uenoutaの日記

好きなものを描いたり、買ったものを紹介していきます。

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 631

「ピーチチルチ様は私にそういうことは……一切しませんでした」

「一切……まさか……本当に?」

 ヌメリアさんの話を聞いて、おじさんはびっくりしてる。私もびっくりだね。だってここサーザインシャインインラの上層部って腐ってるじゃん。女の事はそういう対象……としか見てないと思ってた。だからまさかヌメリアさんを囲ってたそのお偉い人が手を出してないとは……確かになんか歳がかなり行ってる感じだったとは聞いてたが、それでも……ね。やれることって色々とあると思う。

 それこそ……体についてる棒を使うだけがそういうプレイじゃないし。しかも歳食ってる方が、そういう色々な事……そういろいろなことをやってきそうではある。それになんだって出来たはずの人だよね? そのピーチチルチって人は。このサーザインシャインインラでかなりの権力を持ってたみたいだしね。

 なら若いときはかなりの傍若無人ぶりを発揮してたと思う。想像だけど。なら大体のその……プレイとかしてそうだし、年老いたらもっとマニアックな方向に行きそうじゃん。だから彼女だってそういうプレイに付き合ってもおかしくない……とかきっと皆思ってたに違いない。

 実際さおじさんだって、そうだって思ってたから今のヌメリアさんの発言にこんなに驚いてると思うんだ。

「はい……ピーチチルチ様は私に手を出すことはありませんでした」

「それではなんで君を。あの方はそばに置いたんた? それに君を手にすると同時に、他の者達は手放してるだろう」

「そうですね。けど理由までは……私も……何もしないんですかって聞いたことはありますけど……それでも『そんなことをする必要はない』とだけ……」

 そんなことをする必要はない……か。じゃあ本当にピーチチルチとかいう人はなんのためにその人に拾われたのか……実際ただの道楽? いや、でもそれなら他の人達を解雇する必要なかったんでは? 

「身の回りの世話をしてただけと?」

「基本はそうです。ピーチチルチ様は教会の方とよく会ってたので、そのときは私がその……」

 

 そこで言いよどむヌメリアさん。うんこれって……

「教会の方々に貴方は献上されてたと……そういうことですか?」

 それを聞いて、ヌメリアさんはコクリと頷いた。ちょっとはこれまでの行いを振り返って改心でもして、ヌメリアさんに楽をさせてる……とかちょっとでも思った私が馬鹿だったよ。そうだよね。よく考えたら、女を献上品に使うなんてなのはよくあることだ。自分で使わなくても、綺麗で美しい女性はどこでだって使えるってわけね。

 そしてそのピーチチルチを通して教会とヌメリアさんのつながりが見えたわけだけど……それがどうして、都市核を2つも内包されて、更には砂獣を出産するようになってしまったのか……そこが大切だよね。