聞こえたような気がした。 「え? なに?」 草陰草案は目の前の女の言葉を僅かながら聞こえたような気がした。パトカーのサイレンとか、悲鳴や怒号……あとはよくわからない声が鳴り響くなか、なぜか草陰草案にはその…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1097

ネナンちゃんは宣言した。明確な怒り。そして彼女は両手を組んでこういった。 「お願いします。私が特別だというのなら、力を貸してください。私の大切な人たちを守るために」 「つっ!? ネナン!」 手を伸ばすアイ。いきなり彼女はネナンちゃんから発せら…

ある日、超能力が目覚めた件 457P

草陰草案たちは駅の改札を通る。その先にも既にたくさんの人……というかほぼ全ての人がもう影響を受けておかしくなってると言ってもいい。駅員さんもなんか改札を見張るための場所で透明な板をペロペロとしてた。 絶対に汚いだろう。普段なら絶対にしないだろ…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1096

メタリファーの手はアズバインバカラへと伸びる。あれにはどんな障壁も意味をなさない。今アズバインバカラはネナンちゃんが作り上げた幹のドームによって覆われてる。けどそれをあの手はなにも無いかのように通り抜けることだろう。 「だめええええええええ…

ある日、超能力が目覚めた件 456P

ピッピッピッ――と無人レジで大量の商品を何度もスキャンしていく草陰草案達。小さな物を大量に持ってきて、それはお菓子だったり消しゴムだったり……後は水とかもある。なんんでこんな悠長な事をやってるかというと―― 「背に腹は代えられないな」 「それで本…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1095

教会の魂はきっとこの世界の者たちに恨みが募ってるんだろう。いや、勿論地上の人々のほうが今や恨んでるわ!! というのはその通り過ぎる。教会の奴らは恨まれはすれ、恨むのはお門違いというものだろう。 だって奴らこの世界で好き勝手にやってた。そうい…

ある日、超能力が目覚めた件 455P

そいつは面白おかしくジパング魔法学園の放送を見てた。自作したPCで画面はトリプルモニターだ。それにいくつのものブラウザを展開して画面いっぱいに展開して様々な動画を流し、そしてコメントをしてた。 所謂『オタク』と呼ばれる存在だろう。そんな彼は首…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1094

時間差で動かされた重なった腕。その腕の動きはとても緩慢だった。今まではもっと高速だったし、髪の毛なんてそれこそ捉えるのが難しいほどに早かった。私は見えてるし、勿論勇者やアイだって見えてるだろう。ジャル爺達、今戦ってるこの世界の精鋭たちもち…

ある日、超能力に目覚めた件 454P

「きゃあ!?」 ガクンと前に進む体とその場に留まる足でピーンとなってしまう。どうやらアンゴラ氏の攻撃でうずくまってたおかしくなった人が草陰草案の足首を掴んでるようだ。そして…… 「あああがああああああ!!」 大きく口を開いて首を伸ばしてくる。す…

転生したらロボットのなかだった(ただし出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1093

同じ場所から同じ腕が生えて来たメタリファー。これは下手にどこかを切ったらこうやって増えていく……ということなのだろか? そんな事を思っちゃうと下手に攻撃力が一番高い勇者はやりにくくなってしま……とか思ったけど、そんなことで勇者はひるまないらしい…

転生したらロボットのなかだった(ただし出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1092

私の予想はどうやら当たってたようだ。ネナンちゃんにもらった球体。それを勇者は聖剣へとはめ込んだ。そして初めての攻撃……今までは勇者の攻撃は強力だったけど、メタリファーの時空間の力の前には効くのは一瞬で、そのあとに時空間から無傷の自分を引き出…

ある日、超能力に目覚めた件 453P

「あがああああああああああああああああああ!!」 「ぎゃあああああああああああああああああああ!!!」 アンゴラ氏の上の方に投げた石。それが破裂して地上でうごめいてたおかしくなった人たちへと降り注ぐ。それは今までのように一人に対して一つの石…

ある日、超能力に目覚めた件 452P

「ここは私が!!」 目の前には大量のおかしくなった人たちがそれぞれで変な動きをしてる。泣いてる人、踊ってる人、ジャンプをしつつ回転してる人、頭……というか全身をヘッドバックみたいな揺らしまくる人……さらには裸の人だってちらほら……そこには男女とも…

転生したらロボットのなかだった(ただし出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1091

ネナンちゃんの成長は凄い。けど、まだ覚醒には至ってない。きっと今のこの成長は追い込まれた事による火事場のバカ力的なものだろう。覚醒というよりも、潜在能力がようやく日の目を見た……的な感じだと思ってる。 なにせ今までネナンちゃんは大切に大切にさ…

ある日、超能力に目覚めた件 451P

「くっまさかこんなことになるなんて……流石に弾数が心もとなくなってきたぞ」 アンゴラ氏が自身の力を込めた石を投げて向かってくるおかしくなった人たちを気絶させつつ、そんな事を言う。そこらの石ころでよかったからぽっけがいっぱいになってジャラジャラ…

転生したらロボットのなかだった(ただし出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1090

『みんながんばれー』 私はそんな風に声援を送りつつメタリファーの時空間の力の解析にいそしんでる。大丈夫、ちゃんと手助けもしてる。それに一応G-01の中から時空間の力に関する情報をできうる限り引き出してもいる。 それらも同時並行的に私の拡張した頭…

ある日、超能力に目覚めた件 450P

周囲からバリーン!! とかそれと共に「きゃあああああ!?」とかいう声が至る所から聞こえてくる。とうとう……とうとうおかしくなった人たちは建物の中にも人がいる……という事に気づいたらしい。駅前には駅構内とかデパートとか、大きな建物がたくさんある。…

転生したらロボットのなかだった(ただし出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1089

私が授けた術式を自身の内へと取り込んですぐさま時空間の力に対応してきたネナンちゃん。ネナンちゃんの魔法で攻撃を受けたメタリファーは苦しそうにしてるから、ここをチャンスだと攻めてる皆は判断する。 髪の毛を伝って本体に迫ってたジャル爺達は滑るよ…

ある日、超能力に目覚めた件 449P

野々野小頭たちは今、街を駅の方向に向かって進んでる。なんと、野々野小頭が草陰草案の友達だと言ったらすぐに彼らは協力してくれる気になったらしい。どうやら草陰草案の影響力というか、その神格化? というのは結構すごいらしい。 それにジパング魔法学…

転生したらロボットのなかだった(ただし出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1088

「皆さん! え? ジーゼ様?」 私はネナンちゃんにもピアスをあげるよ。流石のサンクチュアリのネナンちゃんも時空間の力には対応できないだろう。もしかしたら世界がどうにかしてくれるかもしれないけどね。なにせ彼女はサンクチュアリだ。 世界が守る可能…

ある日、超能力に目覚めた件 448P

「あ、あの! 皆さんはこの事態をどうにかしたいとおもってるんですか?」 野々野小頭の声はその場にいた同年代くらいの人たちにそんな質問をぶつける。まったくもって関わりがない人たちの会話に割り込む……それは野々野小頭にとってはかなり勇気が必要な行…

転生したらロボットのなかだった(ただし出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1087

「皆さん!」 「はーはっはっはっは!! 儂らもだまだやるぞネナン殿!」 「聖女様、これが本当の最後でしょう。私たちが勝ちとるのです! 自分たちで!!」 「……はい!!」 私か運んできたジャル爺たちのおかげで、再びネナンちゃんも覚悟を決めたようだ。…

ある日、超能力に目覚めた件 447P

「え?」 何が起きたかの野々野小頭はわかんなかった。なにせいきなりでっかい人間が突っ込んできたんだ。そして大の大人がまるでボールかのように飛んで行った。大の大人が飛ぶほどの勢いでぶつかられたJKは無事だろうか? とかどうでもいいことを考えてし…

転生したらロボットのなかだった(ただし出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1086

「どうしたらいいんですか?」 ネナンちゃんがそうアイに聞いている。既にネナンちゃんにはバレてるし、私が直接喋っても別にいいけど……ここはアイに伝えてもらおう。 「そうですね。ネナンちゃんのその内の力……それはどうですか?」 そんな事を二人が会話し…

ある日、超能力が目覚めた件 446P

「ひっ……」 叫んだJKは野々野小頭を見てる。いや、うつろな目をしてるから実際確実に野々野小頭を捉えてるか……なんてわかんない。けど野々野小頭はあとずさってた。 (気づいてない気づいてない……) そんな風に野々野小頭は自分に言い聞かせてる。前を向いた…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1085

「あの子も、そしてその魂も……皆が苦しいっていってる」 そういうネナンちゃん。そうなの? メタリファーのやつは案外楽しんでるんじゃないかって私は思うんだけど。だってメタリファーとこの世界の魂では確実にメタリファーのほうが上位だよ? 簡単に体を明…

ある日、超能力が目覚めた件 445P

「え?」 目の前のことが理解できなかった野々野小頭。いや、違うかもしれない。理解できなかったんじゃない。理解したくなかった……が正解だろう。だって襲ってたのは大の大人で腹も出てる様なおっさんだった。おっさんだとしても、相手は成人男性だ。 そし…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1084

「お待たせしました」 そんな事をいって戦場にアイがやってくる。その腕の中にはネナンちゃんがいる。 『なんで連れてくるのよ!?』 私はアイを指定した通信でそう抗議する。だって危ないでしょうが。確かにネナンちゃんは最終的には必要だ。サンクチュアリ…