uenoutaの日記

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転生したらロボットのなかだった(ただし出ることはできません)運命という世界線を壊せ 836

 サーザインシャインインラが復興していく。ある程度の復興は圧倒今に終わったといってもいい。実際はこの波でほぼサーザインシャインインラの建物は壊された。中心だったオアシスの上に建てられた宮殿も崩壊してた。そこで生き残ったのは、ごくわずかな人たちだけ。それもこちら側に協力してたくれてた人たちだけだ。

 まあ実際、そういう風に守ってたんだから、ほかの奴らがあの砂獣が襲い掛かってくる中で、生き残れる……なんてことはありえない。教会を信じていたやつらはもれなく砂獣の腹の中に納まっていった。

 教会に毒されていた上層部は一掃された。だからこそ、まともになってたてなおってほしいと思うよね。確かに私がG-01によって施設を作ったから、大抵の物資はその施設が供給してくれるようになってる。

 けど生物にとって水というのは必要不可欠な物資なわけだ。そしてこの世界の水源はここのこのオアシスなのだ。実際、よくよく考えたらこのオアシスだけで、ほかの街の水とかを一手に引き受けてるっていうのは、なんかおかしいような? そんな気もするが、でも実際、この乾ききった世界にはほかに確実に水を得る手段がなかったんだろう。だからこそ、このサーザインシャインインラの水源がこの世界の人たちにとっての命綱だった。

 

 ここの上層部連中は教会と組んでかなり悪どい取引をやってたみたいだね。足元をみる――というのだろう。そういう取引だ。けどそれも改ざんされるとお思う。きっとこのままだと復興をしどうしてるおじさんがそのままトップに立つだろうし、このサーザインシャインインラを攻撃した意味は、他の……それこそいまでも教会によってる街のやつらだってその意味を考えるはずだ。

 いままではほかの……それこそまだ教会側についてる街の偉い奴らはきっと「自分たちは見捨てられない」とか「自分たちは特別だから」とかいう自負があったはずだ。でもサーザインシャインインラが見捨てられたという事実はつまりは教会は地上を捨てたといっても過言ではない。ほかの街の、まだ教会側についてたやつらは、サーザインシャインインラが捨てられた=自分たちも捨てられた――と受け取ったはずだ。

 なにせ教会が本拠地にしてる中央以外はこのサーザインシャインインラの水で成り立ってるのだ。そういわけで、ここをつぶしてしまえば、中央以外は干上がってしまうのは時間の問題だ。つまりは教会は、中央は周囲の街を切り捨てた……ととらえるには十分だ。そうなるとみの振り方を考えないといけない。

 今かつてないほどに、この世界は揺れている。王がいるアズバインバカラへとつくか、それとも裏でこの世界を牛耳ってきた教会につくか……だ。そして誰もがわかってる。いずれそう遠くないときに、大きな戦いが起こるということに。