uenoutaの日記

好きなものを描いたり、買ったものを紹介していきます。

2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ある日、超能力に目覚めた件 273P

パチパチ――と素早くまばたきをする野々野足軽。別にそれで誰も不審になんて思わないから色々と何やら話し合ってる小頭とおっさんたちをしり目にサイコメトリーを駆使する。そしてその頭に草陰草案の記憶の残留思念が流れてくる。 余談だが、残留思念というの…

ある日、超能力が目覚めた件 272P

「これは……」 いつもの廃墟に来た。いや、いつもの廃墟なんてそんな風に言うのはおかしいが、野々野足軽には最近では馴染みの廃墟なんだからしょうがない。最近よくここにきてる。それこそリアルでも、精神だけでも……である。まあ精神だけって言っても、ただ…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 909

「その巫女というのはペニーニャイアンですね」 『はいそうです』 別に知られてるのは何も驚くことは出ない。なにせ勇者がペニーニャイアンの邸宅で暴れたらしいし、それから色々と起こったわけだからね。具体的には勇者が王様を連れ出すって大事件が起きた…

ある日、超能力が目覚めた件 271P

「すみません遅くなって……こちら、えっと……不本意ながら私の兄です」 「おい、なんだよ不本意って」 いきなりあんまりな紹介をされた野々野足軽である。妹としてもなにやら複雑な思いがあるのかもしれないが、兄としてはそんな紹介は不本意である。なので文…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 908

「私達の側……それも王族派になくとかではなく……ですか?」 『はい』 ふむ……まず最初に考えるのはこれが罠とかじゃないのか? ってことだよね。でも……私はモニターを見る。そこにはドローンが映してる彼女の心拍やら呼吸やら発汗やら……そんなデータがある。人…

ある日、超能力が目覚めた件 270P

はてさて、妹に泣いて頼まれたら、世の中の「お兄ちゃん」は断れないものである。いや偏見かもしれないが、野々野足軽は少なくともそういう「お兄ちゃん」であった。普段からベタベタとするような兄妹仲ではないにしろ、ちゃんと家族愛……みたいなものはある…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 907

『どういうことでしょうか? それはつまり、私に教会につけと……そういうことですか?』 私は目隠しの聖女の思惑がわかんなくて、普通にストレートに返した。するとなんか彼女から予想外の返答が返ってきた。 「貴方様は……女性なのですか?」 『ああ……』 なる…

ある日、超能力が目覚めた件 269P

「どうしたんだ?」 「お兄ちゃんには関係ないから……」 家の玄関の扉を開いて、帰ってきた野々野足軽。そこには何やら玄関の前で制服姿のままウロウロとしてる野々野小頭がいた。足軽の言葉にとっさにイラッとした感じで返した小頭だったが、何やら彼女は考…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 906

さてさて、そんなに時間はない。なんとか皆止めようとしてるが……すでに何人かは「これは無理だ……」と諦めてしまってるものだって居る。でも私はそんな簡単に諦めることはない。寧ろやれるって思ってる。これもまた一つの勉強程度の感覚だよ。 私はちゃんとG-…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 905

「止まれええええええええええ!!」 「俺たちの街をまもるんだあああああああああああああああああ!!」 そんな事を叫びながら、ザンサンシャカレの兵士たちは足元へと剣を突き刺したりしてる。それは実際刺さってはいる。けど、それでもダンゴムシは止ま…

ある日、超能力が目覚めた件 268P

「どう?」 「……いない……と思う」 野々野小頭達は開け放たれた自動ドアのところから暗闇が口を開けてるような……そんな内部を覗いてた。一応まだまだ日が高い。だからこの廃ビルの内部だってまだ明るいところは明るい。なにせいろいろと壁が崩れてたり、窓が…

ある日、超能力が目覚めた件 267P

「何笑ってるのよ? あんたも見たでしょ? 今の……あれ」 「だからだよ!」 疑問を口にした野々野小頭に向かってすごい勢いで肩を掴んでぐわんぐわんとしてくる草陰草案。興奮してるからかなんなのか、野々野小頭が前に後ろに揺られることになった。 「やめっ…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 904

これでこっちが占拠したダンゴムシが3つ、そして教会が占拠してるのが二つである。こっちに有利に傾いた。でもこれでこっちが勝利を宣言できるのか? って言えば微妙なところだ。 いや、ここで「やられた」となって目隠しの聖女達が撤退してくれたら、それは…

ある日、超能力が目覚めた件 266P

「何をそんなに怖がってるんです?」 「かわいいのにね」 野々野小頭と草陰草案はそんなふうにいって黒猫に向かって「ニャーニャー」といってみる。そんな女子中学生の可愛い光景を見てても、後ろのおっさんたちはほんわかすることはない。なぜなら、昨夜の…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 903

「いっけええええええええ!!」 私はまずはドローンたちを編隊を組んで上昇させた。そして大きく旋回。そして縦に並べて、更に途中で二手に分かれさせる。二手に分かれさせるのは二箇所ででっかい教会の奴と戦ってるからである。 そして急降下からの突貫!!…

ある日、超能力が目覚めた件 265P

「はあ……」 そんな大きなため息を野々野小頭はついてた。なにせ彼女は別にそんなにオカルトに興味があるわけじゃない。じゃあなんで不思議研究会なんてオカルトな部活……というか同好会――に参加してるのか言えば、一言で言えば楽そうだったから……である。友達…

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 902

「ほらほらーここだよーここを攻撃する方がいいよー」 と私は一人でコクピット内でそんなことを言いつつ応援してる。けど……ザンサンシャカレの兵士達は皆全然気づいてくれない。 「諦めるな!! 絶対に倒せる!! 通ってるぞ! ――ぶっ!?」 せっかく声を出…