uenoutaの日記

好きなものを描いたり、買ったものを紹介していきます。

転生したらロボットのなかだった(ただし出ることはできません)運命という世界線を壊せ 865

 聖騎士達が真っ白な羽を羽ばたかせて向かってくる。羽を羽ばたかせるたびに、その真っ白な羽がふわっと舞ってとてもきれいだ。まあ綺麗だからって強いとは限らないけどね。

 私は地上付近でブースターを駆使しつつ、奴らの追撃と攻撃をかわしていくよ。奴らのメイン武器は騎士らしく剣だ。でも剣らしく使ってるかといえばそうではない。

 なにせ剣を振れば光の刃が出てきて、突き刺せば光が走って対象にぶつかりに来る。それは実際、とても強力なんだろう。けど……

 

「こんなものか……」

 

 って感じである。まあ私、G-01だからこそではある。だってそのエネルギーから換算したら、G-01のボディに傷をつけられる? かはわかる。まあ脅威に感じてないってことはほぼ問題ないってことなんだけどね。

 

「出てこないか……」

 

 私を人形とか言って馬鹿にした癖に、それを発した一番大きな聖騎士は動き出さない。あいつならG-01に傷をつけられる可能性は――ちょっとはある。まあほとんど無理だと思うけど、そこらの普通の聖騎士達よりは可能性はある。それに……だ。どうやらあの大きな聖騎士は都市核の力を使えるようだ。単体でね。

 もちろんだけど、奴らは私のように都市核を改造とかしてない。なのでどうやら教会には都市核の力を利用できる術……というか方法が伝わってるのか、それとも発見とかしたのか。まあでもどっちでもいい。

 

「おっ」

 

 なんか数人が前に回り込んできた。そしてなんかその二人が重なるように飛ぶ。すると……だ。なんとそいつらがでっかい聖騎士へとなった。でも完璧じゃない。上半身だけしかない。

 そしてその両腕を引いた上半身だけのでっかい聖騎士は勢いよく突っ込んでくる。翼はあるから、移動とかは支障がないみたいだ。でっかくなった聖騎士はだいたいG-01と同じくらいというか、そんな感じだ。確かにこれなら有効打をあたえられそうではある。

 近くに来てその大きくなった腕をこっちに向かってふるってくる。それに対して私は片腕を引いてパンチを放った。

 

「とりゃああ!!」

 

 という感じでかわいい声を私は出したよ。