混乱の魔法をかけたダンゴムシが暴れてる。けど予想よりも教会の対応は早かった。最初は何やら指揮官的なやつが何かを使って抑えようとしてたみたいだけど、混乱の状態ってのは経験したことがなかったのか、それはうまくいかなかった。
私としては、しょうがないから攻撃する……とかになってくれたら嬉しかったんだけどね。だってダンゴムシはかなりでかい。殺すとなると、大変そうだ。それにそれは同士討ちだからね。単純に戦力が減るのも大きい。
それに同士討ちとなったら、色々と精神にも来るじゃん。そういう精神が教会の奴らにあるのか知らないが、もっともっと混乱してほしい。でもそこそこ優秀なやつがいるらしい。まずはダンゴムシ同士で正面衝突した。
「衝撃耐えろおおおお!!」
とかいう声が聞こえた。そして混乱してるダンゴムシに一体のダンゴムシが正面からぶつかった。それによって二匹は拮抗する。なにせ同じ個体? かはしらないが、同じ種族ではあるだろう。
つまりはそんなに力に差はないから、拮抗するのは当然だ。そして狙いはそれだ。向こうは混乱したダンゴムシが無差別に暴れるのが嫌だったのだ。
だからこそ、その動きをまずはとめた。そしてそれから他のダンゴムシに司令をだして、混乱してるダンゴムシを囲むように他のダンゴムシが突進してくる。そして完全に包囲したら、今度は上に乗ってた教会の奴らが何人か飛び出して、暴れてるダンゴムシの方へとやってきた。
「あれがこの部隊? の一番偉いやつ?」
それはなかなかに綺麗な女の人だ。ペニーニャイアンが男を虜にする魔性の女的なやつだったのに対して、今見えてる人は清楚。そう言える。
いや格好は結構エッチ……にみえるけど、その雰囲気がなんか清楚だ。彼女も周囲と同じローブを来てるんだけど、それがなんか肩からずり落ちてるんだよね。それによって、胸とかが見えてる。てかあれは見せてると思う。
彼女はかなりの巨乳だ。その胸がこぼれないように勿論服を来てるわけだけど、かなり際どい。それに胸のあいだとか、細い線しかないしね。
白いおっぱいが零れそうにプルンプルンしてる。透き通るような白い肌。更に真っ白な長い髪。ティアラを飾り、そして顔には上半分を覆うような、何やら仰々しい目隠しというか顔隠ししてる。それでも口元とか鼻とか美人だと思える。
彼女はふわりと浮いて混乱してるダンゴムシに膝を折って触れる。そしてナデナデすると……なんか天上から光と羽が降り注いできた。すると、どうやらダンゴムシの混乱が解除されてしまったようだ。
むむむ……やってくれるねあの人。