uenoutaの日記

好きなものを描いたり、買ったものを紹介していきます。

転生したらロボットの中だった(ただし、出ることは出来ません)運命という世界線を壊せ 805

「とりあえず目は隠してていいよ。それもそれであり……だしね」

 

 だって目元を隠しててもエロいキャラっているじゃん。アラクネちゃんにはそのポテンシャルがある。まあ下半身がね。下半身が蜘蛛だからこの子で興奮するのは特殊性癖が必要かもしれない。

 そもそもが生物だと、彼女を見た瞬間に恐怖が襲ってきそうだからね。この世界の人だときっとそうなる。私がまっさきに彼女をキレイ……だと思ったのも、私はそもそもが砂獣に恐怖を感じたことがないからだ。私は基本的に砂獣を格下だと思ってる。だってG-01が超強いからね。

 だから私はアラクネちゃんのこの姿をみても蜘蛛の部分を無視して人間部分だけに注視することができる。でもそれって特殊なんだよね。

 

「もっとこの子の綺麗さに注目させたいな……」

 

 私はそんな思いを抱いてる。なにせ本当に人間部分はいいのだ。人間部分だけになったら、私はこの子の写真を撮りまくりたい。もちろん無断で。なにせ今のままでは可愛い服を着せたとしても、蜘蛛の部分で台無しである。

 

「蜘蛛の部分を変化……とかできる?」

 

 そう言うと、私の言葉に答えようととアラクネちゃんの目が光る。この場合の目は蜘蛛の部分の8つの目だ。すると色がなんか変化した。黒だった色が赤くなった。鮮烈な赤ではなくて、くすんだ赤だけどね。それに微妙になんかフォルムも違う。スッキリしたというか……なんか細くなった感じがする。

 

「そういうのじゃないけど……」

 

 よく見たら、人間部分にはなんかお腹……臍の下部分に模様のようなものが浮かんでた。うん……エロい。これはこれでいいね。でもそうじゃない。そうじゃないんだよね。

 

「ほらほら、これ、見える? こんな風に出来ない?」

 

 私は遠くで私達を見てるサーザインシャインインラの人達を空中のモニターに映し出した。それで要求してみる。すると少しの間、アラクネちゃんは固まって、頭をさげてきた。きっと「ごめんなさい」ってことだろう。うん、許そう。可愛いからね。

 

「とりあえず、じゃあ私が……」

 

 私はG-01の力を作って一つのアクセサリを作った。なにせアクセサリー作りはネナンちゃんでさんざんやってるからね。得意である。いつもはそのアクセサリーにエネルギーを溜め込む機能をもたせてるが、今回は違う。ようは幻術の機能を持たせる。

 本当は完全に体を変化させる機能を持たせたいところだけど、ある意味でアラクネちゃんのアイデンティティーじゃん? この蜘蛛の部分って。それを私の独断だけで、変化させるのもなんかね。そんな横柄な上司みたいなことはしたくない。私は理解有る上司なのだ。

 そのアクセサリーは髪留めで、蜘蛛の巣の形をしてるものにした。それを彼女はさっと自分の左耳にかかってた髪をあげてそれで止める。うんかわいい。

 

「力を流してみて」

 

 私がそう伝えると、アラクネちゃんの力に反応して、機能が発動。彼女が一瞬モヤに包まれると、ロングドレスを着た美女になって現れた。