uenoutaの日記

好きなものを描いたり、買ったものを紹介していきます。

2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

転生したらロボットの中だった(ただし、出ることは出来ません)運命という世界線を壊せ 823

「大きいな」 そんな風に立ち上がった鬼を見上げてつぶやいた。思わず逃げたくなる。それに今は頼れる存在だっている。世界の外にはそれこそ自分ではどうしようもないほどに強大な存在なんてゴロゴロといる。それを知ってしまった。だからきっとこれだって任…

ある日、超能力に目覚めた件 186P

「それで何のよ−−うわっ!?」 桶狭間忠国は素早く腰を落として野々野足軽の懐に踏み込んできた。しかもきちんと顔を守るかのように両手でガードしつつ、体を丸めてやってきてそしてボディから攻めようとしてきた。それを野々野足軽は何とか交わす。 「何す…

転生したらロボットの中だった(ただし、出ることは出来ません)運命という世界線を壊せ 822

黄金の鬼の角と力を凝縮した聖剣がぶつかり合う。ギチギチ、バチバチと拮抗し合う剣と角。でも…… 「くっ!?」 鬼が大きくかぶりを振って吹き飛ばされた。やっぱりだけど、まだダメだ。この程度じゃ、鬼の角を切るには足りない。自分を弾き飛ばした黄金の鬼…

ある日、超能力に目覚めた件 185P

学校での充実した時間が終わりを迎える。そして下校して、名残惜しくも平賀式部とも駅で別れた野々野足軽だ。どうやら平賀式部には家庭教師がついてるらしい。それも現役東大生とか。 そんなことを言われると野々野足軽は「大丈夫なのか?」とか思ってしまう…

ある日、超能力に目覚めた件 184P

再び力を薄く広げて学校の敷地全てをカバーするくらいに広げていく。その時に山田奏とか見つけたが、今は関係ないから野々野足軽はスルーをす−− 「なんで?」 −−思わず野々野足軽の口からそんな言葉が出る。なぜならば……山田奏の側にいたからだ。誰が? なん…

転生したらロボットの中だった(ただし、出ることは出来ません)運命という世界線を壊せ 821

聖剣の刀身が輝く。それもただ輝いてるだけじゃない。なんて言ったらいいのだろうか? 聖剣なんだから、輝くくらいするだろうって思うだろう。実際、その通りだ。聖剣だから人々を魅了するような輝きを放つなんてのはお手のものだ。 それだけじゃない。聖剣…

転生したらロボットの中だった(ただし、出ることは出来ません)運命という世界線を壊せ 820

「助かる!」 黄金の鬼は砂獣の彼女の糸に引っかかってすっ転んだ。でもそれだけで別にダメージなんてのはないだろう。ならすぐに起き上がろうとするのが普通だ。けどそこにさらに砂獣の彼女は何かしてる? その八つある? いや彼女は蜘蛛の下半身に人間の上…

ある日、超能力に目覚めた件 183P

「足軽君」 「あ、ああ」 もう一度呼ばれて、野々野足軽は平賀式部の元へと走っていく。その時にちょっと哀れそうに桶狭間忠国を見る。桶狭間忠国は悲しそうな顔をして野々野足軽を見てた。もしかしたら野々野足軽なら「一緒に行こう」とか言ってくれる−−と…

ある日、超能力に目覚めた件 182P

「おはようございます。いい天気ですね。それじゃあ、行こう足軽君」 そう言って野々野足軽を促して歩き出す平賀式部。それは暗に「お前はついてくるなよ」と言ってるようなものだった。きっとこれまでコソコソしてたし、それにようやく野々野足軽が平賀式部…

転生したらロボットの中だった(ただし、出ることは出来ません)運命という世界線を壊せ 819

一発一発がクソ重い黄金の鬼の攻撃。でもその動きはとても荒い。まさに獣というものだ。そこに技術はない。確かに圧倒的に力の差があるのなら、それでいい。それこそ圧倒的な力の前では技術なんてのは押し潰されたりする。技術を押し付けられるのも、ある程…

ある日、超能力に目覚めた件 181P

(面白い) 桶狭間忠国の動きを見て、そんなことを言うアース。アースは地球そのものの意志みたいなもので、あんまり興味を持つ……なんてことはない。最近はそれこそ美味しい食べ物くらいだ。それ以前がなんだったのかなんて知るよしもないが、野々野足軽と出…

転生したらロボットの中だった(ただし、出ることは出来ません)運命という世界線を壊せ 818

鬼が叫ぶ。それによって、自分の体は吹き飛ばされる。それだけの圧力がある咆哮だった。近すぎるから、一旦自分を引き離したかったのかもしれない。いきなりその力がごっそりと減った。そのタイミングでこっちは仕掛けたわけだが……黄金の鬼はそれに戸惑って…

ある日、超能力に目覚めた件 180P

力を使って野々野足軽は自分をずっと尾行してる桶狭間忠国に気づいた。 (さて……どうするか) そう考えるが、実際できることなんてほとんどない。下手に動いてしまうと、桶狭間忠国に疑われる可能性もある。なにせ桶狭間忠国は色々と犯罪まがいのことが上手…

転生したらロボットの中だった(ただし、出ることは出来ません)運命という世界線を壊せ 817

大きな振動と、そして砂柱を立てて鬼は地面に倒れ込む。これでやった……なんてのは思わない。流石にそこまで鬼は弱くはない。確かに鬼のエネルギーは一気に小さくなった。だがそれは今までと比べてってだけであって、そもそもが鬼が内包してるエネルギーは強…

ある日、超能力に目覚めた件 179P

野々野足軽は登校してる。それはこの春から通い出した通学路であり、まだまたかって知ったる−−とまではいえないほどの通学路。この春にはまさかこんなに早く、野々野足軽は自分に彼女ができるなんて思ってなかった。 (欲しかったけど……) それがこの学校一…

転生したらロボットの中だった(ただし、出ることは出来ません)運命という世界線を壊せ 816

「なんだ?」 黄金の鬼の様子が何やら変わった。それに……だ。さっきまでその力が高まりつつあったのに、それが一気に縮小したような……そんな感じを感じた。 「いや、なんでもいい。これは−−!!」 自分は一気に聖剣の力を解放した。その瞬間、空気が変わる。…

転生したらロボットの中だった(ただし、出ることは出来ません)運命という世界線を壊せ 815

G-01から伸びたウネウネとしたものは訳がわからない力って訳じゃない。G-01の力に柔軟性を持たせるためにある素材と組み合わせて、更にはこのウネウネ自体にスキャン機能を持たせてる。触れてるものを常にスキャンして、その存在を丸裸にするのだ。そしてそ…

ある日、超能力に目覚めた件 178P

野々野足軽は平賀式部との通話を終えて、朝の支度をした。顔を洗って、朝食を取って、カバンの中身をチェックする。実際の所は、今や学校なんて支給されてるタブレット一つ持っていけば大体事足りる。あとはノートとか。 勿論タブレット自体にもノート機能は…

ある日、超能力に目覚めた件 177P

平賀式部と朝の何気ない会話をして通話をして、それで「また学校で」という締めの言葉とともに、野乃野足軽は電話を切った。 通話を切ったあともしばらくスマホの画面を見てる野乃野足軽。その画面には平賀式部がデカデカと専有してる。 まえはそれこそ恥ず…

転生したらロボットの中だった(ただし、出ることは出来ません)運命という世界線を壊せ 814

G-01の掲げた腕の方に変化が起きる。ガシャガシャとなって、まずの表面の装甲が開いていく。そこから腕のフレームを覆うように円筒形の物体が出てくる。そしてそれから紅い光が出てきた。けどそれは光の粒子とかではない。出てきたその光は集って伸びて、G-0…