uenoutaの日記

好きなものを描いたり、買ったものを紹介していきます。

2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ある日、超能力が目覚めた件 294P

「それにしても、貴方もその……力を?」 「何ができるんですか?」 「あはは、私は彼女のようにすごいことは出来ないよ。それこそ傷を治せるなんてそんな奇跡のような事は全くだ」 そう言って自身の力は大したことはない……と謙遜するアンゴラ氏。でも三人に取…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 930

「なんだなんだ?」 そんな声が周囲から聞こえてくる。それはアズバインバカラの人々とも、外から来た人達の間からも上がってる。まあそれはそうだろう。なにせドローンがいきなり一人の男の頭を鷲掴みにして空中に持って行ってるし、それにドローンが四機集…

ある日、超能力が目覚めた件 293P

「いや待てよ……ここには三人で彼女たちは来た……」 「え?」 「それってつまりは……」 「うん? ちょっ……その……何考えてるんです?」 野々野小頭は引いてた。なにせ……だ。なにせ男三人の期待に満ちた眼差しが野々野小頭に注がれてるのだ。そしてその意味……それ…

ある日、超能力が目覚めた件 292P

「えっとやっぱり信じては……」 いきなりの大川左之助の発言にショックを受けたような感じにシュンとする草陰草案。それに対して、大川左之助は慌ててフォローを入れる。 「違う違う。さっきも言ったけど、その力は間違いない。信じてるよ。でも……」 「でも?…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 929

「あれは……やっぱり無理矢理にでもやろうとするよね」 一人の一般市民からエネルギーの高まりを感じる。そしてそれはこの世界の一部の人達が魔力と呼ぶ力。実際魔力とか言ってるが、それは人が当然に持つエネルギーをどう使うかってことで……それを肉体内で使…

ある日、超能力が目覚めた件 291P

「どうして? なんで? 一体どうやったの?」 そう言ってそのめっちゃイケメンな人が草陰草案へとグイグイ来る。他の二人は「すみません」とかいってるが、二人も興味津々なのはかわりはないみたいだ。 「ちょっと落ち着けよ」 「これが落ち着けるわけ無い。…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 928

まあもちろんだけど、色々とここアズバインバカラの人たちがそう思った理由はほかにも色々とある。ただ単に続けざまにアズバインバカラの住民が殺されたから……ってだけじゃない。 殺されたのは結構評判がいい人たちみたいな? そこそこ顔が広くて、ご近所で…

ある日、超能力が目覚めた件 290P

「よろしくお願いします」 草陰草案が元気に挨拶する後ろで、野々野小頭がぼそっと同じように挨拶してる。さらにその後ろにはアンゴラ氏がいる。どうやら野々野小頭は兄である野々野足軽に頼めなかったからアンゴラ氏を頼ったらしい。 そして三人の前には一…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 927

「ふう……危ない危ない」 私はコクピットの中から状況を見つつそうつぶやくよ。流石にここでアズバインバカラの住民と、それ以外の住民が全面的にやりあうのはまずい。 なにせそうなったら、決定的な確執へとなってしまうだろう。そうなると困る。まあ私は困…

ある日、超能力に目覚めた件 289P

「いる?」 そんな事をいって扉をちょっと開けて頭をのぞかせてくる野々野小頭。ベッドに寝転がったままの野々野足軽を見つけて、ムッと頬を膨らませる野々野小頭。すると彼女はバァン! と扉を開けてズカズカと野々野足軽の部屋へと入ってきた。 「ちょっと…

転生したらロボットのなかだった(ただし出ることはできません)運命という世界線を壊せ 926

「俺たちは絶対に出ていくなんてしねーぞ!!」 「そうだそうだ!! 俺たちはきちんと仕事だってやってる!! 出ていく理由なんてねえーー!!」 「ああ、その通りだ!!」「先に住んでたのがどんだけ偉いっていうんだ!!」 そんな風にこっちの建物にいる外…

転生したらロボットのなかだった(ただし出ることはできません)運命という世界線を壊せ 925

ある日、仕事に行こうとしたときこの建物の周囲に沢山の人たちが集ってるのに気づいた。先に来てた人たちに何が起こってるのか? と聞くと、そんな必要ない声が聞こえて来た。 「貴様らはここから出ていけー!」「出ていけー」 「お前たちが来たせいで、この…

ある日、超能力に目覚めた件 288P

コンコン―― という音が響く。その音を聞いた野々野足軽は扉を上げる前に「はあ」と大きなため息をついた。なにせ、なにを言われるのかわかってるからだ。別に野々野足軽は盗聴とかを趣味にしてるわけではない。けど、最近はいろいろと見てないといけない所が…

ある日、超能力に目覚めた件 287P

「やばいことになった……」 そんなことを言って、野々野小頭は頭を抱えてた。ちょっと前までは、友達の心配をして、さらにはこの世界には実は変な力らしきものがあるのかも? とか思い悩んでもいた野々野小頭だ。それの原因は大体が友達の草陰草案のせいであ…

転生したらロボットのなかだった(ただし出ることはできません)運命という世界線を壊せ 924

「おめえら、ちょっといいか?」 仕事中、監督さんの声で皆の作業が止まる。汗を拭きつつその声に振り向くと、なにやら黒光りする監督の横に、鎧に身を包んだ仰々しい輩がみえる。勿論だけど軍の人らしいその人は帯剣してる。このクソ暑い砂漠であの格好は感…

ある日、超能力に目覚めた件 286P

「あれは、病室でオカルトちゃんねるを見てたときだった」 なんかキラキラとした回想の入りをする草陰草案。どうやら草陰草案にとってはその瞬間がとても感慨深い思い出になってるんだろう。それを否定するつもりもない野々野小頭は「さっさと要点だけいって…

転生したらロボットのなかだった(ただし出ることはできません)運命という世界線を壊せ 923

ざわざわと路地に人が集まってる。仕事を終えて、風呂にも入って、仕事終わりに街に繰り出してるたくさんの人たちの一部でその騒動は起こっていた。 「何があったんですか?」 先に野次馬になってる人に対してそんな風にきく。楽しい気分に水を差された感じ…