uenoutaの日記

好きなものを描いたり、買ったものを紹介していきます。

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 794

 特別な砂獣達は必死に……それこそ死力を尽くしてG-01を倒そうとしてくる。いやいや、流石にもうその差は途方もない……と感じてるはずなんだけどね。どうしてここまで向かって来るのか理解に苦しむ。

 逃げることは恥とか思ってるんだろうか? まあ実際逃さないが。だってコイツラは教会が作り出したと行ってもいい他とは違う砂獣だ。野放しにはして置けないしね。ここで潰しておくのがベストだろう。

 だから逃げるられるはずなんてないんだが……逃げようとしないのには違和感がある。まあ逃げるって言う行為は、それこそ生命だから起き得る衝動なのかもしれない。

 

「死」

 

 ――それを感じる事で、生命は恐れをなす。それは自分が終わりることもそうだし、きっと自分の子種を残せないこととかへの恐怖なんだろう。でも砂獣はそもそもが生命じゃない。だからこそ、死への恐怖なんてのはない。

 奴らには引くなんて行動原理がないんだろう。達人とかだと、その力量を一太刀浴びせるだけで見抜くとかいう。それが本当かどうかは知らないが、強いやつってのは他者の力量を見抜くことも上手いイメージはある。

 それにこいつらは知能もある。きっと理解してるはずだ。私と自分たちの間には超えられない壁がある……と。普通の砂獣達はそんなの理解しようもないし、その頭もないから、ただただ向かってくるだけ……になるのはわかる。

 でもコイツラは違う。でも逃げないし、なんなら今でも私も倒そうと向かってきてる。結構謎だ。まあ遠慮何てしないが……

 私は向かってきてた多腕砂獣のその強化された鎌の攻撃を甘んじてうける。奴は私の胴体の胸のあたりを狙ってた。もしかしたら私の存在に気づいたか? 一応知能はあるし、だれかが乗ってる……と思うかな? ただ弱点がそこら辺にあると思っただけなのかもしれない。

 とりあえずそれは甘んじてうけた。4つの腕の同時攻撃。さっきは肉を裂いてた攻撃だ。まあG-01に肉はないが、装甲をえぐる事はできてたわけで……まともに喰らったら、それこそ私とコンニチワ出来たかもしれない。

 でももちろんそんなことはない。食らったが今度は装甲がえぐれるなんてことはなかった。でもそれでも……という感じで、攻撃を続けようとした所に、私は腕を使って、多腕砂獣を頂きますした。

 どういうことかというと、ご飯のときに頂きますってするじゃん。その手のように、両手を合わせたのだ。

 

パァン!!

 

 と小気味いい音がなって多腕砂獣は汚い血を撒き散らして終わった。