なんとか施設を作った。後は勇者に任せて私はお休みだ。何せめっちゃ頭使ったしね。一応この世界のエネルギーで作ったから私の力的に目ビリしたのはないけどさ……頭は……ね。私はそんなに頭良くないのに。
別に何か計算したりとか考えたとかじゃないよ。ただ設計図がG-01の中にあったからそれを元に作っただけだ。オートメーション化されてたから実際私が考えること何てなかったわけだ。じゃあ何故に疲れてるかって? それはもちろん、私自身は何も考えてないが、私の思考のリソースとかは使ってたのだよ。
確かにG-01には優秀なAIに超高性能なコンピュータとか乗ってると思う。けどそれでも私の脳を使ってくるんだよね。なにか役割が違うというか……そんな感じ? ただ計算するだけなら私の脳のリソースを使う必要なんてないと思う。だってそういうのはコンピュータが得意としてるところだと思う。そんなにコンピューターに詳しいわけじゃないけどね。じゃあ一体何に私の頭を使ったのか……それは良くわかんない。でもとりあえずこれだけ大きなものをゼロから生み出したわけだからね。疲れもするよ。まあ私は内部で暇してただけなんだけど……頭のリソースもかなり使われてたから、なんかここ数日はずっとボケーッとしてた。
微妙に微熱みたいだしね。だからいつもは脚までしかつからない液体に肩までつかってお風呂みたいにしてる。勿論その分私が浸ってた容器? みたいなのを縦に長くしなくちゃ行けなかった。でもなんかそういう機能もあるみたいだ。
てかお風呂があるのなら教えて欲しかった。いつもはなんかミストみたいなものを噴射してあわあわになってそれを流して後は温風で乾かす……とかだからね。ゴシゴシとかしない。けどさっぱりはしてた。汚れだって気にならないし、そもそも私って汚れがたまってるのか謎というか。プチュオクミが謎だからね。私はいつか外の世界に出ることは出来るのだろうか?
そんなことをお風呂につかりながら考える。
「それにしても伝道師……ね」
老子会みたいなのを潰せば……とか思ってたけど、その老子会の中でも最重要なのが伝道師という三人らしい。一応蜘蛛人間ヌポポとの会話はちゃんと聞いてたのだ。まあその最中は頭がボートしてたからね。ほぼ覚えてなかったけど、そこはG-01が高性能なおかげで録音してた。それを聞き返すことも簡単だったからね。
後は色々と機能があった。なんか声音を分析したり、それを分析して、何か声音で嘘かどうかを判断できるとか……そんな機能である。細かいところに手が届く、そうG-01ならね!!