uenoutaの日記

好きなものを描いたり、買ったものを紹介していきます。

ヒーリングっどプリキュア 平光ひなたちゃん描いてみた!!

#ヒーリングっど♥プリキュア 差し伸べひなたちゃん - uenoutaのイラスト - pixiv

 

 ヒーリングっどプリキュアは面白さが落ちないですね。キュアスパークルも良かったです。流石黄色キュアだからあざとい。変身バンクに二回も殺しにくる場面を入れてますよ。

 ひなたちゃんのキャラもいいですね。元気いっぱいなアホで。でも良い子だって事がちゃんとわかります。まあプリキュアになる子に悪い子はいないですけど。ひなたちゃんのおかげで賑やかになります。

 

 毎週毎週、プリキュアが楽しみで仕方ないです。これからも描いて行きますよ!

転生したらロボットの中だった(ただし、でることはできません)輪廻の輪の外へ 77

 時間はない、けど焦りは禁物だ。私は二人に見えない状態を維持しつつ、ゆっくりと移動する。それは別に恐る恐るって訳じゃないよ。まぁそれも否定はしないけど私は二人の動きを一生懸命見てるんだ。そして感じようとしてる。何を? って、それは私にもわからない。でも強いて言うなら流れってやつだ。
 今のままでもAIの軌道予測はなかなかだけど、今はそれに私……というかG-01が追いつけない。いや、追いかけるのも厳しい状態だと言わざる得ない。それだけのダメージを負ってしまった。
 
「けど、二人が調度ぶつかり合う位置に入れれば……」
 
 奴らは闇雲に、いやハチャメチャに動きながらぶつかり合ってる。まるで小さな子供が自身の有り余るエネルギーを闇雲にでも消費させんとしてるかのよう。
 だからこそチャンスはある。ゆっくりとしか移動できなくても、二人の動きをちゃんと見て、そしてAIの軌道予測のさらに向こう側を想像する力があれば……
 
「つっ!?」
 
 時々、勇者と魔王どちらかとニヤミスするときがある。はっきり言ってそれがメッチャ怖い。何せこっちは二人から見えなくしてるだけだ。
 今の状態で二人のどちらかとぶつかったら終わっちゃうよ。てかきっと擦ってもばれるからそれも絶対にやっちゃいけない。
 
 全ての軌道予測と二人の動きから絶対的な安全地帯に移動す続けないといけない。頭も目も……いや細胞全てが沸騰しそうな程に滾ってた。自分が本当にドロドロに溶けてしまうんじゃないか思う。
 
『力を使いすぎです』
「使ってないわよ」
 
 AIがおかしな事を言ってくる。私は拳に二人をどつくための力しか残してないっての。なのに……
 
『あなた自身の魂の力といえるべき物が減っています。危険です』
「で? それが何よ? 要は私の魂がなくなる前に決めれば良いんでしょ!」
 
 なんで言葉を荒げたのかわかんないが、きっとハイになってるんだと思う。なにせ片腕もげて、全身には痛みがある。ハイになってないと泣きそうだ。
 
『持ちません!』
「だい! じょうぶ……」
 
 尻すぼみになっていく声。もう声出すのも限界だ。けど私は信じてる。二人だって今きっと戦ってる。復活しようとしてるはずだ。なにせ二人ともそんな殊勝じゃないでしょ。諦め悪いでしょう。
 
 二人の体がだんだんとこの世界に染まってる。でも、その時が来る方が早かった。
 
「私達の勝ちだよ」
 
 言ったのか思ったのかは分からない。けどこの瞬間、私達三人は重なり、二人の完全意識外からできうる限り最速で拳を振るった。
 
「どっせぇぇぇぇぇぇい!!!」

転生したらロボットの中だった(ただし、でることはできません)輪廻の輪の外へ 76

「はあはあ……」
 
 私は荒い息を吐いてた。そして――
 
「がはっ! げほっげほ!!」
 
 ――更に咳き込んで赤い血を吹き出す。ちなみに左腕がもげてる。でも既に治療は始まってて、周りから集まってきたロボットアームがもげた左腕抱えて、ちぎれた部分に押し当てて、別のアームがなんかやってる。何か細い光を当ててるような? それを当ててると、次第に組織がくっついて行ってるようだ。まさか前もこうやって治されたのだろうか? 
 どうせなら内蔵も治して欲しい所だけど……まあきっと後でやってくれるよね。とりあえず痛みは鈍くなってる。だから……まだ戦える。事実フィードバックはあるが、G-01が大半は引き受けてくれてる。出ないと私は確実に今の爆発で死んでる。
 大体今の状態での感覚のリンクは百パーセントのシンクロ率な訳だけど、G-01の機能で酷すぎるダメージはきっとシンクロ率を一瞬切ってるか低くしてるんじゃないかな? でもG-01を動かす為には私の感覚が必要だから、結局はダメージをなくすって事が今の状態では出来ない。
 普段のモニター越しの操作なら、完全に感覚を切る事も出来るんだけど、今はよりG-01を感覚的に操作できる状態だ。ダイレクトに感じるからこそ、素早く反応できたりするんだもん。確実に格下相手なら舐めプしてもいいが、今の勇者と魔王にはこの状態でないと、一瞬でやられるだろう。
 
『大丈夫ですか?』
「死なないってのはわかってるでしょ……」
 
 AIの心配する声に私はそういうよ。別に嫌みじゃない。G-01は私の状態を常に監視してるし、システムの中に存在してるAIは私よりも私の状態を知ってるはずだ。なにせ私の正体だって知ってたんだしね。
 
「うぐっ……」
 
 まあ実際は死にそうだけどね。なんかかろうじて死んでないだけって感じ? 私がやられたと思ってるのだろう。二人は再びぶつかり始めた。私はとりあえず巻き込まれない所までゆっくりと下がる。なぜ私が無事なのか……そしてなぜ生きてるのに、勇者と魔王が勘違いしたのか。
 それは二人には私が見えてないからだ。そもそもが今の魔王と勇者は眼球で見てる訳じゃない――とAIはいった。確かに奴らには目がない。それは納得出来た。じゃあどうやって見てるのか……見てるのって表現が間違いだけど、奴らは力を感じてるのだ。
 私の力はこの世界と違うだからさぞかし見やすいだろう。爆発は事態は力を使って最大限に装甲を強化して耐えた。そして自身の周囲に、この世界の力に寄せた力の膜を作ったのだ。でも厳密にはその世界の力でも種類というか特徴はある。
 簡単に言うと、正義と悪みたいなね。だって勇者と魔王は同じ世界の出身だけど、それぞれが同じ力だとは思ってなかった。そういうことだ。だからそれらを復活した魔王と勇者それぞれのチャンネルに合わせて奴らに見えないようにしてる。
 
 いや、本当に力の扱いを特訓しててよかったと思った。
 
『それでも普通はこんなこと……』
 
 なにやら言いかけてやめるAI。まあわかってる。私は天才だって言いたいんだろう。知ってるよ。でもピンチだ。片腕を失い、ダメージも大きい。けど私はまだ諦めてはない。一度下がったけど、更に私はAIに軌道予測を精密にしてもらうよ。私のこの天才的な脳を使ったっていい。私は完璧な二人の動きが知りたいんだ。

転生したらロボットの中だった(ただし、でることはできません)輪廻の輪の外へ 75

「全くしょうが無い奴らなんだから!」
 
 そんな事を言っとかないと、やってられない状況だ。なにせ今の魔王も勇者も、この世界の力の塊が無差別に暴れてる状態みたいな物だ。はっきり言ってポニの集合体の鯨よりも厄介だ。向こうにはこっちに敵意があって、世界を守るって意思もあった。けど今の勇者と魔王にはそれがない。二人はその力をぶつけ合って、この世界を破壊してる。 
 
 同じ力の筈なのに、勇者には眩しい程の光が集まり、魔王にはおどろおどろしい闇が漂ってる。あれは二人の魂の影響を受けてるってことだろうか? 必死に二人ももしかしたら意識を引き上げようとしてるのかも。でもその鍵を見つけられずにいるみたいな? わからないけど、そんなイメージを持っておこう。
 
「私なら、鍵を開けられる?」
『鍵? 少なくても、道を示す事は出来るでしょう。彼等はきっと迷ってますから。殴ると同時に力を流し込んでください』
「おっしゃ!!」
 
 頭で考えてた事をそのまま言ったから、一瞬AIがきょとんしたけど、AIはちゃんと私の意思をくみ取ってくれる。てか、そもそもAIは私の思考を見てたような……いやその確証はなかったっけ。とりあえずやる事は単純明快だ。力を乗せた拳で殴る! こんなわかりやすい事を今までAIが言ったことがあっただろうか? いや無い!! いっつもいっつも難しい言葉で言ってくるAIがこんなわかりやすい……そして単語も短い文で言ってくれるなんて初めてだ。まさか……私のIQに併せて? それはそれでイラッとするな。
 
 まあけどそんな事で怒ってる場合ではない。時間を掛けてると、世界とやらが二人の体を良いように使うらしい。鯨からポニを奪い取った二人だが、そのおかげ世界の意思の介入を許してる。だから再び私が力を打ち込むのだ。私は一直線に二人に近付いてく。なにせ二人は周囲なんて見えてないかの如く、攻撃をぶつけあってる。
 
 今なら簡単なんじゃない? と思ったわけだ。なにせ私はG-01。その性能は折り紙付きだ。まあ今は色々とガス欠が近い状態だが、速く動くくらいできる。それに今の私なら、それに力を裂くという器用な事だってできる様になった。
 別に二人を殺す程に強く殴る必要も無いんだ。刺激と力を送ればこっちの勝ち。なら、スピードに全振りしたって問題ない!!
 
「二人とも目を覚ましなさ――――ってちょ!? まっタイム!!」
 
 近付いた瞬間、二人がこっちに攻撃してた。しかも見事に連係してだ。やっぱりあんた達仲良くない!? 魔王がでっかいエネルギーを放って来たのはAIの予測線でなんとかよけれた。ギリギリでG-01の装甲が巻き込まれるが、それでもなんとか耐えた。でもそのエネルギーの周囲に勇者の奴が光の力を放ってて、それは気付いたらG-01に穴があいてた。
 
 前は二人の攻撃なんて蚊ほども効果なんてなかった。けど、今は違う。それを実感した。二人は私以上の力を今は内包してる。このままじゃこっちがやられると肌で感じだ。そして二人の邪魔者を排除する動きはまだ終わってない。
 
 黒い霧が周囲をつつむ。そして次に光が輝いた。その瞬間、目の前が真っ赤になった。爆煙の中から、G-01の腕がこぼれ落ちていく。

転生したらロボットの中だった(ただし、でることはできません)輪廻の輪の外へ 74

 

 空に浮いてる二人は実際その力を知ってないと、二人と判断しようがないものだった。なにせ、全然違うし。なんか勇者はとても眩しい発光体で、魔王と思われる方はドロドロとしたヘドロというか……そんな汚い物だった。格差が酷い。一体あれは何を象徴してるのだろうか? まあわかりやすいけどね。
 
「ん?」
 
 私は安心感……というか、よかったねって感情を出して二人に声を掛けようとしたら、なんか二人して争い始めた。おいおい、何この状況でやっちゃってるのよ? てかあの二人、向こうに向かってた鯨の放ってた力だってぶっ潰してここに来たんだろうし、力の大きさがヤバいね。
 でもいきなり顔合わせてたらやり始めるとか――野獣かなんかか?
 
『彼は魂と言う存在を保ってるだけで、記憶や諸々が還って来てないのでしょう。そこら辺はタイムラグがありますから』
「ん? その消えていく記憶とか戻される物ってどこにあるの?」
『それは世界の核心、宇宙の真理そのものですよ』
 
 なにその意味深な事。いや、実際意味深しかないけど。でもどうやら、そこら辺は深すぎてなんか説明とかしてくんないらしい。
 
 二人は二バチバチとその力を惜しげもなく空中でぶつかりあって、周囲に影響を与えている。鯨が止めようと動き出すが、どうやらサンクチュアリを保持してるらしい二人は鯨の攻撃からポニを奪い取る事が出来るらしい。不味いねあれは……
 
「ポニ子は中に入ってなさい」
 
 一応二人に押し込めたポニは私の影響を色濃く受けたポニの筈だし、あんなに簡単に純なこの世界のポニを奪えるのはズルい。私では出来ないよ。あれがこの世界のサンクチュアリを得た存在の特権か。そもそもが私の影響を受けてもサンクチュアリは得られるんだね。今更だけど……きっとポニという存在がこの世界そのものだからだろ。
 まあサンクチュアリを得られないと、この状況を切り抜けられなかったし、思惑は当たってたわけだけど……こうなるとはおもってなかった。
 
『このままでは不味いです』
「見てればわかるけど? こっちもとりあえず逃げとく?」
 
 あの二人の喧嘩はもう決戦レベルになってる。世界終末レベルだよ。二人のせいで、木の集合体がどんどんとハゲていってる。哀れな。二人はただぶつかってるだけだ。魔王はともかく、勇者はもっと頭良い戦い方をしてた気がするが……まあ魔王もああ見えて戦闘バカなだけあってそこら辺は考えてたと思うけど、今は二人ともただ本能のままにぶつかっている。そしてその余波がとんでもない。
 二人は多分だけど、この木の集合体の力ももぎ取ってる? 他のヴァイスが枯れている。
 
『そんなことをしては二人がこの世界に取られますよ』
「どういう事!?」
『あの二人はまだ自分たちを取り戻していません。それなのに、貪欲にこの世界の力を取り込んでる。そうなると世界の意思があの二人の新たな体を支配してもおかしくはない』
「なるほど……」
 
 鬼の居ぬ間なんとやらって奴か。私の影響があるポニだからこそ、二人の覚醒を待つことが出来たのかもしれない。私には別に二人を支配する気はなかったしね。純粋な助けたいって気持ち百パーセント! ほんとだよ? 
 
「どうやったら二人の覚醒を促せる訳?」
『どうでしょうね……アナタのポニがまだ残ってる内に内側から衝撃を与えて見るとか……でしょうか?』
 
 ここでショック療法なの? 原始的過ぎない? そもそも……さ。
 
「私、触れないと其れ出来ないけど?」
『頑張ってください。二人の行動を解析、分析して予測線は出しましょう』
「しょうがないか。全く世話が焼ける二人だよ!!」
 
 私は最後の力を振り絞って二人に向かう事にした。

劇場版SHIROBAKO 観た!!

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 今日劇場版SHIROBAKO観ました! いや~劇場に行くなんて数年ぶりです。自分は別段劇場まで脚を運ぶ意味ないかなって思ってますからね。てか最後に劇場で観たのは多分、まどか☆マギカでした。

 どっちもアニメですね。去年スターウォーズが公開されたからそれはちょっと気になってたんですけどね。でも7も8も観てないし、9だけいくのもな~って思って結局いきませんでした。

 そもそも自分の中では1から6まででスターウォーズは完結してるので。まあ続いてくれるのは嬉しいですけどね。それは白箱も一緒です。テレビアニメから待ちに待った劇場版。重い腰を上げて見に行ったら………………うん、最高でした。やっぱり白箱はよかですね。

 アニメから作中で四年が経過し、なんと武蔵野アニメーションは衰退……そこから這い上がってかつての仲間を集めて劇場アニメを作る! ってのが今回の白箱です。

 なんかおいちゃんが色っぽくなってましたね。お姉ちゃんは結婚してたし(子供あり)主役四人の内、一人くらい結婚しててもおかしくない歳ですよね? まあだれもそんな描写はなかったですけど。

 細かい内容にはあまり触れませんが、とりあえず思ったことをいうと……『遠藤まじ爆発四散しろ!!』って劇場で思いましたね。なにあの奥さん!? いやテレビ版でも出てきた時めっちゃ可愛い奥さんいるやんけ! って思いましたよ。けどその時は本当にちょっとだけでしたからね。その人の事はあんまりわかんなかった訳ですよ。

 でも今回は武蔵野アニメーションが衰退した時に遠藤さんはふてくされちゃって、仕事やらない紐になった訳です。そのせいで奥さんはスーパーのレジ打ちに出稼ぎですよ。

 そうなると普通は不満だってたまって夫婦仲ギスギス、最悪離婚でしょ!? でも遠藤さんの奥さんはこう言いました

『遠藤君といられるだけで幸せ。私は遠藤君が凄いって知ってるよ』

 天使ですか? こんな良い奥さんにスーパーのレジ打ちしてる遠藤を銀幕の中に入ってぶん殴ってやりたくなりましたね。まさにヒロインでした。遠藤と奥さんのミニ色紙を特典追加して欲しいくらいです。そうしたら二回目行くかも知れません。

 それと個人的に一番好きだったシーンはりーちゃんとマイタケさんのキャッチボールのシーンでした。今回あれだけテレビ版では頼もしかったマイタケさんがちょっと躓く……というか行き詰まるんですよね。そしてそれを打開するために二人はキャッチボールをします。

 なんでキャッチボール? とか思うかもしれませんが、キャッチボールは度々アニメでは会話というか、心を吐露する行為として扱われるからそれでしょう。なんか言ってる事も深いようなよくわからない様な感じでした。

 でもあの雰囲気が好きでした。いいなーって思いました。

 ここまで絶賛したけど、一つちょっと「ん?」って思った所はミュージカル部分ですね。別に自分はミュージカルが嫌いではないです。ディズニーでも抵抗感ないし。

 けど今回の白箱のそれはちょっと長かったかなって思いました。悪くはなかったけど、ちょっと長かった。そのせいでくどかったかなってね。まあこれはあくまで自分の感想なので。他には文句つける部分はないですね。まさに待ちに待った白箱だったと言えます。

 とても楽しめました。制作スタッフの皆さんありがとうございました。

転生したらロボットの中だった(ただし、でることはできません)輪廻の輪の外へ 73

 鯨の内部から崩壊させてポニ達を奪いそして魔王と勇者が宿るヴァイスへと送ってた訳だけど、流石にただやられるだけの奴ではなかった。それを初めて少ししたら、なんかG-01の姿を模した様な存在が攻撃を仕掛けてきた。流石に内部で大規模な攻撃は出来ないって事だろう。
 それにポニの姿は戦闘向きじゃない。なにせ手足短くて胴体が長い。防御も攻撃もしづらい形だ。だからこっちを真似てきたんだろう。なにせあれもポニの集合体。ならその姿形だって自由自在だろう。
 
「つっ!」
 
 こっちの攻撃が当たっても、向こうは堅そうに見せて実は柔らかい。てか堅くも柔らかくも出来るみたい。見た目はほぼ同じように模倣してるの攻撃を受けた所を柔らかくしてこっちの腕とかを中に巻き込んで固定して、そうして逆にこっちに連打を浴びせてくる。
 
「きゃあああああああああああああああああああああああ!!」
 
 一回のその判断ミスのせいでかなりのダメージを受けた。しかもしかも――だ。関節部分になんか頭にとんがったアンテナみたいなのを生やしたポニ達が飛びついてきた。今もユニットは動いてる。次々とポニ子とかがその影響を広めてるのに、こいつらはその様子がない。
 
 頭のアンテナは介入対策なのかもしれない。関節部分にポニ達がはさまってるせいで身動きができない。そこにG-01を模倣したポニの集合体が迫る。
 
「ちょっ!? ピンチだよ! どっかに武器無い!? そうだ! こういうときは頭のバルカンを――」
『そんな物はありません』
「役立たずうううううううううううううううううううううう!!」
 
 なんで無いんだよ! 私のうっすい記憶にあるロボットにはあったよ。目の前まできたG-01の偽物はその腕を高速で回しだした。
 
「なにそれ! こっちにも無い機能実装しないでよ!!」
 
 そんな事を言っても無意味なのはわかってる。けど言わずには居られないじゃん。だってそれが今まさに私の……G-01の胸に突き刺さりそうなんだもん。
 
「ん!!」
 
 私は思わず目をぎゅっと閉じた。今まではG-01は私に安心感を与えてくれていた。バトルってても、私は安全だろうって思い。それこそ空獣ほどの相手でもないと……とか高をくくってたが、自分自身となると話は別だ。もちろ姿だけなのはわかってるけど、相手は世界そのものであるのも知ってる訳で……だからこそ、G-01の装甲さえも砕いて届きそうだっておもった。
 
『強大なエネルギー反応です』
「目の前の奴でしょ?」
『違います。二つのエネルギー反応があります」
「それって――」
 
 そんな報告の直後、この暗い空間が切り裂かれた。それはつまり、鯨の形をしてたポニの集合体がぶったぎられったって事だ。外の光がまぶしさを伝えてくる。けどそこはG-01と一体化してる今、直ぐに見える様になった。空には二つの存在が居た。
 
 それは多分……いやきっと……勇者と魔王の二人だと思う。