uenoutaの日記

好きなものを描いたり、買ったものを紹介していきます。

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 854

 なかなかの収穫だったね。私は手に3つの都市核を得てる。G-01ならもっと集めることは難しくなかったが、どうやら向こう……教会も空の扉を監視してるらしい。あれを見てたら、どの都市核が人の手に渡ったのか……それがわかるからね。多分だけど、教会側はちゃんと聖騎士達と密に連絡を取り合って、次にどこを狙うのかとか、教会の指示通りに動いてるんじゃないだろうか?

 それなのに……それなのにだ。何故か自分たちか向かわせてないところの都市核が何故か白くなってるんだ。なにかおかしい……と思ったんだろうね。向こうもきっとスパイとか斥候とかそういう人材はいるだろう。だからそいつらに指示して私の動きを掴んだのかもしれない。実際G-01についてこれるわけはない。でも私は目立つ。いつもはシンボルみたいに同じ場所に座ってアズバインバカラを見守ってるからね。そこからいなくなってたら、どこかに行ってるとはすぐにわかる。それに……だ。私は最終兵器的な、そんな存在だ。

 なので私が居ないことと、そして都市核のシンボルが赤から白になってる事……それを結びつけて私が都市核を集めてると向こうもわかったんだろう。そうなると、向こうも行動してきた。なんか沢山砂獣を出してきた。

 あのキラキラとした聖騎士達。奴らは何かを砂へと投げた。すると砂の中からそれを目掛けて砂が盛り上がってきて、そこから砂獣が出てきた。その時はまだ、砂獣は野生って感じだ。支配されてる感じはなかった。それこそだって空にいる聖騎士たちに敵意むき出し……って感じだったからね。

 そしてすぐに普通の聖騎士たちが攻撃を開始する。わざわざ倒すために砂獣をおびき出した? とか思ったけど、聖騎士達はある程度傷をつけたら聖騎士達は砂獣が届かない上空へと上がった。

 

「聖印よ」

 そんな風に聖騎士達が言ったように聞こえた。そして何度も何度も「聖印よ」と繰り返す。すると砂獣はなんだか苦しそうに震えだした。そして一瞬、なんか聖騎士達が掲げてるものと同じ印? が見えたようなきがした。するとその段階で何やら砂獣は大人しくなった。

 ある意味でなんか面倒な気もするが……実際はすべての砂獣を傷つける必要なんて無いのかな?

 

「行け」

 

 デカい聖騎士がそう言うと、一斉に砂獣が動き出した。それから聖騎士達が向かってる場所とは反対の遠いところへと沢山の砂獣が迫ってきたのだ。まあ別にそいつらを蹴散らすなんてG-01なら楽勝である。

 けど3つにとどめたのは、考えがあるから。当然だけどね。